旅行したいなあと思ってたところに颯爽とぽんぽこさんが!!【サイコロきっぷ】
旅行したい・・・。
無職は良くない。
なぜなら金が入ってこないので旅行するモチベがなくなるのだ。
失うことに対する忌避感の方が上位に来る。
(もちろんFIREしてるような人は除く)
思えば働いていた頃は月2回は旅行していた。
電車で1時間くらいの場所への小旅行が大半ではあったが、お金のことなんて気にせずに思いつきで行動できていた。
割高のお土産も普通に買えたし、郷土料理に数千円出せた。(万は無理)
それが無職だとどうだろう。
「こんな砂糖の塊に1000円なんて出せない…」「交通費1万はきつい…」
入ってくるお金がないと、人間はこんなにも行動できなくなるとは。
無駄に時間だけはあるのに。
やはり人間、普通に働いてお金を得ている方が幸せになれるのだ。
いや導入部分が暗い!!
それはともかくそんな折、コロナ明けのぽんぽこさんが動画を出した。
【サイコロきっぷ】
動画の中で紹介されているのはJR西日本のサイコロきっぷ。
大阪発の電車であちこちに往復5000円で行けるガチャ(サイコロ)である。
人間、選択肢が多いと悩んでしまう。
勝手に決めてもらえるのは、逆に良い場合もある。
しかも往復切符なのでほぼ確実にお得である。
「大阪から東舞鶴なんて、三宮に出てバスで行きゃ変わらんだろ」って?
電車のがほら・・・気楽なんだよ!!
【でもこれ西日本だよね・・・】
JR西日本、面白いキャンペーンを始めたものだ。
しかし問題がある。
自分は大阪に住んでいない。
動画内でピーナッツくんも言っていたが、一旦大阪まで出ていかなくてはならない。
もちろん仮に博多行きが当たったとして、岡山住みの人が一旦逆方向の大阪に行って電車に乗らないといけないわけではない。
(目的地までの経路上の駅で乗れる)
だが東日本の人間は、当然まず大阪まで行かなければいけない。
いやほんとに当たり前のことなんだけど。
JR西日本のキャンペーンなんだから、西日本にまず来いよというのは至極当然である。
でもそうなると旅費がなあ・・・。
【JR東日本もなにかあるのでは?】
いやしかしよく考えてみれば、JR東日本だってなんかキャンペーンやってるんじゃないか?
情報というのは自分で掴みに行かなければならない。
とくに引きこもっている人間というのは情報ソースが限られているので、お得情報なんて気づかないうちに逃しまくっているものだ。(県民割とか)
西日本がやっているなら東日本も・・・思いついたら即検索である。
あった。
「どこかにビューーン!」である。
馬鹿でもわかるネーミングで助かる。
行ける場所もなかなか魅力的だ。
もしかしたら新青森駅まで行けるとか凄まじい話である。
だが申込みに至る過程やキャンペーンの内容は、かなりややこしい。
まず上に載せたリンクは、「どこかにビューーン!」の先行イベントであり、実際の「どこかにビューーン!」の開始は2022年12月予定である。
「どこかにビューーン!」先行イベントである「どこかに冒険days」は、6000円を払って参加するというもので、サイコロきっぷと同じような雰囲気が漂っている。
しかし、2022年12月から開始される「どこかにビューーン!」の本番では、
JRE POINTという謎のポイントを使って申し込むことしか出来ない。
そしてこのJRE POINT、
素直に6000円出せば6000ポイントに出来るとかいう代物ではない。
JRE POINTは上の画像で示したように、日々のJR使用やJRE MALLでの買い物などで貯めるものなのだ。
いうたらマイルやら楽天ポイントと同じなのである。
つまりはこの「どこかにビューーン!」はJRE経済圏への囲い込みということだ。あらゆるサービスでJR東日本のものを使わせたい目的がある。
マイナポイントをSuicaに変換すると、なぜかJRE POINTがピッタリ6000ポイントプレゼントされるキャンペーンもやっている。
「どこかにビューーン!」で使わせる気満々ともいえる。
もちろん、あらゆる会社が自社サービスへの引き込みをしようとあれこれやっているわけで、批判するのはお門違いだ。
自分の使っているpovoだって、auPayを使わせたいがためにギガ活やらをやっているのだから。
ただ、ランダム旅行を気軽にできるかと言えば別の話。
このサービスはどうも目指しているものが違いそうではある。
【旅行は・・・】
以上、JR西日本とJR東日本のキャンペーンを紹介した。
JR西日本のキャンペーンはアプリのインストールをする必要はあるが、まあこれは妥当だろうとは思う。5000円で普通に申し込めるのも気軽だ。
JR東日本のキャンペーンは、アプリどころかあらゆるJREのサービスを使ってポイントを貯めることが前提のものとなっている。
申込みのハードルは高い。(先行イベントは除く)
ここまで記事を書いてきて、「どこかにビューーン!」は自分が使うことはなさそうだなと正直思ったが、東京で電車に乗りまくっている人などは自然と利用可能なポイントを集めることが出来るのかもしれない。
ということで、JR東日本のキャンペーンがこんな感じだったので、
この夏は結局旅行に行かずに終わりそうだ。
こんなキャンペーンに頼らず、気兼ねなく旅行できるよう、
まずは職探しをするべきなのかもしれない。
安定した収入は大事だ。
何人もの人が同じことを言っていたが、その通りなんだなぁ・・・。
そんなわかりきったことを噛みしめる夏なのだった。