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からむし織の里@秘境奥会津へ行ってきた!

寒い時期には寒い所へ!と言うことで小雪が舞う中、会津の秘境で有名な昭和村へ行ってきたよ!

看板可愛い🩷

【昭和村に行った経緯】
私はこの秋、葛の繊維から小袋を作成した。
小袋作成にドハマりした私は、その技術を応用してからむしの糸から小袋を作成!!小袋を作成する経験を通してからむしと葛は植物という共通点があるが、異なる特性を有していることに気がついてしまった。
このことからからむしについてもっと知りたい!と思いを馳せるようになり、からむし織体験が出来る施設に行くに至ったのだ。
私がからむし織の生成過程を知り今後やりたいことは以下である。

〈私の夢〉
自分でもからむしを採取して糸を生成し、小物を作りたい。
つまり、小袋作成まで一から携わりたいのだ。
あ〜、夢を語るとワクワクが止まらない♡

〈問題発生〉
ここで問題。からむし織の里は奥会津で容易には行けそうにない。車なら割りと容易に行けそう。
でも、私はペーパードライバー!!!
また、出来れば日帰りで行きたいと言う希望もあった。
公共交通機関を使用する&日帰りでからむし織の里へ行くにはどうしたら良いか?を考える日々。
からむし織の里への交通手段はバスがある。
でも1日のバスの本数が少ないため、日帰りは結構キツイと判断。一度はからむし織りの里へ行くことを断念した。
しかし、ふとしたことからからむし織の里に行くバスが2種類ある事を知る。再度計画を練り直した結果、公共交通機関を使用する且つ日帰りで行けることが判明!
この結果に辿り着くまでに苦労したので今後、行きたい方の為にnoteを作成し、記録として残しておきます。

【旅の詳細】
全容: 
①只見線で、七日町駅から会津川口駅まで行く。
②バスで、会津川口駅から下佐倉停留所まで行く。地図を参照。

全体図

〈詳細〉
①6時11分:七日町駅から只見線で合図川口駅に向けて出発
※朝5時起き、辛かった〜!駅に向かう途中、誰も歩いてなくてビクビクしてた。

朝6時の七日町駅

②目的地である会津川口駅へ向かう。
※只見線の車窓からの風景は美しい。
ゆっくり電車が走るから、景色を楽しめるし、
ぼーとするにもちょうど良い。

朝の風景。この日は曇り。


全体的に緑色な風景
雪はこの時期は積もっていない(12月中旬)

③8時00:会津川口駅に到着。

小出行きと会津若松行きの電車
会津川口駅は売店が充実していた

④8時23分:会津バスで下佐倉停留所へ
奥会津へGO!GO!

バスの乗客は私1人でした笑


どんどん標高が上がる。標高1,000m位まで上がってきた。会津川口駅は雪があまり積もっていなかったが、標高が上がるにつれ、雪深くなってきた。また、人は見当たらないけど家は意外とある印象!

⑤9時:からむし織りの里に到着

バスは会津田島まで行くのかな?


⑥1番のお目当てだった織姫体験
両足を交互に使って織り機を踏みながら、
からむしの糸を左右に通して行く。
その繰り返し。朝早くて私以外に他にお客さんがいなかった。静寂の中、織り機のカタンコトンと言う音だけが響き渡る。その音を聞きながら自分と向き合い作業を黙々とこなす。実に贅沢な時間を過ごした。

織り機でからむしの糸を織る真剣な私
コースターを作成中

また博物館を丁寧に観覧したり、地元特産品のお土産を大量に購入(りんご、デカい椎茸、大根漬け、からむしの糸など)して、幸せすぎた!

外は小雪が舞い幻想的
施設の中の様子
暖かいコーヒーを飲みながらゆっくり過ごせる

 施設が空いていたため、全ての工程は1時間半で終了。

〈分かったこと〉
・からむし織り生成の各過程は、とても手が混んでいる。一つ一つの作業に対して丁寧に手仕事をしている様子を知ることができた。
・からむしと人間が経済的に共生してきたことが分かった。昭和村では、からむしや山の野獣の皮や胆を打ってお金に変えたそうです。
また、『からむしだけはなくすな』を合言葉に
からむし織が村人の心の拠り所として存在しているそうです。
・明治時代に昭和村在住の五十嵐善作・ハツ夫妻がからむし織をグルジアへ伝えるため渡航したことを知る。
これは自分でも詳しく調べてみる価値あり!
・この日は小雪がちらつき、私的には身体の芯から冷えて本当に寒く感じた。しかし、地元の方が教えてくれたのは、今日は穏やかな天気であること。また、昭和村の2月は、−10度は割りとよくあり晴れた日の朝はダイヤモンドダストが観測できるとのこと。

⑦11時15分:下佐倉停留所発の会津バスに乗車

バス停はからむし織の里から一番近い民家の目の前
日本の原風景ここにあり

⑧ 12時7分:会津川口駅に到着
お昼ご飯は会津川口駅の売店で購入した、きのこおにぎりと赤べこ最中。
朝早くて少し疲れていた為、
最中の控えめな甘さに心をグッと掴まれる!

只見川を見ながら最中を堪能

⑨14時15分:会津若松駅に到着
帰ってきたぜ、会津若松!

赤べこがお出迎え🩷

【後日談】
①お土産のりんごや巨大シイタケ、大根漬けなどを楽しんだ。
りんごはジューシー、シイタケは肉厚で噛み応え有り、大根漬けはご飯にとても合いご飯がすすむなど、全ての食べ物が美味しかった!

りんご、シイタケ、あわまんじゅう、大根漬けなど盛りだくさんのお土産

②からむし織の里で織姫体験をした10日後に、作成したコースターが届いた。年末の忙しさの中、ふと奥会津のゆったりした旅を思い出し、心がぽかぽか暖かくなったのだった。

奄美大島土産の黒糖を添えて。


今回の旅を通して、奥会津がとても良い所で大ファンになった!
また、行くぞ!待ってろ!奥会津!

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