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シャングリラ/クジラ/てまえどり

 凪良ゆう「滅びの前のシャングリラ」を読んだ。  一月後に小惑星が地球にぶつかり人類が滅亡するという世界で、日本は広島に住むさえない男子高校生視点の一篇からはじまり、次いで鉄砲玉でガラの悪いヤクザ視点……というふうに、連作形式をとりながら、滅亡までの世界で生きようとする市井の人を描く、意地の悪い小説だった。開き直った清々しさがあって、エンタメとしてとても良かった。作者の前作「流浪の月」を読んだときにも思ったけれど、運命のいたずらを書くのが得意な作家なのだろう。  「滅びの

    • 「ベルナデット」面白かった!「ベルナデット」面白かった!「ベルナデット」面白かった!「ベルナデット」面白かった!「ベルナデット」面白かった!

       映画「ベルナデット 最強のファーストレディ」を観てきた。フランスのコメディ映画。シラク大統領夫人であるベルナデット・彼女を主人公にして、強権的な夫に対する鮮やかな逆襲の一幕までを物語っている。気の利いたユーモアや主人公自身のしたたかさが良くて、とても面白かった。パンフを買ったらフェミニズムという単語が頻出していて、これがフェミニズム……? という気がしないでもない。前観たインド映画「花嫁はどこへ?」(傑作)もフェミニズムの文脈で解釈している向きが多かったけれど、わたしにはよ

      • 「レッド・ワン」クリスマス映画がめっちゃよかった!!!!!!!!!!!!!!!!

         今日から公開されたてほやほやの映画「レッド・ワン」。  予告で観てからぜったい観たい!!! と思っていた。私が好きそうな要素しかない。あらすじは、サンタが誘拐されてしまって、サンタの補佐役と脛に傷を持つ天才ハッカーが協力しながらクリスマス前夜、サンタ奪還のために奮闘する物語。予告からしてアクションものだと分かる。わくわく公開初日の初回に行って、それがもう期待以上の出来で、すこし時期は早いけどクリスマス映画っていいなあ、と強く感じた。クリスマスの軽快なBGMとともに物語が展

        • 立冬

           朝、起きると雪が降っていた。札幌の初雪だった。例年と比べるとすこし早い気がする。初雪ならば顔見せ程度にさらりと吹いて夕方には影も形もなくなればありがたいところ、ここ数日悪天候が続いていたのもあって、そのクライマックスだとばかりにべちゃべちゃのみぞれが降る、あられが頬を打つ、なんか向こうでは雷が鳴っていると、てんやわんやの天気だった。仕事に行くときにはさすがに冬の装いを選んだ。滑らない防水の靴に、厚手の外套。フードを目深にかぶって歩く。靴越しにぐしゃりぐしゃりと雪の泥を踏んだ

        • シャングリラ/クジラ/てまえどり

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          日記(2024/10/22-10/31)

          ◆10月22日 今年はじめて雪虫を見た。テンションが上がる。もう冬だ。  最近朝方とか気温一桁がザラで、ぺらっぺらの上着ではしのぎきれない。吐く息も白い。空気が張り詰めたみたいになってて、寝起きでもちょっと窓を開けるとすぐに目が覚める。冬は水道水もきんと冷えて美味しいので大好きな季節だ。はやく雪が降ってほしい。  エラリー・クイーン「Yの悲劇」を読んだ。「Xの悲劇」で犯人に度肝を抜かれたので、こんどこそは犯人を当ててみせるぞと思って目を皿にして読んでいたら、こいつしか犯人た

          日記(2024/10/22-10/31)

          日記(2024/10/27)

          ◆10月27日 朝、起きる。六時半。今日は映画を二作観る予定だった。一作目はアニメ映画「がんばっていきまっしょい」。二作目は「残酷の国のアリス」。  「残酷の国のアリス」というのが、先日観た「シン・デレラ」という監督の手になる最新作らしく、感想や評判を調べたらとても悪い。面白くないらしい映画をそうと知りながら観に行くのは、なかなかどうして楽しいものなのだった。予想外に面白かったらそれはそれで結果オーライだし、面白くなかったら期待通り面白くなかったねと笑い飛ばせる。どっちにど

          日記(2024/10/27)

          雑記(映画)

           映画館で映画を観るのがここ二年ばかりで趣味になってきた。もちろん、サブスクでも観たりはするのだけど、自室だとどうしても気が散ったり、洗濯が終わったら途中で止めて服を干したりしてしまう。それが映画館だと、大きなスクリーンで、携帯の電源をオフにして、映画の世界それだけに没入できる。途中停止なんてないし家事も後からすればよい。二時間前後をひとつのことに集中できるのは、映画館ならではの楽しさだと思う。  それだけに、ハズレの映画を引いた日はもうそれだけでダメだ。さいわい私はまだ三

          雑記(映画)

          紫雲清夏さんとの思い出

           ソシャゲ「学園アイドルマスター」には、紫雲清夏というヒロインが登場する。  北海道出身のアイドルで、私と同郷だ。かつてはバレエダンサーのホープとして、スウェーデンに留学した経験も持つ。中学までは北海道で過ごし、この春から、初星学園というアイドル養成学校の高校一年生として進学した。  彼女のインスタグラムには、中学時代の思い出がアップされている。  私はそこに公開されている写真を見ていると、なんだか、紫雲清夏と中学生時代に同じクラスだった気がしてくる。私は記憶をさかのぼ

