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10月の所感

不眠症と共に過ごす夜も何度目だろうか、もう普通になってしまった睡眠薬を水なしで飲み込み、喉に少し張り付いたままベットに潜り、こうして携帯から君たちに文字を書いている。

そんなこんなで今年も後2ヶ月らしい。
1年の中で1番大切な、わたしの生まれたこの月の所感を述べようと思う。

そもそも、スケジュールや写真を見返さないと思い出せないような日々に価値はあるのだろうかとぼやきつつ、幸福だった誕生日を思い返す。

わたしはとても自分の誕生日が好きだ。この日に全ての答え合わせができる。友情も愛情も家族愛も、全て"正しかった"のならば祝いの言葉が届くだろうから。今年の答え合わせはまずまずと言ったところ。思っていたよりも愛されていた人もいたし、思ったよりもわたしに関心のない人もいた。幸い、念願のuggのブーツをゲットできたので良かったとする。

ルンルンでuggのブーツを見返したところで思い出したが、実のところ10月はクソだった。というのは家の外壁工事があったのだ。朝から夜まで鳴り響く騒音と、衆人環視の中で過ごすのは非常にストレスだった。そのため私の不眠が加速したとしても文句は言われないだろう。

こうしてわざわざ文章を書いているくらい、私は文字を含む芸術と切っても切れない関係性にあるのだが、芸術の秋の出だしの今月は「観劇」「読書」とまずまずのところ。今月大ヒットの小説は『ぎょらん』。名作ながら読んでいなかったが、色々と考えさせられた。観劇をして痛感したが、自分はもう舞台に立とうと思いはしない。ただやはりステージ上のライトには魅惑的な引力があるのだけは間違いない。

生きていく予定の女性として、子宮頸がんのワクチンも接種したし、今月の自分にはBをあげよう。ワクチンの話をしようとしたら己のフェミニズムが加速しそうだったので今日はここまで。

ではまた。

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