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2020年 年間ベスト10「国内インディーズバンド 特に印象に残ったタイトル10作品を紹介。」


こんにちは。HOLIDAY! RECORDS の植野秀章です。

2020年に販売したもので特に印象に残ったものを紹介します。

フィジカルになっているもの。
その中でもHOLIDAY! RECORDSで販売しているものからチョイスしたので非常に偏ったセレクションですが、何かしらの面白さを感じて頂けたら幸いです。

順位を付けるのは得意ではないのでランキング形式ではありません。



non albini / NOSTALGIA KING (テープ)

このローファイ感とジャンルをまたぐボーダーレスな感覚が
2020年に聞いていて、最高に気持ちいい!
輪をかけて最高なのがポップパンク由来のメロディーセンス。
「kyoto」はFMでヘビロテでもおかしくない破壊力のキラーチューン。




Allancmo / OVERHEAT

大阪のインデイーロックバンド、ズカイのフロントマンによるソロ作品。
ズカイの楽曲とは一線を画す様々なリズムとエレクトロサウンドによるアッパーなポップ・ミュージック。
2020年現在、Allancmoこと、まんくもは過小評価されている。

YAJICO GIRL、ベルマインツ、ナードマグネット 、そしてムノーノモーゼス、カネヨリマサル、さらにはアフターアワーズ 、宵待のメンバーも参加。
関西シーンの旬なメンツを総動員して放たれたのが、このようなラップ、R&B、エレクトロポップ・サウンドだという点も面白い作品。




田中ヤコブ / おさきにどうぞ
まるでビートルズのIn My Lifeを聞いたときに覚えるような多幸感。そんなグッドメロディーが次から次へと押し寄せてくる傑作。
60年代から地続きの魔法を宿したような名曲たち。
だけど、どこか懐かしいようでいて、彼の曲はどうしてこんなにも新鮮に響いてくるのでしょう。そこに田中ヤコブ氏の凄さがある気がしてなりません。
ニヒルなようで熱い歌詞も大好き!





YMB / ラララ

今年屈指のロングセラー作品となりました。
なんてことのないようなポップス、ギターポップ作品にも思える。
だけど掴めそうで掴めない歌詞や、曲中の気持ちの良いリズムの切り替えなど、他にも素人の僕が気づかない沢山のポップの魔法が緻密な計算のもとに詰まっているんだと思う。
だってバンドの中心人物みやもは青春時代に家に引きこもって作曲ばかりしていたという逸話を持つのだから。



Laura day romance / Farewell Your Town

いかにもシングル曲らしい爽快でキャッチーな曲調の「sad number」の次の作品が、こんなにもアコースティック色の強いコンセプトアルバムになるとは少しも思っておらず驚いた。
バンドの挑戦的な姿勢とポテンシャルの高さに感動させられました。
ユーモラスな響きのイントロを持つ「憧れの街」が特にお気に入り。





Charlotte is Mine / SOMEDAY IN THE BREAKFAST

元々バンド編成だったけれど、今作からソロ・アーティストへ。
これがまるでソロになった事を逆手に取るような自由さで、
その才能の爆発に驚いた。
バックグラウンドにエモ、オルタナを感じるところや、
メランコリックな歌声の魅力はそのままに、ベッドルームポップ・アーティスト然とした親しみやすさ、かわいらしさ、自由奔放さが加わって、ますます刺激的な存在になっている!





Bearwear / :LIVING IN THE ECHO CHAMBER

前作はデビュー作ながら、その完成度の高さに驚いた。
そして今作からは未知の領域に到達しようという彼らの気概を楽曲や作品構成からビシビシ感じる。
そのクリエイティブな姿勢に感動した作品。





Subway Daydream / Twilight

大阪から突如出現。その楽曲の良さで瞬く間に人気者となったギターポップバンドの初音源!
「オルタナティブ・ロック、インディーロックから受けた影響を見事に反映した良質な楽曲」と「全方位対応型の、抜群に華のある歌声」のミラクルな出会い!
だってメンバーはバイト先で偶然出会ったっていうんだから。




猫戦 / 「鶴/サテライト」 (8cm CD)

その優雅な歌声も素晴らしい。インディーポップ・バンドがAORを奏でているような可愛らしいサウンドを鳴らす京都の大学生バンド。
8cm CDというフォーマットにもサウンド同様、過去の煌びやかな時代への憧れを感じる。
バンド名も不思議だし、随所に面白いセンスを魅せる。
このCDの収録曲はバンドで最初に作った2曲だという。
しかし到底、そうは思えない完成度!
メンバーはPictured Resortのファンだというのも信頼できる感じ。





mel / dayflower

幻想的な雰囲気と攻撃的な要素を併せ持ったインディーロック。
全5曲中、4曲が性急なビートで駆け抜けていく。
海外インディー直系のサウンドながら、日本語詞の歌も見事に違和感なくハマっていて素晴らしい。
すでに完成されている感じがあるので、次作以降でどんな変化を見せてくれるのか。そこに早くも期待しています。



いかがでしたか?
一覧はこちら!

non albini / NOSTALGIA KING (テープ)
Allancmo / OVERHEAT
田中ヤコブ / おさきにどうぞ
YMB / ラララ
Laura day romance / Farewell Your Town
Charlotte is Mine / SOMEDAY IN THE BREAKFAST
Bearwear / :LIVING IN THE ECHO CHAMBER
Subway Daydream / Twilight
猫戦 / 「鶴/サテライト」 (8cm CD)
mel / dayflower




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