【卒業式】最後に伝えたいこと【もっぷ/Vtuber】

あーーーーー

あーー

マイクテスト マイクテスト


聞こえてる?


今回はビージーエムとか何もないから ボクの声だけ聞こえればオッケー


あっコメントありがとう。うんうん 聞こえてるっぽいね
音量とかどう?




ちょっと喋ってみてほしい?了解

えーーーーーって言ってもなぁ
いつもならここで配信の説明とかするんだけど

今日はそういうわけにはいかないし


いつもの自己紹介とかやっとく?



……はーい!みなさん初めましてこんばんは 
全肯定系ブイチューバー もっぷです!
誰も傷つけないをモットーに 配信してまーす
今日の配信は20時開始予定、21時には終わるよぉ

……




……うん 今はそれ以上いうことないや

あっ音量だいじょぶそ?
じゃあいっか

いつもコメントしてくれてありがとね
こうやってみんなが協力してくれるおかげでボクって配信できてるんだなぁって改めて思うよ


じゃあ 時間になったら始めるね
それまでちょっと待ってて〜

あっちゃんとコメントは見てるからだいじょぶ











ふぅ……







はいっみなさんはじめまして こんばんは 
全肯定系ブイチューバーもっぷです。
まぁ今回に限っては初見さんは少なそうかな?


今回はボクの卒業配信だし

早速本題に入るね


改めまして
わたくし エービーシー事務所所属 ブイチューバーもっぷは
本日 二千二十四年 八月九日をもって

活動永久停止とさせていただきます。

今まで応援してくださったファンの皆様
ボクを支えてくださった事務所の方々
コラボ配信を一緒にしてくれたブイの友達

みんながいてくれたおかげでボクは もっぷは 楽しい活動ができました

本当にありがとうございました。


うん 本当はここで終わったほうがいいかなって思ってた
でもね やっぱり伝えたいことたくさんあるんだ
ボクに勇気づけられたって ボクのおかげで生きていけるって 言ってくれた人たちが少なからずいたんだ

ボクに元気をもらったって言ってくれた人たちに 最後に伝えさせてほしい

ボクって大した人間じゃないんだ
最初の頃から応援してくれたファンの人たちは知ってると思うけど ボクの3年前の活動当初はずっと死にたい 生きてる意味がないって思ってた
今は恥ずかしくて消しちゃってるけど 配信中ずっとネガティブなことばっかり言ってた
配信初める1年前には精神科に入院してたりしてたからね
今だってうつ病が完治してるわけじゃないし

こんなボクだったからこそ 昔のボクのように苦しんでいる人へ
ボクから贈るエールを聞いて 少しでも救われてほしい
これはボクの わたしの 傲慢だよ


まず一つ目
何も楽しいことがない 好きなもの何?って聞かれた時に咄嗟に出てこない
時間を忘れて夢中になれるものがない 明日が来るのが嫌だ
早く死んでしまいたい

そう思ったら休んで
何も楽しめない状態って不健康でその先には死が待ってるとちゃんと理解して
精神病ってすぐに死ぬイメージがないし自己申告しなきゃそもそも病だとも言われないし気合いで何とかできるとか思ってる人もいる

でもそれって風邪でも一緒じゃない?
よくうつ病は心の風邪だと言われてるけど本当にその通りだよ
風邪だってすぐ死ぬわけではない、だるいなっていつもより熱っぽいなって言わなきゃわからない 時間経過すれば免疫機能で何とか治るかもしれない

目に見えないから 心の痛みは体温計のように計測する機械が今はないから
理解されない

ボクはうつ病だと診断されながらも働いてたけど 働くことはできてた
でも常に頭には死ぬことしか考えてなかった
誰かに褒められても 優しくしてもらっても アドバイスをもらっても
生きる希望にならなかった

今ならわかる
全部全部自分の寿命を縮める行動につながっていたなって
生きることに希望がないから 明日が来ることさえ恨むようになったら
今日食べるものは空腹を満たすものでいい
やりたいことがないから することがないから寝る
体が多少痛くて重くても原因を治そうとは思わない 今日体が動けばいいから

そうやってテキトーに暮らしていた日々が 食事バランスの悪さが 睡眠の質の低下が 運動不足が
生活習慣病になって 結局がんの発生率が上がって苦しんで死ぬことになる
今の時代 テキトーに生きていたら 簡単に死ぬことはできないよ

