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「お茶×味わいフルネス」食の断捨離につながるマインドフルネス体験

様々な情報が洪水のように流れ込み、時間に追われる毎日の中、自分の感覚、ちゃんと使えていますか?

食べ物の美味しさ、物を買う時の基準など、自分の感覚よりも情報に左右されていませんか?

今回はそんな日常の中で、「味わう」ことで自分自身の本来の感覚を呼び覚ますマインドフルネス「味わいフルネス」の体験イベントとその講座の内容をご紹介します。

マインドフルネスとは?

今回、静岡の茶業会議所さんからご依頼いただいたのは、
「お茶×マインドフルネス」というテーマでした。

マインドフルネスとは、頭の中の雑念(常識や決めつけの思いなど)を一旦脇に置いて、今この瞬間の自分の感覚に集中すること。

そうすることで、普段、滝のように流れ込んでくる様々な情報にかき消されている自分本来の感覚を呼び覚まし、ストレスが浄化され、心と体が整っていきます。

世界各国では医療分野をはじめ、アップルやグーグル、フォードなどの大企業が社員研修の一環としてマインドフルネスを取り入れているほど、新たな健康法として注目されているものなのです。

しかし、マインドフルネスのやり方は、一般的には「瞑想」という形で行われるため、日常の生活に取り入れるのには難しい、という面もあります。

毎日の食を、「食べる」から「味わう」へ

そこで、私が思いついたのが、毎日の食事の中で5分だけでも、食べ物をきちんと「味わう」ということ。

食べ物を食べる時、口に入れてから咀嚼し、飲み込むまでに味や香りが変化していくこと、意識したことありますか?
この一連の時間経過をイメージしやすいよう具現化したのが、「味覚音感」という考え方です。

味覚音感の基本フレーム

味は、苦味から酸味までの8種類と個々の香りを低音から高音のイメージで感じ取ります。

それらの味や香りの変化を、①から④までの4小節のイメージ
①ファーストインパクト(口に入れた瞬間の味と香り)
②第一咀嚼(軽く咀嚼して変化する味と香り)
③第二咀嚼(さらに咀嚼し、変化する味と香り)
④余韻(飲み込む瞬間とその後の余韻の味と香り)

で意識して味わっていきます。

味わう(味覚音感)+マインドフルネス=味わいフルネス

こうして、味覚をはじめとする自分の感覚である五感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚)を総動員して味わうことで、食と向き合い、自分から味わいをキャッチしていく、そういった感覚が磨かれていきます。

集中して味わっていくうちに、いつの間にか心の雑念が消え、幸せな気分に包まれた!という参加者の方も!

黙々と自分のペースで時間をかけて味わううちに、初対面同士のフロアが、あたたかな雰囲気に包まれていったのも印象的でした。

感じた味わいを、細かくメモされる方も!

味覚を磨くことは、自分の心と体を守ること

情報に溢れる毎日の中、いつの間にか自分の判断を他の人や情報に依存していて、自分で「味わう」ことが疎かになっている人が多くなっています。

味覚や嗅覚は、危険なものを口にしないよう、自分の身を守るために備わった本能。しかし、美味しいものが溢れた現代では、表面的な美味しさに惑わされ、自分の心と体に負担をかける食べ物を知らず知らずのうちに摂取しているのです。

結果的に、生活習慣病やアレルギー疾患などの原因を自分で作っていることに、多くの人が気づかないまま...。

この状況を改善するために、私は「味覚を磨く」ことで、自分に必要なものなのか、負担となるものなのかを利き分けることができると信じ、「味わいフルネス」をお伝えしています。

味わいを深める「味わいフルネス」で「食の断捨離」へ

実際、ティーペアリングや味わいフルネスを研究していく中で、私自身の味覚が磨かれ、以前は平気で食べていた精製食品(白砂糖など)や人工甘味料、添加物に敏感になり、自然とそういうものを避けるようになっていきました。

我慢せずとも自然に自分の心と体に必要なものが分かる、これはまさに「食の断捨離」なのです。

体に優しい素材を使ったスイーツとのティーペアリング

● 食の断とは=食で入ってくる不要なモノを断つ 
● 食の捨とは=不要な食習慣を捨てる 
● 食の離とは=食への執着から離れる

「食の断」=食で入ってくる不要なモノを断つ 
○精製食品、化学調味料、添加物、人工甘味料など、心や体に負担をかけるものを自然に断っていく

「食の捨」=不要な食習慣を捨てる 
○テレビやスマホを見ながら食べることによる過食(咀嚼回数が減り、満腹感を味わえなくなる) 
○ストレス発散による過食(生活習慣病の増加による健康寿命の伸び悩み) 
○カロリー過多なのに栄養不足(肥満、貧血、アレルギー、生理不順、薄毛、うつ病、免疫力低下、脚気、骨粗鬆症、味覚異常、冷え性など) 
○ダイエットがうまくいかない(リバウンド、目的のズレ)

以上のような負の食習慣を自然に無くしていく。

「食の離」=食への執着から離れる 
○周りの価値観で、自分に合わないものも美味しいと錯覚してしまう 
○人工的な塩味、脂肪味、旨味、甘味の調味料カルテットによって、食欲を麻痺させられている 
○現代人の味覚は食べ物に支配されている。(見た目、情報、加工食品) 
○自分で味わう力が衰え、周りの価値観で味わわされている 
○水分補給をお茶に変えることで、アルコール、ジュースなどの糖分摂取を控えられる、など。

「食の断捨離」で本来の健康を取り戻す

上記のように単に「食べる」ということから「味わう」へと変化させていくことで、3つの味わい方が整います。

●頭で味わう
味覚音感を意識し、頭での味わい方を知る
●体で味わう
味覚音感を五感に落とし込んで感じることで、自分本来の感覚で味わう
●心で味わう
食べ物の背景(歴史、作り手、関わった人など)を感じることで、感謝の気持ちを味わう

この3つの味わい方が整うことで、
頭の健康心の健康体の健康が整い、本来私たちに備わっているはずの健康(免疫力や自律神経のバランス)が叶うのです。

より詳しく知りたい方は、今後、講座開設を予定していますので、以下のリンクをご覧ください。

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