北の国から
・祖父母が北海道に旅行に行ってきた。
訳あって今は祖父母の家に居候しているので、リアルタイムでおかえりが言えた。
夕食中に土産話をわんさか聴いて、
荷解きしている時にわんさかお土産を貰った。
六花のつゆという六花亭のリキュールボンボンをリクエストしていたのだが、生産中止らしくてその願いは叶わなかった。(頼む前にインターネットで六花のつゆが生産中止⁉️でもそれは嘘だよ〜ん🎶安心してネ🎶みたいな記事を見たけど嘘じゃないじゃん‼️これだからインターネットは信用出来ない・・・・となった)
代わりにわたしが大好きな六花亭のバターサンドとルタオのチョコレート、あとシマエナガのもふもふしたメモ帳、そして1番ときめいたお土産であるシマエナガとキタキツネの木でできた栞をもらった。
最近わたしが本を読んでいるのを見て(もっぱら紙派)婆ちゃんが使ってね〜って買ってきてくれた。
あまりにも𝙘𝙪𝙩𝙚すぎて使うのが勿体ないよ〜‼️と言った傍から今読んでいるマブにオススメしてもらったぼる塾の酒寄さんのエッセイに挟んだ。(本当に面白いのでまた別途note書きたい)恐ろしく早い行動、俺でなきゃ見逃しちゃうね。親父はもっと早く挟む。
・北海道、実は人生で1回だけ行ったことがある。中学2年生の頃、その頃行っていた個人経営の塾で夏期講習があった。その夏期講習がなぜか1週間夏期講習in北海道だったのだ。今思うと有り得ないのだがこのなかなかの田舎から1万円ポッキリで北海道に行くことが出来た。どういうルートを使ったんだ・・・・中ガキだったからその凄さが分からなかったけど今ならわかる。スゴすぎ。行き方(生き方)ウマすぎワロタ。
・1週間、同級生の友達2人と中3の先輩4人と北海道の別海町という田舎町に行くことになった。当時の先生が飛行機で人の数より牛の数が多いらしいよ!って10回くらい言ってたからそれをよく覚えてる。耳に牧場ができるかと思った。
・別海町のとあるお寺に1週間泊まることになった。ホームステイのような感じだ。そこには同い年の姉妹が住んでおり、一日目で意気投合して仲良くなった。(何で仲良くなったかはあまり覚えていないけれど、なんかわたしが先輩と1発芸をやってそれに笑ってくれて仲良くなった記憶がある)
大きい御堂があって、寝泊まりする部屋が近くにあって、朝お経で目を覚ましたこともあったっけ。朝早くみんなで起きてラジオ体操して朝ごはんを食べて、勉強して、自然に触れて。すごい絵に書いたような“夏休み”を濃縮したような1週間だったなあ。
・人生はコメディと称しているわたしの人生だが、ここでもオモロエピソードはある。
とある日の夜に自習室(という空き部屋で)でみんなで勉強をしていた。時間は9時とか10時くらいで、中学生にしてはもう寝る時間で、瞼がひたすら重くて今にも寝そうだった。というかほぼ寝てた。先生にバレないようになんとかまぶたを持ち上げていたが、急に「パァン‼️‼️‼️」と大きな音が部屋に響いた。なんだなんだ⁉️とみんなが一点に視線を向ける。見つめる視線の先は・・・・・・自分だった。
え?
自分でもよく分からず、音のした方に目線をやると、クソでかいなんらかの虫わたしの手の中で亡くなっていた。
え⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️
俺が・・・・・殺した・・・・・❓
めちゃくちゃ今にも寝そうだったのに、なかなかデカイ虫を仕留めていたのだ。無意識に。怖すぎる。
それから『昆虫ハンター』とあだ名がついた。
(2日間くらいでみんな飽きたのか、誰ひとり呼ばなくなったけれど。)
いいハンターってのは、動物(虫)に好かれちまうんだ。
・昆虫ハンター事件以外にも、花火をしたり、牧場に行ったり、海鮮を食べたり、船に乗ってイルカを見たり、超充実してた。
あと毎日温泉に入りに行ってたんだけど、そこの売店で売ってる枕サイズの貝ひも(北海道産)が美味しすぎてドカ食いしまくってた。てかほぼ毎日買ってた。お土産にも買った。
・マジで『ぼくのなつやすみ』くらい充実して楽しかったなあ。また行きたいな、北海道。また別海町にも訪れたいし、他の土地にも行きたい。
というか、そこに住んでた姉妹とも連絡先交換しなかった(確かあっちがケータイを持ってなかった)のを今でも後悔している。
電話番号でも住所でも聞けばよかったなあ。今何してるんだろう。同じ塾通ってた先輩も友達も今何してるか知らないや。みんな元気かなあ。あのときはまぎれもなくみんなで思い出を分かちあっていたのに、今はみ〜んな何してるか知らない。ちょっとおセンチな気分になる。みんな幸せだといいなぁ。
終わりの踊り、おし舞(まい)