【How to】アドベントクランツ(キャンドルスタンド)編
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さて、12月24日日没からメリークリスマスと言うのが王道です(西方教会では、東方教会では1月6日頃になります)。その前は4週間ほどアドベント(advent、降臨節)となり、節制をします。
では、西暦2020年(深入りすると「救主降生2020年」といいます。ちょっと引く)のアドベントクラウン(adventcrown、英国国教会だから)キャンドルスタンド編です。
上の画像が出来上がり図です。
アドベントクラウンは、クリスマス前の4つの日曜日(主日)の内、最初の主日から点灯されます。次の主日ごとに1本ずつ点灯されるキャンドルが増えていくのです。キャンドルの色は、司祭(司祭と言っておけばローマン・カトリック/アングリカンの英国国教会では通じます)と同じ、紫です。償い、節制、回心に努めます。
なお、お金持ちの教会(または厳格なHigh Church)や司祭がオシャレな教会では、第3主日はRejoice Sunday、バラ色の祭色とキャンドルになります。
そして、降誕日(12月24日日没後)から1月6日(Epiphany)日没前までクリスマス期間、祭服もキャンドルも白です(4本白に替える、4本そのまま紫(うち1本バラ色の場合も)+1本だけ長い白を点灯など、色々あります)。白は、神の栄光、清らかさ、喜びを表します。が、聖餐式(聖体拝領)ではないイヴ礼拝では、黒い時もあります。朝夕他の礼拝は大抵黒です(ちなみに葬送式は白です)。また、26日「最初の殉教者聖ステパノ日」、29日「聖なる幼子の日(2歳以下の幼子を虐殺)」は赤(殉教、聖霊、愛を表わします)で、クラウンのキャンドルは…点灯してますね~本当のところはどうなのでしょう…
★ところがどっこい、カンタベリー大聖堂の動画では、伝統的には全部白だそうです(昔は着色できなかったからではないかという説もあります)。
https://www.youtube.com/watch?v=vpuyqsAAdMU
前振りが長くなりました。それでは始めますね。
土台は手作りでもいいですし(倒れなければ)、市販の物もあります。5個の土台セットも市販されていますが、私の手持ちは4本スタンドなので、どうしてもクリスマス節は手作りとなります。
スタンドの直径に合わせて、輪を作ります。今回はグニユーカリにしました。乾くと脆いので、扱いには十分ご注意くださいね。
グニユーカリとバーゼリアの留め方です。太い茎が見えないように#28緑色ワイヤーで繋げたり、留めたりしていきます。
グニユーカリの細い枝がワサワサしてしまうと思います。バーゼリアを留めるワイヤーで、繋げるヘルプをしましょう。
まとまったら、ヒメリンゴや色々お好みのオーナメントを瞬間接着剤で装飾します。今回はシックにリモニウムにしました。
真ん中にキリスト生誕を表わす白いキャンドルを置きます。キリスト教関係のお店で買ったキャンドルなので、白いキャンドルは大抵長いのです。
白いヤマシダ(一般和名ウラジロ)は、ボヤを起こさないように、右前1周目を低くし、右回りに順々に高くしていきます。
★★★実は、教会のオールター(祭壇係)だけが知っている事実をお話します。シェイクスピアでいう12夜の間、キャンドルを灯し続けるには無理があります。紫3本、バラ色1本、白1本(または4本)の交代要員を用意しましょう。司祭も信徒も居ない間、こっそり…こっそり取り換えているのです★★★
4本パターンがお好みでしたら白いキャンドルを外します。上のようにクラウンらしさが引き立ちます。
この度もご愛読どうもありがとうございました。