本当の自分とつながるための旅
小さい頃、私が幸せを感じていたのは、本を読んでいる時だった。
『少女パレアナ』、『小公女』、『秘密の花園』…。
特に童話が好きで、日常の中に突然あらわれる不思議な世界に、
心がワクワクしていた。
そういう世界が好きだったのは、もともとの性格だったのか、
それとも現実が辛すぎたからか、今ではもう定かではない。
ただ、「なぜ生まれてきたのか」を探しているうちに、
占星術と出会ったことでわかったことがあった。
自分のホロスコープを調べてみると、
確かに”私の家の場所”にはファンタジーや
スピリチュアルに関連する星が存在していた。
本も映画も好きなジャンルはたくさんあるけど、
今でもファンタジーやSF要素のあるものが好きで、
スピリチュアルな考え方にもすんなりと馴染む。
さらに、私のホロスコープの”私の家の場所”には
エネルギーを意味をもつ火星も絡んでいて、
何かに興味をもつと夢中になって
とりとめもなく熱中してしまうことが多い。
しかし、その火星が家庭内での「火種」でもあることを知ったとき、
過去の家族との揉め事や暴力が星の配置に由来しているのかと驚いた。
「あぁ、やっぱり星どおりなんだ…」と落ち込んだりもした。
しかし「星を使う」という考え方があると知り
家族との衝突を避けるために、自分の好きなことに没頭し、
自分の心地いい部屋を作るということを
意識してやってきた。
長年、自分の癒しの延長で、
誰かのお役に立てたらと
家で細々とスピリチュアルサロンを運営したり、
オンラインでセッションを行ってきた。
スピリチュアルといっても、いろんな解釈があるけれど、
私は「自分と一致しながら日常を大切に生きること」こそが
スピリチュアルの本質だと思っている。
タロットや占星術に出会った頃、周りにいた人々は、
多くの人が、自分の傷を抱えていて、
それを癒すために人に何かを伝えたがったり、
自分を認めてもらいたかったりしていた。
そして、気づけば私も同じことをしていたのだと、
少しずつわかるようになった。
そうやって、少しずつ自分を癒し、
本当の自分とつながる旅を続けてきた。
今でも、その道のりは続いているけれど、
こうやって自分のことを書けるようになったのは
大きな前進だなと思う今日この頃。
ある意味、一つのゴールに辿り着いた感。