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広々、人は少なく機能的、だけど天使が住む街、それがベルリン
ベルリン、来て良かった。今までのヨーロッパの街とは全く違う近未来都市。今回のベルリン旅行は、行くか行かないか少し悩んだ。11月の初めに、飛行機、ベルリンフィルやプッチィニの演目からオペラチケットを予約したのは、日本でトラブルがあって逃避的理由。だから、行く直前、フランスでやめようかなって悩んだ。ベルリンに友達いないし、何しに行くのか?
だけど、もう一つ理由があったことを思い出した。ベルリンに行きたかったもう一つの理由は、テレビ番組20世紀の映像、バタフライエフェクトを見たこと。終戦後の東京とベルリン。
ポツダム宣言は、その前の7月26日、ちゃんと、日本側にも無条件降伏を提示されていた。もし、のんでいたなら、原爆は落とされなかった。
なぜ、のまなかったのか、誰がのまなかったのか。ある程度予想はできてる。だけど、ポツダムで、考えてみようと思った。それで来てみた。
ベルリンへは、私の街の空港から直通便が出てる。めちゃくちゃ小さい空港。でも、最近は、ロンドンもバルセロナも、フランス国内もこの空港から行く。そして飛行機は、
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そんなこと、口が裂けても言ってはダメだけど、世界中どこの航空会社も組合が強く、飛行機の中の平均年齢をC Aが上げている。まあ、私も上げているけど。だけど、この航空会社は、20台の前半で、アイドル並みのルックスが必ず一人はいる。昨日も、東洋系メランジェのめちゃくちゃ可愛いいCA。そして、乗客200余名唯一のアジア系の私にとりわけ優しい。そういうわけで、私も有料のカプチーノをオーダーしてあげた。3.5€だけど…。
学童保育所みたいなちっぽけな空港を出て、1時間半後着いたのは、巨大なベルリン ブランデンブルク国際空港。空間を贅沢に使っている。Google mapで調べるとD B鉄道で、街まで出るらしい。だけど、空港に駅はなく、突然、タイトルバックの鉄道のホームが出てくる。切符を買う自販機が見当たらない。
Billetと書いた緑の窓口のようなガラス張りの部屋があって、一人で駅員さんが販売してる。順番がくるまで、建物の外で待つようにと三カ国語で張り紙。なんか、チケット販売機見つけられなかっただけで、こんな物々しい販売所に買いに行くのは敷居が高すぎる…。
それで、順番が来たら「ポツダム駅まで行きたいのですが、すみません、初めてドイツに来たので切符の買い方わからなくて」とおずおずと尋ねた。いつも、隣街のドイツ、ケールまで、ビールを買いに行ってるが、私の中では、ケールはドイツに入ってなかったことが、自分でも分かった…。
駅員さんは、ここで買えますよといって、ホログラムがついた美しい紙を切ってくれた。そして、乗換えが必要とかの説明を優しくしてくれた。ホテル前まで、巨大空港から、たった4.4ユーロ。日本の私の街の学童保育所みたいなちっぽけな空港から、JRの駅までのJRバスは、1500円くらいする。いつも思うけど、日本の旅費高いよね。唯一、羽田は別。
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めちゃくちゃいい!ドイツ鉄道。気をよくした日本のおばさん(私)は、「初めてなのは一人でドイツに来たことなんです。40年前、団体旅行で来たことはある」と話し出したら、後ろの人が、勝手に部屋に入ってきて、話を遮った…。買い終わったの見てたんだね…。
駅員さんは、最後に、「切符を、絶対なくさないように」と私に念を押した。まあ、私の特質まで瞬時にわかるとは、お見事です。フランスでは何度か失敗した事がある…。
転ばぬ先のドイツ鉄道、その名もDB
駅員さんの乗換えの説明を聞いてすぐに、電車に乗ろうと思ったけど、なんかめちゃくちゃすごいスーパーを見つけた。主婦の勘で中に入ると、店の中央に、何十ものガラスの箱が並ぶ。
様々な野菜、チーズ、クスクス、大豆、調理済みサラダ、そして大豆由来のミート類。100g1.29ユーロとの表示。
これって、サラダバー?!スーパーの中に完璧なサラダバー!
なんでもぐちゃぐちゃにしてしまうフランス人がいるスーパーでは無理なのはわかるけど、日本でも不可能。イオンでも、単品サラダの量り売りさえやめたもの。
言葉がわからないこと忘れて、サラダバーにチャレンジすることにした。私は、量り売り得意。軽いもの中心にとるからね。私は、150gを目指す。一人のおじさんは、嬉しげに、ゆで卵だけ8個入れた。心の中で、ゆで卵みたいな重いものだと、元が取れないよとアドバイスした。余計なお世話だと思うし、言っても言葉通じないし…。
ゆで卵おじさんが私にドイツ語で話しかけてきた。もしかして、単品ごと量り売り?もう一度、表示を見たら、100gいくらと書いてある。違う…。じゃあ、おじさんはドイツ語でなんて言ってるの か?
わかった!蓋を探してるんだ。ゆで卵おじさんが困ることで、私に聞くことってそれしかない!私は、おじさんに蓋がある場所を教えてあげた。おじさんは、すごく感謝した。
ドイツの隣街に住むと、「推知力」が発達する。だって、このシチュエーションで、ドイツ人が私に聞くことって絞られるからね。最近、トイフルでも、この推知力を測る試験が出されるようになったと聞いた。
今なら、トイフル、得点高いかも!
そして、ドイツのスーパーの素晴らしさは、天使のようなレジのおばさんが、「ナイフとフォークいるでしょ?」ってにっこりと渡してくれた。もちろん無料。フランスのスーパーでは、アイスクリームにも木のスプーンを付けてくれない。
ようやく電車に乗った。誰も乗ってない。だけど、ドイツ鉄道は車内モニターが充実してるから安心。これで、なんでもわかる。ドイツ鉄道には何度か乗ったことはあるの。切符はネットで買ったり、フランス鉄道で買ったから買い方わからなかった。
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ようやく、ポツダム駅に着いた。駅前広場では、クリスマスマーケットが開いてた。もちろん、フランクフルトを食べる。
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ホテルは広くて、川縁に花火が上がってた。パリと同じ値段で、倍の広さ。
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さあ、ベルリン滞在のこの3日間、私には、天使のスーパー、 REWEがあるし、今日は、ポツダム宣言が行われたお城に行ってきて、夕方から、プッチィニのラボエームを見る。