高度な医療技術と人権が確保がされた社会の中では死ぬことよりも
生きることに絶望しながら惰性で過ごす方が楽なんだ

本当に死が近づいてきた頃に ようやく自分が取り返しのつかない日々を送っていたことに後悔する
その時に初めて時間と共に健康を失っていくことを知る

体が動く頃にもっと食べるものに気を遣っていれば 目先のことに気を取られて睡眠時間を削っていなければ 肩こりや足腰の疲労のためにストレッチをしていれば

みんなわかってるはず
自分の暮らしが健康的であるよりも その日仕事ができればいい選択をして
ることに

気づいてるはずなのに動けないのが精神的病だと ボクは思う
自分が不健康だって気付かず 将来の自分の寿命を削ってまで働いていることを認識できないバグを起こしている

これを病と認識できていないだけで 確実に自分の体を蝕んでいる

それに気付くためには 一度仕事から離れる必要があるとボクは思ってる

だから惰性で毎日を過ごすよりも休んでほしい
できない人がいるのは重々わかってても言うよ

仕事を休んで 毎日何もしないで過ごそう

ボクの休めているの定義は3つ
何もしてないことに罪悪感を抱かない
何となくやりたいことがある
最後に 働かなきゃとか思わないこと

仕事以外のやりたいことを考えられるようになったら きっとそれが君の人生を豊かにする特効薬になるから

ボクはまだうつ病を克服したわけではないけど ここまで元気になれたのは 時間をかけてゆっくりと休んだおかげだ。
精神的な傷は時間をかけずに治る方法はない 逆に言えば時間以外に治す方法がないと言ってもいい

だからどうか時間をかけて自分の体を休めることを悪だと思わないでほしい


二つ目は 年齢という概念を忘れろってこと
そうでなければボクらはずっと年齢に囚われて行動を起こしにくくなるから

はっきりというよ
年齢を気にして発言することは全部言い訳だ
言い訳をして行動をしないことは楽で簡単だ 特に年齢は数値で出るからもっとも理論的な理由に感じる

これはボクがラジオで聞いたことなんだけど
老人って概念はつい最近できたらしい
そもそも昔は年齢で寿命を迎えるより先に死んでしまうことが多かったんだ
老いて体が動かなくなっても 生きていられるというのは医療の発展によってできたもの

だから生まれてから何年経ったかよりも 働くことができるかどうかが重要だったらしいよ
例えば60歳になってもバリバリに現場で働いている人もいれば 20代でがんにかかってしまって働けない人はいる

社会福祉が発展して働けない人をサポートするためのわかりやすい基準で65歳以上を高齢者 働けない人だと定義づけした
でも結局 個体差があるじゃないか
65歳になればみんな揃って全員働けなくなるわけじゃない

ましてや政府は高齢者を65歳から 70歳に変えようとしてるよね
それって人類が何か変わったわけじゃない 政府がこのままじゃ高齢者を支えきれないから サポートすべき幅を狭めようとして設定を変えようとしているだけだ

年齢は政府が人間を管理するために必要な数値でしかないって思わない?
ボクはこの話を聞いてから いつもモヤモヤしていたことに答えをもらった気がする

ボクが悩みを相談した時に 一番言われた言葉
あなたは若いからまだ大丈夫
ボクはこの言葉が大嫌いだった

だって何の慰めでもないじゃないか
若いからうつ病が治るわけじゃない 若いから死にたいって思う気持ちがなくなるわけじゃない
ボクの悩みに対して思考停止して解決方法を出さずにテキトーにいい言葉をかけた気になりたいだけだろって吐き捨てたくなった

そして 若いから大丈夫って言ってきた人間が全員が後悔しますようにと自殺をしようとした

結局それは叶わなかったけどね
そんな他人の自己啓発のために死ぬほどボクの命は軽くなかったみたいだ

若さってそもそもなんだと思う?
年齢を聞いた時に18って回答された時に えっ若いね〜!って言う
俳優がアクロバティックな動きをした後に今年で50ですって言ったら 50歳に見えない!若々しい!っていう
年齢は違うのに 同じような若いという言葉を使って褒め言葉を投げかける

前者の若さは生まれて経過した年数が短いねって意味
後者の若さは体が軽く動いて見た目がいいって意味

ボク個人の若さの定義は 死との距離が遠いってことだと思う

ボクはぶっちゃけ生まれて経過した年数ってどうでもいいんじゃないかなって思う
だってこの俳優さんが自己申告で50歳だって言ってるだけで もし37ですって嘘をついた時に それを徹底して誰にも生年月日を伝えていなかったら 嘘だと見抜く方法は戸籍を見る以外にないんじゃないかな
嘘をつかなくとも自分の年齢を言わないままにしておけば きっと見た目相応の態度を取られるんじゃないかな

