こっそりゲームレビュー#4『サバクのネズミ団!』
こんにちは。自己紹介の時とは似ても似つかないテンションですがゲームレビュー、します。
1~3回は前回のnoteもしくは下のリンクからどうぞ~
今回のゲームは……こちら!
『サバクのネズミ団!』(2016年/ARC SYSTEM WORKS)
『サバクのネズミ団!』は、ニンテンドー3DSで発売されたシュミレーションゲームです。現在はボリュームアップした『サバクのネズミ団!改。』がSteam、Switch、PS4で配信されています。
あらすじ
舞台はスクラップ以外何もない、砂漠の惑星。そこには移動要塞で不毛な土地を駆けるネズミたちがいた。その名も『サバクのネズミ団』。不思議な出会いや危険なモンスターとの闘いを日々繰り返しながら、彼らは東の果てにあるという『黄金郷』を目指す。
ゲームシステム
プレイヤーは移動要塞『サバクフネ』の移動先や部屋の建設を指示し、ネズミを働かせます。移動中は落ちているスクラップを拾い、そのスクラップから資材を作り、その資材を使うことで部屋のアップグレードや新しい部屋の建設が可能になります。
サバクフネには耐久力と燃料のゲージが存在し、そのどちらかが0になると所持金半分でスタート地点からやり直しになってしまいます。耐久力を維持するためには資材、資材を集めるためには燃料、燃料を維持するにはお金、お金を貯めるには資材、……という風に必要なものがサイクルになっているので、上手くやりくりしないといけません。
といった簡単なシステムの説明をしたところで、このゲームの良い点・悪い点を挙げていきます。
ゲームの良い点
・かわいいネズミとさびれた世界
ドット絵のネズミがとにかくかわいいです。癒されます。「モウケモン!」「チカレタ…」などと、言動がとてもエモーショナルなんです。それと対照的なのが、このゲームの退廃的な世界。すでに人類のほとんどは別の惑星に移動したようで、ヘンテコな生き物や危険なモンスターが砂漠をうろうろしています。愛くるしいのにどこか儚い世界観はこのゲームの大きな魅力です。
・ついつい長時間やってしまう作業の中毒性
サバクフネでスクラップを集めて、それを加工して、部屋を増やして……この繰り返しが、不思議と面白くてたまりません。どんどん拠点を大きくするために、効率性、物資のやりくりなどを考えてネズミを動かすストラテジーの要素は完成度が高いです。また、サバクフネは部屋をどう置くかのカスタマイズが自由なので、「完全武装要塞」だったり「エンジン爆積み光速艦」だったり、自分好みのスタイルのサバクフネが作れるので、より作業がやりやすくなります。
・コスパが良い
やはりゲームを買うとなるとここが重視されると思うのですがコスパはとにかくいいです。ここ最近の自粛期間で暇が増えた、って方にもオススメできます。無印版と改。版では、改。版の方が少し高いですが、イベントややりこみ要素が増えているようなので改。版の購入をオススメします。(自分は無印版しかやっていませんので残念ながら追加要素の魅力については話せません……)体験版だけでもなかなか遊べるのでそれだけでも遊んでほしいです。お願いします。
ゲームの悪い点
・良くも悪くも"作業ゲー"
終盤になると、サバクフネはかなり大きくなり、必要となる資材もかなりグレードが上がります。それを1個用意するためには○○が4個、それを用意するのに△△が16個……と、必要な物資がまるでネズミ算のように増えていき、そのたびに同じ作業を必要とされます。完成した時の達成感はひとしおですが、単調な作業は人によっては面倒くさくて飽きることもあると思います。
・『バインド』が使いづらい
このゲームにはネズミが優先的に部屋のタスクをこなせるように、あるネズミを部屋に『バインド』する機能があるのですが、これが微妙に使いづらかったです。緊急時に来てほしい部屋に来てくれないなど、ケースバイケースの動きがしにくくなるので、自分はこの機能を使いませんでした。(実はうまい使い方があるのかもしれませんが、自分には使いこなせませんでした……)
まとめ
ゆるく儚い、コスパ最強のストラテジー!暇なときにとことん遊べる、やりすぎ注意のオススメゲームです。体験版だけでもぜひプレイしてみてください!
おまけ