国民精神総動員?

いわゆる「政治的」な発言をこれまではそれほどしてこなかった国民同士が、行動パターンや生活様式の違いを指摘し責め合うような雰囲気になってきています。まるで近衛内閣の「国民精神総動員」後みたいな雰囲気ですね。政府や首長を責めないのに、そこにだけ一所懸命なところに国民・市民の不思議を感じています。

子どもを預けられなければ外へ連れていくしかない。夫婦のどちらかしか運転できなければ二人でスーパーに行くしかない。倒産・閉店の危機なのなら、どんな形でももがくしかない。そんな一人ひとりの環境と、誰も交代できない。家庭の状況も、借金の額も、痛みも、比較はできない。

これは、政府がきちんとした策も出さずにいることが原因です。補償もせず「自粛」を要請し、「自粛」できる環境にない店舗や市民に批判の目が向くようにすれば、政府への批判をかわすことができると思っているのではないでしょうか。政府は国民の分断を図ることを目指しているとしか思えません。

僕はまず政府を責めたいです。ふざけんなよ、首相。なめてんのか、厚労省。

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