勝ち点は、歩いてこない
話題としてはかなり遅れてしまいましたが、先週熊本に行ってきました。
秋葉監督体制として、9回目のチャレンジにして初めての3連勝がかかる一戦。
互いに攻め合うも後半に入ってからは消耗戦、特に水戸は守りの時間帯が長くなりながらもしっかりと凌ぎきり、無事勝ち点1をもぎ取って水戸に帰ることができました。本当は勝ち点3が欲しかったと言えばその通りなのですがベンチメンバーが一人欠けた状態だったこととその後も体調不良者が出たことを考えれば、そのような状況下でもよくぞ勝ち点を拾えたと思って良い試合だったと思います。
そもそも、なぜサポーターはアウェイに行くのか。
ことサッカーに関してはアウェイに向かう人の規模は他競技の追随を許しません。大一番に限らず、通常のJ2でも百人規模ではアウェイサポーターの人の動きがあります。J1クラブはもちろんのこと、J2でも新潟さんとかなら移動する人数が千、万人単位になることもある。
サッカーの何が人をそうさせるのだろう。サッカーが好きになってからというもの、この疑問は正直ずっと拭えぬままでした。
しかし、コロナ禍を経て改めて行き来が復活しはじめたこと、そして久しぶりの遠征となった今回の経験から、自分なりに答えを見つけ始めた気がしています。
「転地効果」という言葉があります。
日常から距離を置くこと。物理的な距離が離れれば離れるほど、日常に起因するストレスは減っていくそうなんです。
ただ、普通の旅行だと慣れない土地で右往左往してしまい、帰宅後に相当な疲労感が残ります。旅行中はあんなに楽しかったのに。なんで明日仕事なの、と燃え尽きるあの感じ。
でも、サポーターのアウェイ遠征は違います。
アウェイユニを着込む場合は別ですが、見知らぬ土地でも普段過ごしているホームと同じ格好で過ごすことになるので、普段の日常からそこまで逸脱感を感じません。
顔を合わせる仲間と会えるのも緊張をほぐす一つの安心材料になります。
その上、ホームから離れれば離れるだけ、先ほどの遠地効果が得られますから、日常を感じつつストレスを軽減できる。
ホームと比べて人数が少ないので、アウェイでゲーフラやプリントマフラーを掲げていると選手に覚えてもらいやすいのは、個サポがアウェイで感じる大きな特権です。自分はそこまで熱心な方では無いですが、高岸選手のタオマフを見つけてもらった時には結構な喜びを感じましたね。
そしてサッカーは一週間隔で次の試合がありますから、戻ってきても次の試合に向けて気持ちが切り替えられます。翌日仕事があっても問題なし。
もちろん、ライブエンタメ特有の『この場でしか見られないものを見たい』という思いだったり、サッカー好きによくある『愛するクラブの歴史的瞬間は今日かもしれない』『厳しいアウェイで愛するクラブを勝たせたい』という感情は大きな要素だと思います。ただ、これに加えてサポーターとしての旅行は結果として圧倒的にストレスフリーな旅行だ、ということが、
お金さえあればアウェイに行きたい。
という欲求に結びつくのだろうと、思い至ったわけです。
ただ、いくらストレスフリーだからと言っても。
※鶴屋百貨店にあるくまモンのアンテナショップにて、曜日限定でふれあいができるのです。。。
いや、行きの熊本空港でたまたまお出迎えがあったものですから。
思わず、マスコット好きの血が騒いでしまいました、、、
熊本遠征中、シマエナガさんからは
とご心配を頂いたほど心奪われたことを謝罪します(本命はあくまでホーリーくんですよもちろん)。
ちなみにパンダさんからは
いやそんなゲーム熊本でやったら絶対負け確定ですって😂
実際行くと街中至る所にくまモンさんいるから、、、(その様子だけまとめるだけでもnote1つ書ける)
脱線したついでに。
ロアッソ熊本のマスコット、ロアッソくんが小島社長に相談していたようですけど、実際えがおスタ行った時は、
そもそもロアッソくん、どこにいるのよ。。。ってなった。本当は
降りてこないんかい。。。。。。。。。(こっちから手を振ったら振り返してくれたけど)
ロアッソくん、まずはスタジアム場外でくまモンさんより目立つことを目標にしようか。話はそれからだ。笑
あとは。
強行日程ながら、しっかり熊本グルメも堪能したのでした。
どれも美味しかった!
(観光客向けのグルメあんまり好きじゃ無いので映えないのはご愛嬌)
熊本最高だった!!!また来る!!!
(やっぱココロまだ熊本から脱せていない気がする)
幸せは歩いてきません。
勝ち点も同じです。
だからアウェイに行って、サッカーのある幸せを、日常の幸せを感じるのです。
お財布とまた相談して、次はどう遠征しようか、、、思案の日々は続きます。