【Fortran】コンパイラgfortran ver4.8のインストール
fortranに関する記事,2つ目はコンパイラのインスト-ルについて記載する
コンパイラgfortranのインストール
〈https://gcc.gnu.org/wiki/GFortran〉
上記のサイトでフリーのコンパイラgfortranがインストールできる。年々アップデートされているが,自分はver4.8を使っているため,そちらをインストールすることを推奨する。理由は,以前,最新版にしてコンパイルしたところ,エラーになってしまい,原因が分からなかったからだ。当時,同様の質問がインターネット上に上がっており,自分の周囲でも困っている人が多かった。自分の場合,ソースコードに直接記載した計算は動くのに,openファイルが開けないエラーだった。今でも原因は分からないが,4年ぐらい前のことだから今では正常に動くかもしれない。
前置きが長くなったが,以下,インストール手順。
1. GCCのインストール
TDM-GCC
〈https://gcc.gnu.org/wiki/GFortran〉
ダウンロードページ
〈https://sourceforge.net/projects/tdm-gcc/files/TDM-GCC%20Installer/Previous/1.1309.0/〉
自分のPCに合わせて,32bitか64bitを選択(ver4.8.1-3)
2. TDM-GCCインストーラーの実行
①最初の画面でチェックマークを外し,Createを選択。ここでチェックマークを外さないと,自動的に最新版になってしまう。
②Next→インストールフォルダの選択→Componentsタブ→gccタブ→openmpにチェックで,TDM-GCCのインストールが完了する。
3. gfortranのインストール
①gfortranのパッケージをダウンロード
〈https://sourceforge.net/projects/tdm-gcc/files/TDM-GCC%20Old%20Releases/TDM-GCC%204.8%20series/〉
32bit:4.8.1-tdm-2_SJLJもしくは4.8.1-tdm-2DW2
64bit:4.8.1-tdm64-2
上記を選択した後に表示される以下の画面でfortran.zipをダウンロード。
②TDM-GCCフォルダにダウンロードしたfortran.zipの中身をコピーし,全て上書き保存する。
③コマンドプロンプトもしくはPower shellにて,インストールできているか確認する。起動したウィンドウ上に
gfortran --version
と入力し,以下の画面が表示されればOK。
GNU Fortran (tdm64-2) 4.8.1
Copyright (C) 2013 Free Software Foundation, Inc.
GNU Fortran comes with NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
You may redistribute copies of GNU Fortran
under the terms of the GNU General Public License.
For more information about these matters, see the file named COPYING
次回はエディタの紹介を行う。
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