100円の大切さ
最近、改めて100円というものの価値について考えさせられる出来事に、僕は、出くわした。
それは今年の1/2の出来事である。(投稿するのを忘れていた)
事件当日
本来なら温泉に行って帰るという、温泉の抽選会も兼ねた軽い温泉旅行の気持ちで友人と3人で滝川に向かった。気持ちよく温泉につかり、温泉の抽選会で抽選を行った。
これがかなり外れた。当たりはあったが9等。景品は、温泉スタンプカードのスタンプ1個。思っていたよりも質素な景品であった。
これにはさすがにしょんぼりした。みんなで10回くじを引いたのに、ほとんど外れ。僕たちは皆、下限でも9等は当たると思っていた。まさか外れがあったとは…
事件はここから
しょんぼりとして車に乗り込む。さあ札幌に帰ろう。何も戦果はなかった。
帰り際に見つけたのは、ゲームセンターと中古ショップが併設されたお店。なんか当てたい、そんな思いで立ち寄った。ここからが悪夢の時間。。
ゲームセンターのUFOキャッチャーは景品がイマイチだったから、やらなかった。まあ、本当のことを言うと100円使った。
そして、なんか当てたたいから運試しがしたい、そんなわだかまりを抱えたまま隣の中古ショップへと足を運ぶ。
オリパ
そこで見つけたのが、ポケモンカードオリパの自販機。運試しの機械だ!そう思ってみんなでやってみた。
この自販機にはグレードが存在する。500円、300円、200円の3種類。とりあえず500円。
外れた。
知っているポケモンだからまあいいか。と思った。もう一回やってみるか、という軽い気持ちで何度か行い、1人2000円も使ってしまった。
無駄遣い
としか言いようがない。1回の値段は安いけれど、こういった積み重ねでお金がなくなるのだとこの歳になって改めて気がついた。
悪夢再び
2000円で吹っ切れてよかったと思いながら、札幌へと車を走らせる。1人を家まで送り届け、僕と友人2人で友人の先輩から借りていた車を返却しに行く。駐車場に車を停め、あとは家に帰るだけ。ひたすら無駄遣いしたことを反省しながら歩いていた。ポケモンカードにどうして2000円も使ってしまったのだろう、と内省しながらひたすら歩く。
おっ、
歩道には、ポケカのオリパ自販機が仁王立ちしていた。僕はものすごく反省していたので、スルーしたかった。
が、しかし、友人がやりたいと言って聞かないのだ。
今回は、100円、200円、300円の3種類だから1回だけやろう、そんな甘い言葉に誘われて、僕たちは1回ずつ100円のオリパを購入した。
せーのっで同時に開封する。
どちらもキラカードだ。すぐさまネットで買取価格を調べる。
まさか自分は当たり。友人はハズレ。
ここからはカオスなシーンとなる。
僕はここでもう買わないと宣言した。しかし、友人は買いたいと駄々をこねる。
仕方なく、友人のオリパ購入を見届ける。とりあえず300円の中身が知りたいから、とかなんだとしょうもない理由をつけて友人は、300円オリパを購入した。
またハズレ。もう友人はヤケクソだ。1000円を投入して、ひたすら300円を3つと100円を1つ購入し続ける。
あまりよく数えていなかったが、5000円は使っていたのではないだろうか?僕にもお金を貸してほしいと頼み込んできた。もちろん電子マネーで返金してくれたが、貸さないほうが友人のためであったと今になって後悔している。
教訓
最初の1回が良くない。特に歩道で見つけた自販機では、最初の100円が良くなかった。たった100円なのに何回も使えば、1000円なんてあっという間になくなってしまう。当たり前だが、大事なこと。
1000円は僕たち大学生の1時間と同値である。1時間アルバイトして、およそ1000円をもらっている。そんな1000円が数分でなくなってしまうのは虚しすぎる。
そして、友人は、パチンコや競馬のようなギャンブルをあまり良く思っていなかった。しかし、この日の所業を見ればすぐに分かる。
ギャンブルはまるタイプじゃん、と。
僕は、ギャンブルはもうしないと心に決めている。オリパも含めてだ。その数千円で旅行に行ったり、本を買ったり、服を買ったり、経験を得たり、自分に投資したりしたほうが有意義な使い方となる。おそらく僕と同じくらいの歳の人は、誰もがもう理解していることなのかもしれない。しかし、僕は友人を見て、心の底から無駄遣いはしたくないと思った。
100円の大切さを知ろう。100円も大事にできる、そんな人が将来どんどん裕福になっていくのであろうと思うのは、あくまで僕個人の意見である。100円でも大事にしていきたい。