トイレ紀行 #0
汚れたトイレが嫌いだ。それが公共のものであったとしても、自分が使う前に掃除して、出るときも掃除してしまうくらい、私は汚れたトイレの存在を認めていない。
つい、掃除しちゃうよね
掃除の範囲。便座は当然で、事と次第によっては、床・ペーパーホルダー・ドアノブ・手洗い場にも清掃の手が伸びる。最近は個室の壁面にアルコールが設置してあることが増えたので、汚れと目があった時はここぞとばかりに掃除する。アルコール設置がないトイレを使用する場合は、携帯している「まめピカ」(※ライオン社のトイレの拭きとりクリーナー)で勝手に掃除をしている。
なぜ、まめピカを持参してまでやるのか
私は「まめピカ」をスマホのごとく携帯して外出しているのですが、なんでそんな嵩張るものを携帯しているのかというと、トイレトレーニング中の2歳児を育てている時、きったねぇ公共トイレの便座に美しい我が子を座らせることに抵抗があったから。
私は自分で自分のゆとりを作り出す親になりたかった。子供がおしっこ出そうな時に、汚いトイレに保護者が焦ってピリピリし出すなんて、子供にとって不安でしかない。なにもかもはじめてなのに、いきなり「そこは触っちゃダメ!汚い!」と怒号が飛びやすい公共トイレの空間。
こんな空気がよどんだ場所じゃ、やる気出ないよなぁ、失敗して当然、と思ったし、安心して座って大丈夫だよと太鼓判を押したかった。それに、トレーニング中は我が子がトイレを汚してしまうことも多く、そんな時でも跡形なく清掃できる道具を持っている安心感が「失敗しても大丈夫!どーぞどーぞ!」というゆとりに繋がった。安心できる環境が整えば、子供は自然とできるようになる。私は「まめピカ」を携帯することにより、トイレトレーニングが早く終わったと感じている。まめピカ様に感謝してやまない。
そんな感じで「まめピカ」は当初、幼児を育てるアイテムのひとつとしてオムツと一緒に持ち運んでましたが、そのうち一拭きでサッパリしたトイレ空間に変化させるのがおもしろくなってきてしまい、トイレトレーニングが終わった後も、「まめピカ」を携帯するのがひとつの習慣として私に定着した。
公共トイレを勝手に掃除する原動力は何か
とはいえ、なんでこんなことを私は習慣化してるんだろうと思ったので、改めて考えてみた。
単なる潔癖症
後で使う人に、私が汚したわけではないと弁明したい
汚れ=治安の悪さ。自分の使う場所の治安は良くしておきたい
これが三位一体となり、私をトイレ掃除へと誘っていると思う。
変なの〜と我ながら思うけど、清潔なトイレの方が気分良いんだもん。
このnoteは、そんな私の記録です。