城南ホリスターの住み替え記 #3
ローン審査と団信、そして購入へ
住宅ローンの事前審査の申し込みから数日。
結果のお知らせが少しずつ戻ってきました。
やはりメガバンクが早く、ネット銀行の方が時間がかかりますね。
なにか逆のような気がしますが、不動産仲介の担当者の方曰く、メガバンは申込者にそれぞれ担当者で付くのに対し、ネット銀行は社内で分業制のため、各部署を書類が回るのに時間がかかるのではないかということでした。
さて、結果ですが、正直あまり伸びませんでした。。。
400~1000万円くらいの減額が目立ちましたね。
また、現居の売却においても、新居の引渡時までに完済という条件を付けてくる銀行もネット銀行を中心にいくつかありました。
以前、今回とは数百万円くらい少ないくらいの事前審査が満額で通っていたこともあったので、世帯年収がその時より上がっている今、「なんとか大丈夫だろう」と少し甘く見ていました。
思ったより簡単ではない。。。そこまで無理して買う必要があるかどうか、という考えが頭をもたげます。
そんな中、ついに満額で通してくれたメガバンクが現れました。
現居の完済条件も、新居の引き渡し後6ケ月以内としてくれており、また利率も最安とまではいきませんが、かなり良いと言っていい水準です。
ただ問題は、団信のところでした。
現居の住宅ローンでも、がん団信100%を0.1%のプラスで付加しています。私の方が比較的ガン家系のキライがあるため、せめて50%は保険を掛けておきたいと考えております。
ところが、こちらの銀行はある一定の年齢を境に、ガン団信の内容が極端に悪くなってしまうのです。
やや大きな上乗せ金利を支払っても、がん診断のタイミングでは住宅ローン残高は消滅せず、12カ月以上の就労不能状態が続いて初めて消滅となります。
うーん、、、最近ネット銀行を中心に団信の充実の傾向が見られる中で、この条件はどうなのだろうと少し頭を抱えてしまいました。
住宅ローンは思ったように伸びないし、「私たちより先に申し込みした方の方がどうも優勢らしい」という仲介担当者からのインプットもあり、これはちょっと買えないだろうな~というネガティブな空気が明らかに漂っていました。
ということもあり、他にも気になっていた物件の内見依頼をいくつか出してみました。
まずひとつ目です。
こちらも最寄り駅は同じなのですが、少々徒歩分数が長くなります。
また物件価格については10%ほど安いものの、土地面積が少し小さくなってしまいます。
実際内見してみると、確かにややこじんまりさは感じたのですが、それよりも採光や間取りのところに実体を伴う違和感があり、またハザードも色が付くようでしたのでお見送りとしました。
戸建てのリセールの難しさを内見しているとよく感じますね。この物件、SUUMOを見てると、かなりしばらく売れていなかったようです。リセール面で、マンションとの違いを明確に感じます。
また、以前住んでいたエリアにある中古戸建も内見の検討をしました。
ここのエリアにしては、かなりお安く見える値段設定ではあるのですが、写真を見る限り、室内もかなりグレードが高い。。
これはなぜだろうと色々調べてみていったところ、まず前面道路が著しく細い。そしてこの一帯だけ、開発に取り残されたように住居が密集している。。。
さらに不動産屋に詳しく話を聞くと、建ぺい率に少し問題があるような話まで出てきたので、内見は取りやめとしました。
やはり安いには必ず理由があるものです。。
そんな中、仲介の担当者から電話が入りました。
仲介の担当者さんが、仕事中にいきなり電話を掛けてくるということは、急を要するか、もしくはメールに書くには複雑な案件であった時くらいです。
結論から書くと、売り主さんがもう一方の申込者ではなく、私たちを選んだ、と。
つまり、私たちがその物件を買えます!ということでした。
おー、これは予想外の展開!!
「買えないだろうなぁ」とほぼ確信していたので、これにはちょっとびっくりしました。
また同時に、まだ遠いところに感じていた負債のプレッシャーも一気に最終コーナーを回ってきました。おぉぅ、本当にこの額返せるのかい?
しかし、買えることは万々歳です!
まさか自分たちの手元に来るとは!
その日はささやかなお祝いをしました。