バードウォッチングのすすめ

今回の旅は、、
いや今回も、、笑

バードウォッチングや
自然観察が
一番の目的な
わけなのですが、
やっぱり、
バードウォッチングは
歴史も古いですが、
今のこのバーチャルな時代が進んでも
無くならない意味が、
とてもわかるなぁとしみじみ感じておりました。

観察をしていて思うのは、
今にしかいない。
という事。
過去にも未来にもいないのです。

「わたし達、今、
本当に今にしか居なかったよね」
と、息子に伝えると

「うん。本当に、、
時間が止まったようだった」
と、言っていました。

まるで、
瞑想状態のように、
思考が入らずに、ただ
ひたすら、観察をし続ける
あの時間は、自分を
内観する感覚にも似ています。

今、その時を
じっくりとあじわい、
まるで、時がとまったか
一分が随分長く感じられるような
そんな感覚なんです。

写真を
撮影しているときにも
近しい感覚で、
今回も、
撮らせてもらえたという
喜びと
あまりの美しさや、
息を呑む神秘に撮らされる感覚とが
同時に感じられました。

今回の旅では、
ずっと見たかった
野鳥と出逢えて
何度も鳥肌がたつような体験がありました。

感動のあまり、、息子と一緒に、
何回か手を合わせて、
自然界に感謝をおくり
本当に、、心が満たされる感覚を
体感しました。

その日の夜、
宿のベッドで横になり、
家族で話しをしていたら、
明日は子どもの日だった事に気づいて
「もう、12年経ったんだね。」
と、わたしが話し、
今回の旅のことや、今、どんな気持ちなの？
と聞いてみると彼は

「ママが自然を好きで良かった」
と、言いました。

その言葉を
30年弱年下の彼に言われたことが
わたしの中で、はっとする思いと
深く、、静かな喜びとで、、
なんとも言えない、
気持ちになりました。

彼より
随分前に生まれてきて
山々に囲まれた自然がすぐ側にある
中で生まれたわたしは
すでに知っている自然という世界の
奥深さを知らずに過ごし、
後から生まれてきた、その生命が
こんなにも興味関心が尽きない
自然の世界の素晴らしさを教えてくれた。

日々、
いろんな事はあっても
わたしは、
息子に伝えます。

本当に、
あなたと出逢えて良かった。と。

子どもって、なんだろう？

教えられることばかり。
気づかされることばかり。

子どもという存在を超えた
一人の人間として、
出逢いたかった人。

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