近藤 [2008]へのコメンタリー

近藤和敬 [2008]、「数を数えることとはどういうことか―カヴァイエスの『超限順序と連続体』読解」、『現代思想』vol. 36-14(2008年11月号)、pp. 174-194。

2023/01/02
数学の哲学の問題は以下である。
① 数は存在するか
② 数についてひとはいかにして知るのか
③ ①と②が答えるべき問題でないなら、それはなぜなのか

p. 177上段
Cavaillès がプラトニズムを拒否するにしても、数学の展開との関連が理由になっている。数学の展開を説明することが数学の哲学の問題だということに納得していない私のような者は、ここでつまずくのである。

2023/01/07
学部生だか院生だか忘れたが、学生時代にゼミの部屋で、「睦月影郎は『先生』と呼ぶくせにDretskeは呼び捨てか」と突っ込んできたのも近藤だった。もっともだ。

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