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静岡名物 安倍川もちの歴史を深掘り

静岡名物 安倍川もちの歴史を深掘り


静岡県を代表する和菓子の一つ、安倍川もち。その歴史は、江戸時代初期にまで遡ります。

徳川家康とのゆかり

最も有名な説は、徳川家康が命名したというもの。家康が安倍川上流の金山を視察した際、地元の人々が金粉に見立てたきな粉をまぶした餅を献上しました。家康はその機転を気に入り、「安倍川餅」と名付けたと言われています。

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東海道を旅する人々の間で人気に

もう一つの説は、東海道を旅する人々の間で安倍川の茶屋で売られていた名物として、自然と「安倍川もち」と呼ばれるようになったというものです。

  • 東海道中膝栗毛にも登場:十返舎一九の道中記「東海道中膝栗毛」には、「五文どり」(五文採とは安倍川餅の別名)として安倍川もちが登場し、その名が広く知られるようになりました。

  • 徳川吉宗も愛好:八代将軍徳川吉宗も安倍川もちを好んでおり、駿河出身の家臣に作らせていたという逸話も残っています。

安倍川もちの特徴と変化

  • 昔ながらの味:本来は、つき立ての餅にきな粉をまぶし、その上から白砂糖をかけたシンプルなものでした。

  • 現代のスタイル:現在では、きな粉とこしあんを一緒に盛り合わせたものが一般的です。これは、より多くの人の好みに合わせるため、そして、日持ちを良くするためと考えられています。

  • 地域によって異なる味わい:安倍川流域には多くの老舗があり、それぞれが独自の製法や味を守り続けています。

安倍川もちが愛され続ける理由

  • 歴史と伝統:徳川家康とのゆかりや、東海道を代表する名物としての歴史が人々の心を惹きつけます。

  • シンプルな美味しさ:素材の良さを生かしたシンプルな味わいは、老若男女問わず親しまれます。

  • お土産としても人気:静岡を訪れた際には必ずと言っていいほど購入されるお土産としても定着しています。

まとめ

安倍川もちは、単なる和菓子ではなく、歴史と文化が凝縮された静岡を代表する名産品です。その味は、時代とともに変化しながらも、人々に愛され続けています。


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