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金の髪、銀の髪

 今日、71歳のクライアントから、会うなり、「私が勤めていた職場もよくフランスに出向していたが、日本人は世界一美しいと人気があるのに、なぜ、金髪に染めるのか」とお説教みたいな口撃を受けた。 
 確かに悩ましいところ。金髪にしたのは、昨年12月31日の大晦日。カラーリストのフロランにお任せして、このドレ(金メッシュ)にして以来。彼が一番私に似合うと思ってるということは、フランス人もそう思う人が多いとみた。その後もずっと、ドレにしている理由は以下の5つ
1 栄養失調だったため、小6から2割、今や8割が白髪で、白髪に飽きたから。
2 フランスでは白髪染の発想があまりなく、最初の頃、黒の毛染めにしたら、ドレより高かったから
3 マダム風エレガントで気に入ったから
4 黒髪ストレートだと若く見られて、Uberイーツの自転車配達人や、20歳前後の若者が、冬になると16時くらいから声をかけてきて、めちゃくちゃ面倒だから。
5 61歳でもてる必要ないから。

 この昭和28年生まれのクライアントは私の金髪が許せないらしいが、そもそも、この年代の人は私の存在自体が許せないので(「私がおばさんになったら、おじさんがいなくなっていた」参照)、仮に、白髪のままでも、文句言われたと思う。ちなみに彼は真っ白の髪を炭のように真っ黒に染めている。
 ちょっと嫌な気がしたので、トラブル回避のため染め直そうかなと、思案中。
 現在、金の髪、銀の髪、どっちがいいか投票受け付けている。
1 夫も子供も、金の髪派 大学生の子供からは少なくとも70になるまでは、グレイヘアはやめてと言われている。小さい頃から、私が「おばちゃん、お水下さい」と言われただけで、「私のお母さんは、おばさんではない」と友達に抗議してたくらい、私がおばさんに見られるのを恐れている
2 ジム関係者 金髪派 断然褒められるし、金髪率高い
3 職場 興味なし
4 友達 銀髪派
5 宅配便のお兄さん 金髪派と思う…だって、はーいと出て行くと、必ず目線が髪に向かうから

日本人のアイデンティティのために、戻そうかな…。