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巻き戻しで進路をつむぐパズル、Braid【ゲームレビュー#5】

こんにちは。れびゅります。

今回のゲームはこちらです。

『Braid』(2008年/Number None)

『Braid』はXbox、Windows、PS3で発売されたパズルアクションゲームです。様々な賞を受賞しており、メタスコアは90と評価は高いです。

こちらが紹介映像。説明せずとも、ゲームシステムはすぐ理解できると思います。

あらすじ

主人公のティムは、さらわれたお姫様を救うため旅に出る。

おおさっぱに言うと、たったこれだけです。もっとあるにはあるのですが……。まあ今は簡潔で分かりやすいストーリーと思っておいてください。

ゲームシステム

一般にはよくある横スクロールアクションですが、先ほどのトレーラーでもあった通り、このゲームにはゲームオーバーの概念がありませんミスは時を戻すことで挽回し、先に進んでいきます。しかし、ステージが進むたびに新たなギミックが登場し、時を戻すことは単純にミスの挽回だけではなくなります。

また、ステージにはパズルのピースという収集要素があり、それを集めてジグソーパズルを完成させることもできます。

ゲームの良い点

・よく練られた歯ごたえのあるパズル

ゲームシステムの部分で述べたように、ステージが進むたびに新たなギミックが登場し、だんだんと一筋縄ではいかなくなります。根本は『時を戻す』というシステムだけでここまでのバリエーションと難易度を展開したパズルには圧巻の一言。普通に進むだけではそこそこの難易度ですが、収集要素のピースを集めようとすると、急激に難易度が上がります。ネタバレなしで回収できたらスゴイ。

・絵画チックなステージと荘厳なBGM

こちらもトレーラーを見ればわかると思いますが、他のゲームとは一風変わった、まるで絵画のような見た目をしています。それと合わさる荘厳で力強いBGMは不思議な魅力があり、いつもとは違うゲーム体験をさせてくれます。

ストーリー

ここがBraidの魅力を支えるポイントの一つです。ここにはとても重厚で複雑な物語が……あれ、さっきは簡潔って言ってたよね?と思ったあなた。

嘘です。

いきなりこんなことを言うのもアレなので、ネタバレしない程度にこのゲームの"糸口"をより合わせていきます。

ステージ構成を見るとこのゲーム、実は最初のステージが『ステージ2』。『ステージ1』はいずこへ?と思えば、なんと最後のステージになっているのです。そしてそのステージで衝撃の事実が明かされ、一つの誤解が浮き彫りになります。

また、各ステージにはストーリーを補足するような文があるのですが、ステージ1の文は特に異質で、様々な考察がファンの間で繰り広げられています。

画像1

(ステージ2の文章。スルーしてもプレイに差支えはない)

果たして一つの大きな誤解とは?ぜひ、プレイして確かめてみてください。

ゲームの悪い点

・理不尽な隠し要素

このゲームにはパズルのピースとはまた別に『スター』という隠し要素があるのですが、まあこれが理不尽。ノーヒントで探すにはきつすぎます。幸いとらなくても何一つ支障はありませんが、せめて分かるやりこみ要素にしてほしかった印象です。

まとめ

時間の巻き戻しと展開の覆し、どっちも楽しめる良作アクションパズル。
思索に耽る深い時間を、このゲームで過ごしてみては?

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