同じ夢の中を共に歩んでいくから
スンミン、22歳のお誕生日おめでとう。
君を好きになって初めての9月22日に何をしようかずっと考えていたんだけど、わたしにはこのくすぐったくて暖かい気持ちを下手に綴ることくらいしかできないみたい。
これは22歳になった君に贈る、届いて欲しいような届いて欲しくないような、最初のラブレターです。
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歌に対する情熱や向上心が誰よりも強い君は、みるみる実力を伸ばして何度も嬉しい驚きをくれるね。
けれど眩しい光の裏には必ず濃い影があるから、その度に胸が締め付けられます。
毎日どれだけ大変な努力を重ねているの?
どれだけの暗くて苦しい夜を明かしているの?
そんなことを感じさせない、いつも笑顔で輝く君はなんて強い人なの?
感動的な場面で感動的なことが言えない、ちょっと不器用で男らしい君。
急に音沙汰がなくなって心配していたら「少し考え事をしてただけだから大丈夫だよ」って何事もなかったように戻ってきてくれた君。
ステージを下りればファンと同じ目線に立って寄り添ってくれるファン想いな君。
ぬいぐるみの両目に指を刺して悪戯っぽく笑う君。
サバイバルでリノくんの脱落が決まった時、誰よりも泣いていた心優しい君。
数え切れない魅力で、わたしの毎日を優しく彩ってくれてありがとう。
君に出会って、少し冷たくなった秋の風が嬉しいものになったよ。9月22日が自分の誕生日よりずっと特別な日になったの。
君のことを考えるだけで胸が苦しくなるほどときめいて、涙が出るほど愛しいと思えるの。
伸びやかで綺麗に澄んだ歌声も、ふわふわな見た目も、少し不器用で優しい性格も、君のすべてがわたしにとって本当に本当に大切で特別なんだよ。
だから自分自身をいちばん愛して大事にしてね。
ファンは勝手な存在で、いつか君への気持ちは消えてしまうかもしれない。
でも君に恋した時間は確かにわたしの人生に存在していて、その事実がこの上なく幸せなんだよ。
年を取ったわたしが青春を振り返れば、きっと君の歌声を思い出すよ。
そのくらい君は大きな存在なの。
悔しいけれど、こんなに沢山の大切なものを君にもらってばかりなのに、君に存在を知られることもその綺麗な瞳に姿を映すこともないわたし1人じゃ何もお返しできない。
でも、君を照らして守る大きな光の小さな小さな一部になりたいと思うんだよ。
幸せがいつも君のもとにあることを、明日よりも遥かに永遠よりも長く続いていくことを、遠くからいつも願っています。
君が大切な人たちと紡ぐ終わりのない物語を、できるだけ長く見守らせてください。
不確かな「ずっと」を確かなものにしたいから、君の味方でいさせてください。
アイドルとファンというどこか一方的で切ない関係だけれど、他の誰でもないキムスンミンという人に出会って、心から好きであることを誇りに思うよ。
つらいことや大変なことを何度も何度も乗り越えてきた君だから、悲しみや苦しみのない世界で生きて欲しいけど、これから先も沢山の大きな壁が君の前に立ちはだかると思う。
だからせめて、乗り越えられる壁だけが君の前に現れますように。
君が生きる世界が、できるだけ優しくありますように。
生まれてきてくれてありがとう。
アイドルになってくれてありがとう。
わたしの人生に現れてくれてありがとう。
大好きだよ!
2021.09.22.