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【アラフィフ再婚】5歳年下夫とマッチングアプリで出会ったとき、私は5歳サバを読んでいた。
再婚相手である夫とは、マッチングアプリで出会った。
彼は5歳年下だ。出会ったのは私が40歳、彼が35歳のとき。
いまから7年前の、そんな私たちの出会いを振り返ってみようと思う(年末だから?)。
彼と出会う数か月前のこと。
離婚して数年が経っていた私の心は、とても寂しかった。
もちろん娘は可愛い。その一点を見れば充分にしあわせだったけれど、自分の両親とは確執があるし(早い話が仲悪い)、仕事もなんだかうまくいかない。
ああ、心が弱っている。平気そうに見せてるけど、折れてしまいそう。
誰かにそばにいて欲しい。そう切実に願うようになっていた。
そんなわけで、はじめは結婚相手を探そうと「再婚専門」をうたったサイトに登録をしたが、なかなかうまくいかなくて。
ある人と会ったときなんて・・・
家事は好きですか
得意料理は何ですか
仕事は続けられますか
私の親と同居できますか(将来は介護できますか)
娘さんの成績は良好ですか
矢継ぎ早に質問された。まるで面接みたいでうんざりだ。
「再婚専門」は私には合わないな。もう、「結婚」じゃなくていいや
早々に見切りをつけた私は、いかがわしい目的の人もチラホラ見受けられるマッチングアプリへと戦場を移した。半ば、やけっぱちである。
やけっぱちだから、年齢は5歳サバを読んだ。
なぜって、30代と40代ではマッチングする数も雲泥の差だから。
「35歳」とプロフィールに記載した。
そして、相手のプロフィールに目を通すのもそこそこに、申し込みをしまくった(100件くらい??)。次々とデートの約束が決まっていく。
しかし・・・
年齢サバ読みなどという姑息な真似をした私に対する、神のお叱りであろうか。
そこからの出会いも散々であった。
お茶したあとにいきなり駅の柱に壁ドンされて
「次はいつ会ってくれますか・・・ハァハァ(荒い息)」
なんて、ねちっこく至近距離で囁かれたり
この人はいいかも!と思った相手に、レストランを出たとたん
「ところで、俺は結婚してるけど、いいよね」
と爽やかに宣言され、いきなり腕をつかんでどこかへつれていかれそうになったり(笑顔で振り切ってダッシュで逃げた)
他にもヤバい感じの人が続いた。
6人目まで会ったとき
ああ、もうダメなんだ。彼氏なんていらないや・・・
突然、諦めの波が来た。
ところがその時点で、デートの約束があと1件、決まっていたのだ。
イヤだなぁ、行きたくないな。ブッチしたい・・・
まるで面接をバックレようとしているときの心境である。
いや、連絡なしでキャンセルはダメでしょう。大人として。
そう思ってあらかじめ断ろうとしたが、なんとなくできずにいた。そうこうしているうちにデートの当日になってしまった。
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待ち合わせに向かう電車の中で、まだ私は迷っていた。
このままバックレてしまおうか、と。
その時点で待ち合わせには遅刻しそうだったし(ダッシュすればギリギリ間に合うかもしれないが)、気合いが入ってないから服も適当なのを着てきてしまった。
それに、これが一番の理由。
男女の出会いに疲れたいまの私に、もしも7人目くんがダメ押ししてくるようなことがあったら。
こんどこそ、私は誰かと出会うことを永遠に諦めてしまうかもしれない、と思ったのだ。
どうしよう・・・
ふとスマホに目を落とすと、メッセージの受信を示す通知が表示されていた。7人目くんだ。
「こんばんは! もうお店の近くにいます。楽しみすぎて早く着いちゃいました」
そのとき何を思ったか、ハッキリとは覚えていないけれど・・・
到着がギリギリになってしまうかもしれないことをメッセージで伝えた私は、電車が駅に到着するなり、なぜだか走った。息が切れて髪がボサボサになるのも気にせずに走った。
そして、待ち合わせ場所に着くと、彼がいた。
フランス留学経験のある彼は、派手な色の服を着ていた。
背筋を伸ばした、堂々とした佇まい。
対して私は地味な茶色っぽいスタイル。なんだかクジャクのオスとメスみたい。と思ったのを覚えている。
それが今の夫だ。
私がサバを読んだ年齢が5歳下だったので、彼は私のことを同い年だと思っていたのだ。じつは40歳だと詫びるとハッと驚いた顔をしたけれど、1秒後には「そうなんだ」と笑ってた。
子供もいると伝えたら、年齢の時よりさらに驚いた顔をしたけれど、それでも彼は笑ってた。
それから二人、ずっと笑って過ごしています。
ドタキャンしなくて良かった。
マッチングアプリ、なかなか良いものですよ。迷ってる人はチャレンジしてみて!!
後日追記)
この記事の内容をベースに、AIで曲を作ってみましたw
お時間のある方はぜひ読んでって💖