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【論理思考】クリティカル・シンキング

「クリティカル・シンキング」
物事を適切な方法で、適切なレベルまで考えること
→本質を捉えた思考ができるようになる

クリティカル・シンキングの効用
・それまで思いつかなかった新たな発想ができる
・それまで見落とされていた「機会や脅威」に気づく
・相手の言いたいことや前提を的確に理解できる
・会議や議論を効果的に進め、集団として「より良い意志決定」ができる
・説得や交渉、部下のコーチングに役立つ

クリティカル・シンキングの3つの姿勢
①目的は何かを常に考える
→「何のために考えるのか」を明確に

②自他に思考のクセがあることを前提に考える
→思考のクセを意識して、自分自身を客体化し、客観的に眺めてみる

③問い続ける
→結論に達したと思っても、思考を止めずに考え続ける

【ピラミッド・ストラクチャー】
ピラミッド型に論理を構造化し、思考の妥当性や完成度を視覚的にチェックできるツール

一番上に「メインメッセージ(結論・主張)」
その下に「キーメッセージ(結論・主張を支える根拠)」
→論理を構造化すると、論理がわかりやすくなる

メリット
・作った本人が「論理の妥当性」をチェックしやすい
・聞いた人も、相手がどのような論理に基づいて結論を出したのか理解しやすい

【ピラミッド・ストラクチャーの作成】
①issueを特定する

issue(イシュー):今ここで、答えを出すべき問い
・「問い」の形にする
・issue自体を具体的に考える
・一貫して押さえ続ける

②論理の枠組みを考える
・既存のフレームワークを使う
例)「心・技・体」「市場・競合・自社(3C)」「製品・価格・流通経路・プロモーション(4P)」

・自分で考える
→定跡で枠組みがない場合は自分で考える

【枠組みの作り方】
①情報やアイディアを列挙する
②整理・統合し、大きな論点としてまとめる
③「これらの論点全てに答えれば、issueに応えることができたと言えるか」を確認する
④足りない点が荒れば追加する

留意点
・issue同様、疑問文で表現
・論点のレベル感をあわせる
・issueにふさわしい枠組みを選ぶ

まとめ
・枠組みとは「issueに応えるために考慮・判断スべき論点のセット」
・issueを特定したら、個別のアイディアを考える前に、枠組みを考える

【主張を根拠で支え、論理をチェックする】
主張を支えるのに適切な根拠
・枠組みでもれなく整理されている
・根拠を支えるデータや具体例がある
・相手の関心に沿った根拠である

主張と根拠
・主張とは「issueに対する答え」
・根拠とは「主張を支えるもの」
・説得力のある主張には、適切な根拠が必要
・主張と根拠のピラミッドストラクチャーを「だから何?」「なぜ?本当に?」で確認する

ピラミッドストラクチャーは論理の構造を作り、それを視覚的にチェックするのに有効なツール。論理展開をうまく行い、説得力を持って相手に説明ができる

【論理展開】
なぜその結論が言えるのか、を示す事実や前提の組み立て

論理展開の基本パターン①
「演繹法」
2つの情報を関連付けて、そこから結論を必然的に導き出す思考法
→ルールとケースのミスマッチに注意
→「隠れた前提」を省くとコミュニケーションのズレが発生することがある
論理展開の基本パターン②
「帰納法」

観察されるいくつかの事象の共通点に着目しルールや結論を導き出す思考法
→知識と想像力が必要とされる
→軽率な一般化に注意




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