7月14日
本当に最悪な夜だ。
お酒を飲んだのに全然眠れなくて、嫌なことばかり思い出して考えている。
勝手に涙が流れてきて真っ暗な部屋でめそめそ枕を濡らした。
こんな夜がもうないように七夕に願ったばかりなのに…なんて思ったら余計に悲しくなって、ひさしぶりに飲んだ眠剤が効くのをひたすら待っている。こういう時に限って全然効いてくれない。
誰かに助けて欲しいけど、助けてもらう方法を知らない。寂しささえ自分のせいかもしれない。もう訳がわからない。
来ないでと願った夏は当たり前にやってきて、肌をじりじりと焼く太陽は無駄に眩しい。そんなに浮かれないで欲しい。
真っ青な空と大きな雲、元気な蝉の声までもが今のわたしには強すぎる。
何もしないでいい日々はわたしから存在価値を奪っていく敵でもあるようで、一日が長すぎて携帯にも飽きて天井を見つめると、「お前なんかいない方がましだ」と悪魔が囁く。
毎日毎日毎日誰の何の役にも立てず「お疲れさま」を言う人にしかなれないわたしは、自分で選んだ道から逃げてこの生活を選んだにも関わらず苦しんで、でも元の生活に戻る勇気はない。
毎日忙しくとても頑張っている人からすればきっと喉から手が出る程欲しいこの生活を味方につけることすらできない。だめだ…
親に「人は変わってくれないんだからストレスを受けない力を自分でつけないといけないよ」と言われた。
みんな我慢して自分と人を守って、たまに壊れながらそれでも生きてる。長く生きてるってすごいと思った。
病気のせいで思考が偏っているらしいけど、どんな思考も無駄にならないようにちゃんと記録しようと思う。
始まってしまった夏がせめて勝手に終わりませんように。