あーーーーー あーー マイクテスト マイクテスト 聞こえてる? 今回はビージーエムとか何もないから ボクの声だけ聞こえればオッケー あっコメントありがとう。うんうん 聞こえてるっぽいね 音量とかどう? ちょっと喋ってみてほしい?了解 えーーーーーって言ってもなぁ いつもならここで配信の説明とかするんだけど 今日はそういうわけにはいかないし いつもの自己紹介とかやっとく? ……はーい!みなさん初めましてこんばんは 全肯定系ブイチューバー もっぷです! 誰も
「男だから、自分より若い女性にお金を出させるわけにはいかない。」 「”二人きりで星を見に行こう、いい場所を知ってるんだ”って誘われたら告白されると思うじゃん。」 「部長なんだから、試合中の声出しもっと頑張ってよ。」 「店員なのにこんなこともわからないの?」 「あたしはもう80だからやり方わからないんだよ、ごめんね。教えてくれてありがとね。」 「渋谷ハロウィンに行く奴、全員ゴミだろ。」 「選挙でA議員に入れた人間はバカ。」 これは私じゃない誰かが放った言葉。 その
アイドル選抜番組で正確にダンスを踊っていた人よりも、振り付けを間違えた人が可愛いと評価されていた。 自慢の料理の写真を載せている人の文言を引用して、別の人が自身のすごい写真を載せて注目を浴びている。 不良のような格好の人が猫を愛でている。 それを見て少し私は歪みが溜まる。
初めまして初めまして。八倉といいます。 高三の夏に不登校になり、大学進学を断念。うつ病と診断されながらもアルバイトをしつつ自立を目指していたものの、これも断念。 3年前に実家の愛知県から兄の住んでいた東京都へと移り住み、生活保護を受給し、東京で一人暮らしを始めるも、すぐに精神科に入院。 退院してからはゆったり過ごしつつ、社会復帰を目指したくて生活訓練施設に入所。 今は、施設に通いながらこれからどうやって生きていこうかな、と悩みながら、自分の好きな「文章を書く」ということをちょ
タイトルについて、某青い鳥だったSNSで格言めいた良いことを呟く時に、決まったシチュエーションがよくあると言われています。 例えば、子育て中の子どもが突然この世の真理をついた発言をしてハッとしたとか、長いこと生きているおばあちゃんが長年の経験を経てわかったことを教えてくれた、とか、たまたまマックに行ったら隣の女子高生がいいこと言ってた、とか。 何か人生において重要だと思ったことを世の中の多くの人に見てもらいたい、バズらせたい時にはそういったシチュエーション込みでの書き込みを
この作品はフィクションです。 マックに行ったらJKが良い事言ってたっていう某SNSで拡散される前の話です。 水曜日の14時23分。いつもならオフィスでパソコンと面と向かって資料作成やら経費の確認、取引先とのメールに勤しむ時間だ。 だが、今日はそんな日常から離れて、ゆっくり過ごそうと決めた。というか決められた、というのに近い。 ワーカホリックとまでは言わないが、仕事をしていれば、それ以外に興味を向けるほどの余力のない人間だった。子供の頃はパイロットになりたいと言って、親によく
私が生まれて初めて知ったものは「愛」だと思う。 親に愛情を注がれ、本能のままに親からもらったものを短い手足と愛嬌のある笑顔で返してきたんだろう。 物心ついた頃には、自分が愛によって生まれたのだと聞かされていた。 父と母が愛し合って私が生まれたように、この世の人類も神という親からの愛情を持って生まれたのだと。 愛によって生まれた私は、同じように愛を育み、子を成して愛に溢れた国を作るのが私の人生の定めであると教えられた。 当然のように、私はそうすべきだと思っていたし、親と同じ道
あるかもしれない未来の日本の話。 「えぇ!?お菊が子供の頃は本名しかなかったの!?」 そう言ってお菊と呼ばれた女性に対し、もう一人の少女は目を見開いて驚いていた。 「そうなんじゃよ。皆薄々気づいてはいたんじゃが、いざ自分の本名とは違う名を名乗ることに抵抗があったんじゃ。」 「いやいや、本名を常に公表してるなんて犯罪に使ってくださいって言ってるようなもんじゃん!そんなの服着ないで下着で外に出てるのと一緒だよ〜。」 「ほっほっほ。正にそうじゃのう……。今から考えてみると孫のメリ
抵抗していないと、時の流れと共に人との繋がりが消えていくのを感じた。 時間と共に消えて欲しくない存在が欲しい時、人は誰か隣にいて欲しいと強く願い、それが結婚という契りに縋りたくなるものなのかもしれない。
はっと目が覚めた。 またいつの間にか寝ていたようだ。最近は意識を手放すように意図せず眠ることが多く、うまくコントロールできていなかった。決まってそう眠ってしまう時は、記憶が混濁する。 今は、一体何月何日の何曜日で何時で、今日は働かなければいけない日なのか、働かなければならない日であれば、時間は間に合うのか。 普段なら、働かなければならない日の前日だった場合はもっと焦っていたのだが、前日はちょうど月替わりの日で、確認を怠っていた為、いつもよりも冷静だった。諦めがよかったのだろう