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ビデオ会議

昨日は、来週の出張のための打合せをオンラインビデオ会議でした。今まで、メールでしかやりとりしたことがない若い女性。BBB(BigBlue Button)というオープンソースのビデオ会議を予約してくれた。朝から、気が重い。1カ月ちかく日本語しか話していない間に、フランス語話せないに決まってる…。少しは準備しとかないと…。そうこうするうちに、指定の16時半(フランス時間9時半)。先に、画面に映った三レーナは少し怖そうな顔。私がおずおずとビデオをオンにして、ミュートをはずしたら、相好をくずし、優しい笑顔になった。怖そうな顔は心配顔だったんだね。
最初に、待ち合わせ場所を決めた。聞けば、ミレーナのパリ着は朝8時35分着のTGV。私もその高速鉄道にしようと思ったけど、仕事開始は10時。で、私は前泊することにした。遅れないことはまれなフランス高速鉄道TGV。遅れたらどうするの?でも、彼女は遅れることをまったく意識してる様子はない。それで、待ち合わせ場所はパリ東駅の着ホームにした。遅れたら、仕事場までタクシーでいけばいい…。
仕事の内容にはいり、私は3つの内容を順々に話した。3つ目は将来的な内容だったので、彼女が重要なアドバイスをくれた。
彼女は、仕事に不慣れな私のために、フランスの職場がつけてくれた秘書というかアシスタントのフランス人。日本語はもちろんできないし、そもそも、私が何人かもわかっていない。そういうことに無頓着なのもフランス人。でも、専門知識はあるので、心強い。これからも良い相棒になりそう。昨日のビデオ会議でも、彼女にとっては当然の単語が私にとっては意味不明なのが2,3回あった。最初は、materiel。この形容詞がつくと、これは何をさすのか?形容詞も名詞も知ってるけど、合わさると意味がわからなかった。materielはいろんなところで使われるから、なんだろう?…。質問の答えを考えているふりして、何を質問しているんだろう?恥ずかしさを隠し、○○materielって何ですか?って聞くと、別の単語で言い換えてくれた。優しい。めちゃくちゃ初歩的な意味だったのに、馬鹿にしないで、言い換えてくれた。これ大事。ため息とかつかれたら、もう絶対乗り切れない。うん、彼女なら大丈夫。
私は、去年の誕生日の前日に、「間違えました。ジュムスイトロ(ホ)ンペ」「ごめんなさい。ジュスイデゾレ」「よく考えてみます。ジュヴェレ(へ)フレシ」3語だけで、片道切符を手に、パリに降り立った。26年ぶりのヨーロッパだった。職場の先輩のフランス人が後でいったのには、「最初は、単語で話してたね」でも、次にあったときは、目を見張って、「文章で話してる」そして、1年後、普通に話せるようになった(と思ってる…)。
フランス人との初ビデオ会議は乗り切れたよ。これからはどんどん話すよ。