          紫雲清夏さんとの思い出

          調理師免許/カラオケ/ノーベル文学賞

          ◆夏ごろに受けた調理師試験の結果が出た。合格。  調理師免許の申請のためにはこれから、住民票と大麻やアヘンをやってませんよという証明書(1万円弱)と6800円の収入証紙が入用らしい。高いな。試験に受かったんだから気前よく交付しやがれ。読んでいるか鈴木直道北海道知事。お前に言っているんだぞ。  とりあえずは、住民票をもらいに役場に行った。すると六十人待ちだという。馬鹿にしやがって。ちんたら仕事をしてるんじゃねえ。仕事はスピードが命だ。代わってやろうか? まあ、とりあえず整理

          調理師免許/カラオケ/ノーベル文学賞

          がんばっていきまっしょい

           本を買った。敷村良子「がんばっていきまっしょい」。  今月末にアニメ映画化される。私はアニメ映画を好んで観る。映画館で観る映画は、その本編前の予告が、洋画なら洋画ばかり、邦画なら邦画ばかりになる。amazonの「この商品を買った人はこれも買ってます」みたいのと同じ理屈だ。アニメ映画が好きならこんなのも好きなんだろ。そう言われてる気がする。私はシャニマスの先行上映を三作観た。ラブライブの新作映画を二回観た。「BanG Dream! It’s MyGO!!!!!」総集編前半を

          がんばっていきまっしょい

          日記(気が狂いそうになるのも分かるよ)

           文章を書くことは嫌いだった。たとえば読書感想文。夏休みの宿題とかで。何か一冊本を読んで書きましょう。原稿用紙を手渡される。「〇〇〇」を読んで 名前。そんな風に書いて二行で行き詰まる。親に何かいい本はないかと訊く。親は自分が読んだこともないだろう夏目漱石を勧める。「坊ちゃん」読む。読めない。つまんねえ。金色のガッシュベルのほうがよっぽど面白い。見兼ねて親がさらに勧めてくる。カフカ「変身」。読む。読めない。銀魂のほうがよっぽど面白い。そういうわけで読書感想文を後回しにして、いよ

          日記(気が狂いそうになるのも分かるよ)

          駄文(ななつぼし)

          〇twitter経由で知り合った女とDMでやり取りしたり通話したりしていた。今のtwitterには通話機能までついていたのでびっくりした。技術の進化は日進月歩ですね。  相手はドSの人らしい。私はドМの人らしい。へぇあたくしはマゾでございます顔面はこんな調子でございます……とメッセージを送りつけると返事があって、ぼちぼちやり取りが始まった。みじめな劣等遺伝子しこしこしなさいと文面で送られたのでみじめな劣等遺伝子しこしこしました! と快活に応じた。俺はもう娑婆に戻る気はないぞ

          駄文(ななつぼし)

          日記 9/04 発情期

           秋から冬に私は発情期を迎える。最近なんだか涼しくなってきたし、女、欲しいな。こんな調子で見境がなくなる。女のnote記事にスキをするとき、心がいつも勃起している。ほかの男どもはどんな女のnote記事で勃起してるのカナ~? と、男フォロワーのプロフィール欄に飛ぶ。するとスキを隠している輩が複数人見つかる。まったく、同じ日本の男として情けないったらありゃしない。こそこそ隠すな。堂々とお前の勃起を見せてみろ。そう叫びたくなる。俺の勃起を見てみろ。どこに出しても恥ずかしくないスキ欄

          日記 9/04 発情期

          雑記(立志)

           やることがない。    今年の四月くらいに調理師試験を受けようと思ってからはいちおうの目標ができて、仕事終わりや休みの日、ふと空いた時間を、テキストをパラパラめくることで誤魔化して、しかし先週に試験が終わってからは、とたんに気が抜けてしまった。  ソシャゲも、なんだか味気ない。試験前だというのに、こんなことやってる場合じゃないのにという状況下でする学園アイドルマスターが楽しかったのだと気づいた。試験を終えてからはデイリーを回収するだけの毎日。ゲームに必要なのは背徳感なのか

          雑記(立志)

          ラストマイル/インサイド・ヘッド2/偏見

           映画「ラストマイル」を観に行った。ものすごく良かった。  前々から予告だけで面白そ~と思ってて、目的不明の爆弾なんてそれだけでわくわくする。ミステリ好きの血が騒ぐ。けれど調べると、『「アンナチュラル」と「MIU404」の世界線と交差するノンストップサスペンスエンタテインメント!』とあり、どうやら別のドラマと世界線を一にしている、シェアードユニバースムービーというやつらしい。「アンナチュラル」も「MIU404」も我が家にはテレビがないのでまったく知らず、世界観に着いてけるか

          ラストマイル/インサイド・ヘッド2/偏見

          日記(240822)

           今日、北海道の調理師試験があった。  受験資格が備わっていたのでいっちょやってみっかとなった。べつに免許を取ったからといって今の職場で給料が上がるわけでもない。齢30を迎えるにあたってなんか資格の一個や二個あらたに欲しいな~というノリで受けたわけだ。  調理師試験のテキストを買う。350ページ。いっかい読み通す。過去問を解いてみる。六割。もう一回読み直す。七割。それを繰り返した。高校時代に生物を専攻していたら多少は楽だったのだろうと思う。消化酵素だとかセルロースだとか、

          日記(240822)