結局人は見た目と言動で人を評価をする
だけどその評価に分厚いフィルターがかかるのが年齢だ
可愛いフリフリの服を着ている人が40代だって聞いたら可愛い服よりも40代の方に目がいく
可愛いフリフリな服を着ている人は何も変わってないのに 年齢というフィルターで可愛い服という事実よりも批判がよぎる人が多い

他人を年齢という尺度で見る時 歪んだ認識になることを自覚した方がいい
他人に向けている目は 結局自分に返ってくるから

若いから大丈夫と言った言葉の裏には 自分はもう若くないから気持ちが隠れてる
いい歳なのにまだやってるなんての言葉の裏には 自分は年相応の行動をしなきゃって制限をかけてる
年齢の尺度で測ったその言葉はそのまま自分に刺さってくる

ボクは年齢の話をすると明るい話になるわけがないって思ってる
だって生まれた瞬間から時間は一方通行にしか進まなくて 若さというものは皆等しく失われていくから
失われていくものに対して 明るい話ができる?
学生の頃は年上の人たちが羨ましい気持ちはあるけど その頃以外に年齢を重ねることを肯定的に捉えることは難しいんだ

みんな若さを失うことが怖いんだ だってどんどん死に近づいていってるんだから

ここまで長々と語って言いたいことは
年齢を口に出して発言しないよう気をつけようってこと
年齢を口にすると どうせいいことないから
年齢を気にしてると思考がどんどんがんじがらめになって行動ができなくなる
年齢を言い訳にして行動を起こさなくなる

今日から意識してほしい
年齢に触れて発言をする時 一歩立ち止まって 他の表現だったり 言わないようにするようにしてみて

ボクはこれを意識するようになってから年齢という考え方を少しずつ変えられていったから


最後に三つ目
やりたいことをやろう

やりたいことをやらない理由はボクの中で大きく二つあると思ってる
やりたいことがわかない
自分の年齢からやるのは周りの目が気になる

やりたいことがわからないのは 自分に余裕がないから
だから自分のやりたいことが見つかるまで 心を休めて 体を休めよう
傷だらけの体じゃ傷を治す以外のことを考えるのが難しいから

やりたいことを見つけられた
けど次に思うのは あらゆるやらない言い訳が出てきて 行動を起こすに至らない
その言い訳をせず行動するために重要なのは年齢という概念を自分の中で限りなくなくすこと
大体やらない理由は年齢に関わった言い訳をしてる

しっかり休んで やりたいことを見つけて
やりたいことをするために 余計な考え方を捨てられたら

やりたいことができる人生になれるよ
月並みな言葉だけどさ 一度きりの人生をやりたいことやろうよ

ボクはやりたいことをやるために生きてる
死にたいと思った気持ちも やりたいことが見つかれば薄れていった

ブイの活動もやってて本当に良かった
このたくさんの気づきを得ることができたから

学生の頃 モジャモジャの髪の毛を見て クラスメイトがつけたあだ名がもっぷだった
ボクはその名前がずっと嫌いだったけど 活動名にすればマシになるかななんて思って軽い気持ちでつけた

そしたら ゲーム配信中でにAIが気まぐれに もぴりんって名前をつけたことからファンのみんなからもぴりんって呼んでもらえた
嬉しかった
初めてもっぷって名前でよかったって思った 過去の嫌な悪口から素敵なニックネームへと思い出を塗り替えてくれたみんなに本当に感謝してた

こんなこと活動始めた頃には思ってなかった
何が自分の気持ちを 行動を変えてくれるかなんて予測できない
それでいいんだ
未来なんて誰もわからないんだから



ふぅ……

だいぶ長いこと話しちゃった
押し付けがましい言い方になって不愉快になってしまった人がいたらごめんね

でもこれがボクのやりたいことだったから
ボクのブイとしての活動はここで終わるけど ボクの人生はまだまだ続くから



ここまで聞いてくれてありがとう
この配信を聞いたみんなが幸せになれますように

もっぷは わたしは 幸せだよ


それじゃあ ここで配信を終わるね

みんなありがとう
またどこかで会えたらいいね




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