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HSPにとっては、感覚の共有ができると、ものすごくものすごく嬉しい。と思う。

私は、自分の好きなものとか嫌いなものとか、感覚的なものとか、あまり人に話さない。

拒否されたら怖いし、理由を聞かれるのが面倒だから。

なんでそれが好きなの?と言われても、そこまで明確な理由があるわけじゃないし、理由を確実に伝えられるほど自分の言葉に自信がないから。

好きも嫌いも感覚的なものが多いし。
なんとなく、心がモヤっとしたから嫌とか。
心が踊ったから好きとか。

あんまり一般ウケしなさそうなものは言わない様にしてる。

理由を聞かれたら、誰でもいいそうな理由をつけてる。

感覚としてわかってもらえなかったり。あまり、わかってもらえないと思って口に出さないことが多い。

空を見て、青の色や雲と太陽のコントラストが素敵だったり、夕陽がや朝焼けのグラデーションが絶妙だったり、雨の雫や光の美しさや、ちょっとしたことで、感動してしまう。
けれど、それを周りの人に言うことはほとんどない。
「空の青が綺麗」と言ったところで、興味なさげに「そうだね」と言われて終わることが多いから。

匂いとかも、雨が降りそうな匂いとか、土地ごとの季節の匂いとか、雪の匂いとか空気感とか、そんなのも.「雨の匂いがするから雨降るかも」と言っても、「なんだよ匂いって」で言われるとけれどガッカリしてしまう。

だから、言わない。

けれどこの前、ふと出てしまって焦ったけど、感覚を共有してくれて嬉しかった話をするよ。

人を見ると、なんとなく色でイメージしてて、何色系に属するかで対応の仕方などを変えたりしている。
なんとなく、浮かんでくる色がある。日によって違ったりすることもあるけど、系統は大体同じ。

寒色系のイメージとか暖色系のイメージとか。

勝手なイメージなんけど。

知り合ってからだんだん変わって行ったりするけど、系統はあまり変わらなかったりする。

で、何かの話をしている時、ふと、出てしまったことがあって。

「〇〇さんは何色系な感じだよね」と言うと、

「あ、色のイメージなんだ!私は数字なの!」
と即座に返してくれた方がいて、

すっごい嬉しかった。

まず、私は何色系ってことしか言ってなんいんだけど、色でイメージしていることが伝わっているってところが、嬉しかった。
感覚が同じ方なんだって。

もうひとり他の方もいたけれど、その方は「何それ、スピリチュアル系?」と言っておられた。
これが、たぶん、大体の方の返し。

スピリチュアルとかではなくて、ただのイメージの話なんだけど、それを説明するだけの言葉がないから。

適当に誤魔化すんだけれど。

同感覚の方が、素直に「スピリチュアルとかじゃなくてただそう思うだけ!」って言って、もう1人の方が「???」ってなってて。

これこれこれこれ。
これが面倒なのよ。

けれど、同感覚の方はすごく素直に自分の感覚を伝えて、理由なんかないよ感覚だよって言うのも素直に伝えていた。

私は心の中で本当に尊敬して、どうしてそんなに素直で入れるのだろうって羨ましくなった。

そんな感じで、色系と数字系の話で盛り上がって、私もあまり隠そうとせず話ができて、ストレスなく楽しかった。

ちなみにこの方は、夕暮れ時のグラデーションに一瞬心を奪われていたら、「空が綺麗だね」って言ってくれた。
何も言ってないのに、意識の共有ができていたことが嬉しかった。
これがあったから、ふと言ってしまったんだろうな。

そこで。
いつも、感覚を隠そうとする会話をしているから、気を使うSi、疲れるだな、と再確認。

こんな感覚を解放して話せる人がいたら、おしゃべりになるんだろうな。

ただ、この感覚を理解してくれる人に出会うには、隠してばかりじゃなくて、感覚の解放をしてかないと、出会えないんだろうなぁと、わかってはいる。

なかなか自分を曝け出すのは、出来ないのであります。年齢を重ねても出来ないなぁこれは。

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