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幸福度ランキング2位のフィリピンから学ぶ仕事の話
2018年に数ヶ月フィリピンのセブ島に語学留学しに行きました。
英語の勉強以外にもたくさん町に繰り出してレストランや買い物に行ったり、近くの他の島にも遊びに行ったり、ダイビングのライセンスを取ったりもしました。
その時の経験の話なのですが、フィリピンのレストランでは、注文を取る人と食事を運ぶ人と片付ける人と会計する人が分かれていました。
なので、食事を片付けてる人に追加注文を頼もうとしても、「注文取る人呼んでくるね」と答えられるわけです。
日本ではホールはほぼすべて同じ人の仕事です。
雇う人からすれば一人がなんでもこなしてくれた方が人件費は安く済みますし、働く人もその分たくさんお金をもらえることでしょう。
しかしフィリピンでは仕事が細分化されてそれぞれに役割分担が与えられています。
人の仕事に手を出すことはありません。それはサボっているとかではなく、責任の所在を明確にし、他人の仕事を奪わず仕事を分け合う、ということです。
社会主義的ではありますが、これが幸福の秘訣なのでは?と私は考えました。
今の日本では一人でなんでもできる人が沢山の資本を手に入れています。
しかしそういうことが出来るのも、そうなりたいのも一部の人たちだけです。
幸せの範囲で仕事をしてお給料をもらうことを望む人も一部にはいるはずです。
そうした人たちは決して大きな声を上げません。だから見えにくいのです。そして思いは届きません。
うつや過労や自殺に追い込まれてまで得たいものとはなんなのでしょうか。
ひとりでやる仕事を多人数で分配して協力しながら生きていくことは不幸なことでしょうか。
それぞれの理想にあった働き方ができる社会になることを願います。
幸福度ランキング2位のフィリピンから学ぶ仕事の話
おわり