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①高校を留年しかけた私が高3の秋から政治経済を勉強してMARCHに合格した話。

絵にかいたような劣等生

筆者は高1の時点で意味もなく3か月学校をさぼって単位を落としかけ、高2で留年危機に陥った立派な(?)劣等生である。
当然大学進学は考えておらず(頭が足りない)、専門学校に進学する予定だった。

しかし、そんな筆者も転機を経て、高3の6月にMARCHを受験することに決めた。(話が長くなるのでまた別の機会に。)

私文を目指すことになるが、ここで筆者のステータスを確認してみる。

  1. 英語は得意(英検準一級持ち)

  2. 国語は現代文のみ、古文漢文は未履修。

  3. 日本史、世界史、政治経済も未履修。

  4. 数学1A2B履修済み(数2,Bは留年しかけた)

  5. 化学は履修済み(留年しかけた)

  6. 高3で文転(選択授業は数1A2B、日本史世界史ではない)

なんてこった。
古文も日本史も世界史も知らないなんて、こんなの文系と呼べるだろうか。
唯一の救いは英語が得意なことだ。

さて、私文の大学受験で必要なのは英語・国語・選択1つ(日本史・世界史・政治経済・数学1A2B)
筆者は数学が大の苦手だったが、ゼロから始めるよりは数学の方がマシだろうと考えた。個別塾で数学の授業を受けていることもあり、消去法で数学を選択した。

そして6月から数学の学習をはじめ、ついに受験の天王山である夏休みに突入した。

数学だけを死ぬ気で頑張った夏休み


筆者は高3の夏休みを受験勉強、週4のサッカー、週3のアルバイトを両立して過ごした。自分のやりたいことをやりながら、残りの時間は自習室に籠り苦手な数学を毎日10時間勉強していた。
おかげで、数1Aは基礎固めができた。しかし、数2B、特に数Bに手こずり基礎固めができないまま夏休み最後の日になった。

そして夏休みの最後の日、塾のT先生、私、母を含めた三者面談が行われた。
面談が始まってすぐにT先生から厳しい言葉を受けた。
「今のままだと到底MARCHに届かないよ」
そりゃそうだ、高3の夏が終わる時点で数学の基礎固めが終わってないのだから。現実的に考えてこの状態から合格するのは不可能に近い。

私は志望校を下げる提案が来るのかと身構えていたが、T先生は突拍子もない提案をしてきた。

「あなたの志望校はすべて選択科目に政治経済があるから、そっちにかえてみれば?」

???

いきなりでてきた政治経済に驚いた。
しかし、話を聞いてみると、政治経済はほかの科目と比べて利点があった。

  • MARCHの多くの学部が受験科目に政治経済がある。

  • 日本史の用語が10700語、世界史が5400語に対し、政治経済は3100語のみ

  • 中学の公民と重なる部分が多くあるため、短期間で完成できる。

先行きが不透明だが、筆者は苦手な数学から解放されることが嬉しくて、すぐさま提案に飛びついた。

②へ続く…





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