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プレゼントは突然に届く

「ほんで、あんた誰?あんた、なにもんですか、と聞いてんねん。あんたは女。」
「はい。」
「なんでそう思うん?なんで女や思うの?」
「男ではないからです。」
「男やない、ゆうのはどいうこと?あんたは、自分で自分をなにもんや思うてんの?」
「なにものでもありません。」
「せやろ。そしたら、なんで女やと思うの?」

映画「八日目の蝉」

映画とか音楽の面白いなと思うところ。
それは、
本題とはさりげなく関わっているだけかもしれないような台詞が、ものすごく心に響いてくることがあったり、
大好きで何度も聴いているものでも、その時々響いてくる詩が違ってくることがある、
そういうところです。

「八日目の蝉」には、いくつか心に残る台詞たちがあります。
最初に書き出してみた台詞たちもその一つです。
この後の、「魂」についてのやりとりも面白いのですが、
「なんで女だと思うか?」
「男ではないから。」
ここ、興味深いですね。

性の話ではなく、何かを証明するときにどんな方法を使いますか?ということです。
「Aである。それはBではないから。」
それは言い換えると、
「Aであることは、Bによって支えられている。」
となるかもしれません。

「私がわたしでいること」。
それを「私だけ」で証明することは、難しいのかもしれません。
(証明する必要なんてないのかもしれないけどね。)
人類学の本によく出てきていた話でもあります。
自分を日本人だと思うのは、中国人がいてアメリカ人がいるからだ、と。

あなたとわたし。
ここまで書いてきた感じで表現すると、「線を引く」となるのかな。
線を引いて、「わたしではないあなたがいること」によって「わたし」がいられる。
でも、線を引くだけじゃつまらないよなーと思って、
「とけあう」ことも書きたいなー、と他に下書きを書いていたけれど、なんだか今日はまとまりませんでした。
またいつか!

今が最高な素晴らしいプレゼント
ライフ・イズ・ライク・クルージング!!
満たされた 満たされた
あなたがいるから 私がいるんだ

プレゼント/YUKI

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