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バラの香

今朝、ジョギング途中に右膝が痛くなり、急遽目的地を変更し、近所の公園にした。この右膝は、小四の時、廊下でU君に足を引っ掛けられ、栄養失調で(なぜ、栄養失調かは「幸せなフライト」に詳しい)、骨と皮しかないため、膝は砕け、血管は切断され、緊急入院となり、U君一家はその数週間夜逃げ同然にいなくたったけど、私は全然怒ってない。ただ、それからいろんな後遺症は出たのは確か。だから、痛んだら、もう走らないようにしている。U君のためにも。多分、家族で引越ししたということは損害賠償の責任を問われるのではないかと、その後怯えて暮らしたと思う。実際、入院中、U君への非難はすごかったらしい。それから。30年たって、同級生が、同窓会SNSで、U君を見つけた。悪いやつをようやく見つけたと言ってサイトを見せてくれた。U君は法律に関わる仕事について、ふっくらしたけど、幸せそうだった。 
そういうわけで、スタンダードコース5キロをやめ、緊急避難コース2キロにした。着いたら、公園がなく駐車場だった。

うちの子が自転車を練習した道もバラもブランコもなくなってた。

いくら、少子化といえども、公園を根こそぎ無くす市に驚き、思い出が詰まった公園がなくなって泣きそうになった。その時、バラの香がした。記憶が匂いを再現するんだと少し驚いた。でも、匂いはずっと続いた。もしかしてと、右に行くと、公園は以前のままあった。駐車場は、その隣にあったプール跡地だった。

6月より少ないけど、バラもたくさん咲いてた。
子供が自転車を練習した緑地

嬉しかった。
仕事に行くと、謎のメールがCCで届いてた。心臓が一瞬止まった。私についての非難というか、私の行動の不当性を、管轄省庁に問い合わせた際のカーボンメールだった。
問い合わせたのは、以前のクライアント。ただ、私は彼にずっとあっていない。なんでだろうと読むと、先週の金曜日のお昼に、私が別のクライアントに話した一言を問題視したものだった。別のクライアントが確かに伝えておきますと言ってたけど、こんな形で伝わってるとは。言わなきゃ良かったな。大失敗。一応、部局の同僚に、「不用意に言ったことがこんな風に◯◯省に言いつけられるとは、ごめんなさい」と謝ったところ、「ラメさんがいない間、みんな同じ目にあったから、またかって感じ」と誰も気にもとめてない。
だけど、気をつけないと。私達の特性として、衝動的に話してしまうことがあるからね。