100日後に30歳になる日記(22)

◆5月18日

実家から猫の写真が送られてきて幸せ。手前から、十五歳のなぎちゃんと新顔のロロと蓮葉な性格のでんちゃん。みんなのちょっとずつ離れた距離感がメス猫どうしらしくていいな…

◆5月19日

最近のストレス:自販機が60円を十円玉6枚で返してくること

◆5月20日

 呪術廻戦のネタバレを先週食らって、確かめるためにジャンプに置いてある飯屋に向かった。で、本誌で読む。私は二十巻まで単行本で追っていたきり、以降はネットで流れてくるネタバレ情報だけで勝手に物語を補完していた。で、最新話を読んでみると、佳境も佳境という感じで、ちょっと続きが気になった。あの、私は秤金次がぜんぶぶち壊す展開でもオッケーです。
 定食屋で注文したものが来るまでは呪術だけだと間があったので、ジャンプをぱらぱらめくった。するとなんだか強そうなおじいちゃんキャラが出てきているシーンに出くわして、なんの漫画だと遡ってみると、サカモトデイズというらしい。その話しか読んでいないからどういう物語なのかわからないけど、そのおじいちゃんキャラがすごく刺さった。たぶん悪役なのだろうけれど。絵も好きだし全巻集めてみようかな〜。

 やがて注文していた炒飯が届いた。大学の頃にもお世話になった中華チェーン店だ。深夜まで出前も対応しているので、夜通しの麻雀の途中にお腹が減ったらよく頼んで食べたものだ。肉チャー大盛り。あれから年を取って、食べきれるかなと杞憂したけれど、ひとくち食べたら懐かしさがこみ上げてきて、これだよこれ! と迸る思いのままに皿は空になった。けれどそれはすこし思い出よりも味気なくて、きっと、周りに一緒に食べている友人たちがいないからだろうと思った。壁に面した席を立って、会計をしに行く。二百円、値上がりしていた。

◆5月21日

  最近は文学者の忌日や誕生日を調べて、その人を悼んだり祝したりするという口実を見つけて、酒を飲む理由にしている。昨日は永井龍男といういっとう私の好きな作家の誕生日なのでへべれけ飲んだ。それで今日は二日酔い。今日の偉人の誕生日か忌日を調べる。文学者はパッとしたのがいなかったけれども、野口英世の名前を見つけた。いつもお世話になっているのでご恩返しに飲む。

◆5月22日

 美容院に行った。どうせ洗ってもらうからとシャンプーだけして行ったら、洗髪のときに、ふだんはトリートメントとかなさらないんですかと訊かれた。洗ってもらうしいいやと思いましたと白状し、わかるものなんですねお見逸れしましたと返す。

 せっかく髪を切ったが、行きたい場所も見たいものもなく、そのまま自宅に取って返した。なんだかすぐ家に帰るのは損した気分がするので、少し遠回りの道をたどった。

 アークナイツ。上級エリートタグが来てくれた。一ヶ月ぶり。運が向いて来ているな。

確定はチェンだけなので闇鍋にする
嬉しい。あと一人でエクシアも完凸出来る

◆5月23日

 というわけで電子書籍で全巻買った。

 1話、ジョン・ウィックみたいでワクワクが高まる。

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