彼は、別に私のことを好きじゃないと思う。 あの一瞬の感情を、正解にしたいだけなんだと思う。 「誰かを好きになる程、自分のことが嫌いになるんだ」 聞いた時は意味がわからなかったが、今は痛いほどよくわかる。私は初めてそんな恋をしている。 退勤後の立ち話じゃ物足りなくて昼食に誘ったあの日から、初めてちゃんと話をしたあの日から、彼の事ばかり考えている。 性格や思考、好き嫌いまで自分と見事に違う彼のことがどうしようもなく気になった。 こんな時、彼ならどうするんだろう。 これを見た
夏が終わる。 去年も一昨年も同じような気持ちになった気がする。 私はいつだって夏に置いていかれる。もはや夏に限ったことでもない。流れる時間に、季節に、置いていかれる。 苦しみから無理やりにでも距離を置くことを覚えた。 逃げることを覚えた。大人に甘えることを覚えた。 「お前は矢印が自分にしか向いていない」散々言われた言葉がいよいよ現実味を帯びた。思考が定まらない。 感情が暴れて、それを抑え込むことに体力を使う。 働いている時の自分が好きだ。 好きな仕事をしているからではな
本当に最悪な夜だ。 お酒を飲んだのに全然眠れなくて、嫌なことばかり思い出して考えている。 勝手に涙が流れてきて真っ暗な部屋でめそめそ枕を濡らした。 こんな夜がもうないように七夕に願ったばかりなのに…なんて思ったら余計に悲しくなって、ひさしぶりに飲んだ眠剤が効くのをひたすら待っている。こういう時に限って全然効いてくれない。 誰かに助けて欲しいけど、助けてもらう方法を知らない。寂しささえ自分のせいかもしれない。もう訳がわからない。 来ないでと願った夏は当たり前にやってき
とりあえず前期の間は大学を休学することになって、一日をある程度自由に過ごせるようになった。 「学校に行かなければいけないのに行けない」 という葛藤からは解放されて少し楽になったけど、 今度は「一日を充実させなければいけない」 という小さな義務感が芽生えた。 一日中何もしないで ベッドの上で陽が沈んだことを知る日の やりきれない気持ちが怖い。 自分の思考の中に閉じこもって鬱に沈むのが怖い。 「今日は何してたの?」という質問に 答えられるような何かをしないといけないと思って
スンミン、22歳のお誕生日おめでとう。 君を好きになって初めての9月22日に何をしようかずっと考えていたんだけど、わたしにはこのくすぐったくて暖かい気持ちを下手に綴ることくらいしかできないみたい。 これは22歳になった君に贈る、届いて欲しいような届いて欲しくないような、最初のラブレターです。 ______________________ 歌に対する情熱や向上心が誰よりも強い君は、みるみる実力を伸ばして何度も嬉しい驚きをくれるね。 けれど眩しい光の裏には必ず濃い影があ
201230 どうすれば自分から見えているジョシュアの姿を誰かに伝わるように表現出来るか迷いながら、 世界でいちばん綺麗なジョシュアに精一杯の 綺麗な言葉を贈りたくて悩みながら、 ずっと待ちわびていた今日の日。 まだまだ上手く言葉に出来ないけれど、 いつか彼に伝えたい事のありのままを ここに書きます。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 貴方が教えてくれた暖かくて幸せな “好き” は、 冷えきった心をいつも柔らかく抱きしめて くれました。 止まないノイズに