
徒然:未知なる終着駅
車輪が刻む音は、風の流れと溶け合いながら遠ざかる。
曲がりくねる軌道の先、光の柱が空へ伸びている。
選んだ道が正しかったか、そんな問いはもう必要ない。
煙が描く軌跡のように、過去は背後に溶け込んでいく。
目の前に続く線路、それだけが確かなもの。
行き先を知らずとも、心は揺るがない。
どこへ辿り着こうとも、それが自分の選んだ終着駅なのだから。
fin
車輪が刻む音は、風の流れと溶け合いながら遠ざかる。
曲がりくねる軌道の先、光の柱が空へ伸びている。
選んだ道が正しかったか、そんな問いはもう必要ない。
煙が描く軌跡のように、過去は背後に溶け込んでいく。
目の前に続く線路、それだけが確かなもの。
行き先を知らずとも、心は揺るがない。
どこへ辿り着こうとも、それが自分の選んだ終着駅なのだから。
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