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人生初の”自著”出版。
23歳で雑誌の編集者兼ライターとしてキャリアをスタートし、54歳の今年、念願だった自著──自伝的エッセイを出版することになりました!! しかも、是枝裕和監督からコメントまでもらえました。感無量。
タイトルは『父の恋人、母の喉仏 40年前に別れたふたりを見送って』。発売日は来月3月19日です。
内容は、40年以上前に離婚した両親について。
離婚、再婚、婚外恋愛(不倫)、設計事務所の廃業、借金、家財の差し押さえ、歌舞伎町でのホステス稼業、50代での大学進学など、それぞれに激動の人生を送ったふたりを、長女である私が記憶を掘り起こし、綴っています。物語のラストは、そんな母の看取り、父の見送りです。
といっても、軽やかに、面白く書いておりますので、楽しんで読んでいただけるのではないかと!
是枝裕和監督のコメントは以下です(帯は一部のみ掲載)。あー、死んでもいいや。いや、まだ死にたくないわ。
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amazonでも予約がスタートしました。ご興味あれば、ぜひともポチッとしてください。もしくは、発売日以降に近所の書店さんでご購入されても、本当に嬉しいです!!!!!
以下、amazonでの内容紹介です。
<内容紹介>
人たらし女たらしで三度結婚した、金沢に暮らす父。離婚後に歌舞伎町でホステスとして働き、三人の子を育てあげた母。四十代後半となった娘は、そんな母を看取り、父を見送った。三つの人生が織りなす、情は深いが、湿度低めの、自伝的エッセイ。
<プロローグ「リビングに並んだ仏壇と祭壇」より>
弟と協力して、可能なかぎり頑張った「母の看取り」。
なんとかかき集めた情けから関与することとなった「父の見送り」。
そのふたつの行為をそれぞれなんとはなしに綴るうち、私は自分が思いのほか、たくさんのことを記憶していることに気がついた。死にゆくふたりの中には、その数十倍の時間をかけて生きてきた、ひとりの女と男がしっかりと存在していた。