折り合いの神様が降りてこない…
行きたかった大学(学部)に入れなかったうちの子は、結局大学四年生になっても、進学した学科で目標が見つからず、行きたかった学部の編入試験に夢をかけることになった。でも、今日、結果が出て落ちてて泣いた。
今の研究室でも毎日、実験して、まあまあ楽しそうだし、そこの大学院の試験にも合格したから、とりあえず、頑張れというと、また泣いた。
折り合いがつけられない。こんな結果になるなら、他の大学院受ければ良かったと。
それで、私はいらっとして、「折り合いの神様は頑張った人にしか降りてこないからね」というとまた、泣いた。
子供は、来年の編入試験頑張れという言葉を期待してるのが見えてきた。私は聞いた。「その夢は本当に、自分の夢? 周りの友達が行ってるからじゃないの? もし、本当の夢ならもっと努力できたんじゃないの? それに、次の夢への折り合いの神様は、その人が精いっぱいしたんなら来てくれるけど、中途半端な人には来てくれないよ。」
「お母さんは、努力できたの?」
「できてないのもあって、今、後悔してるの。でもまだ結果は出てないけど、やり続けないといけないから頑張ろうと思ってるの。」
「ほら、お母さんも努力できてないじゃない。」
「できてないこともあるの」と、私が認めた。それを聞くと涙を拭って、大学に実験しに向かった。うちの子にも、折り合いの神様が降りてきてくれるといいなあ。
私はずっと、努力してるのかと聞かれ、嫌な気持ちになってきた…。せっかく、モバイルがいい調子なのに。なんでもできるのに、努力ができず、あと一歩のところで手に入れられないうちの子より、何もできなかったから、一つのことだけ頑張って、仕事を得られた私の方が生きやすいのかもと少し思った。
写真は、ディズニーの「魔法にかけられて」。これを見た職場の後輩が、主人公のジゼルを見て、誰かに似てる(容姿じゃなくて、雰囲気や行動が)と思ったら、ラメさんだったと教えてくれたので、子供と見に行って、2人で本当だって納得した…。動きが突拍子なく、衝動的なところとか。私も、このドレスみたいな色のワンピース、布地を買って、一から作ったことあった。中学の頃はよく服自分で作って着てた。装苑のジュニア版、「ジュニアスタイル」愛読してた。ニットは、喫茶店とかに貼ってあるポスターとかジーッと見て、覚えて、ゲージを計算して、家で再現して同じニットを着てた。だから、ジゼルがいろんな物手作りするのを見るのが楽しかった。