こんな時に。近江商人に学ぼう。
みなさん
こんばんは。オラ1008のASAPJAPです。(^_-)-☆今日の報道で、首都圏&北海道は25日判断、という結論が出ましたけれども、、、もう25なら5月末までの方がすっきりしませんか?(*'▽')。数字はあてにできない、、、と思っています。さて、こんな時だからこそ、経営者や社会人は経営哲学をもっていたら、良いと思っています。今日は、経営哲学について、シェアしたいと思います。
商人たち
みなさん、「商人」と書いて、何と読みますか?「あきんど」です。イマドキ、「あきんど」なんて言葉も使わないかもしれないですが、もしみなさんが会社に属していたら、会社に「あきんど」はいるかな?と考えてみてください。(*'▽')
また、自分は「あきんど」かな?(*'▽')とも考えてみてください。
わたしは、ばりばりの関西の(あ、ひとくくりにすると怒られますね。(笑))しかも、創業87年の会社に在籍していました。
入社面接のときに、当時2代目にお会いした際、会社の経営者という感じよりは、「商人」だなという印象を持ちました。(*'▽')
入社後もそれは変わらずで、この商人な社長についていく幹部は多いのもうなずけると思ったものです。一族が代々TOPを務める会社(今は、組織編成が変わり、外部の人が4代目)なのですが、そこでわたしは「あきんど」精神を養えたかなと感じます。
さらには、「関西」の「ビジネス」ではなく、商売のやり方を学びました。関西出身の方との付き合いも、今も多いです。
('ω')わたしは、東京出身で、両親も東京で田舎がない代表族ですが、関西の企業に就職して、全国各地の方々との交流で、関西ってこんな感じなんだなぁ、面白いなぁと感じたものでした。(*'▽')
義理人情に厚くて、イマドキのクールな印象はなかったけど、涙もろい。東京もんだとわかると、最初は警戒しつつも、東京もん然としていないとわかってもらえると、仕事を通して、飲み会などでは、すっかり打ち解けて、意気投合して、締めのラーメンに(笑)、なんてこともありました。
ここは、関西なのに、うどんじゃないんだなぁとか、そういうところも面白かったですね。※うどんすきの美々卯さん東京は閉店(´;ω;`)残念。
かと思えば、商売の究極のシーンでは、切れ味鋭い判断や行動力を見せるのも、東京とは違うな、という感じでした。(*'▽')
切り札を出すときの勢いがあるなぁと感じます。
そんな関西の商人たちのルーツはどこから来ているのでしょうか?
商売の源流は関西から
現代においても、商売の源流は、多くは「関西地域」から発生しています。
そのパイオニア的な存在が、「近江商人」たちです。今の日本では、滋賀県にあたります。歴史的建造物では、「彦根城」が有名ですね。
日本3大商人といえば「近江・大阪・伊勢」です。
地域により、取り扱い品目が異なりますが、近江商人は国外へ出て商売を行っていて、「流通・商社・繊維」と主に派生しました。
また、滋賀県出身の企業家を、近江商人とよぶこともあります。近江国内だけの商売は「地商い」と呼ばれます。
近江商人の哲学
近江商人が残した哲学の中のいくつかをご紹介しますね。('ω')ノ
1、「三方よし」(売り手。買い手。世間)という言葉があります。
これは、昭和になって、意味合いをまとめた言葉ということで、中村治兵衛の家訓から、という史実となっています。
2、陰徳善事 という言葉があります。
意味合いは、人知れず善い行いをすることを言い表したものです。
具体的な事例として、近江商人は、『飢饉普請』(ききんふしん・ふしょう)という行いをしていました。
これは、農業が天候不順などで、作高がうまくいかない時、小作人を雇って、荒れた畑を耕せ、お金を支払っていたそうです。
今でいえば、景気が悪い時に実施して、雇用を生み出す、公共事業のようなものでしょうか。
小作人を大事にして、できれば、長く働いて、たくさんお金を支払いなさいという哲学がありました。(*'▽')
困っているときほど、お互い様精神が、昔から根付いてたと言えます。('ω')
現代では、このような緊急事態の最中に、いかに企業や個人で陰徳を積めるか?が問われていると感じます。
震災の時、自宅のガス・電気がいち早く復旧した御宅の方が、経営者だったそうなのですが、地元の方に、お風呂を開放していたんだそうです。
この経営者は、今、経営を後進に譲り、ボランティア活動に力をいれられているそうです。(*'▽')
そして、この企業は、震災前の売上、利益ともに5倍なんだとか。(^_-)-☆
まさに、こういうことですよね?これぞ、陰徳善事のもたらした、恩恵と言えます。
すでに、この方は自分で電気代、ガス代を負担していますよね。そして、毎日、使い終えたら、お風呂掃除をされていたと思います。
('ω')この人が、もし、1回お風呂使うの、200円ね。とかやってたら、多分、会社もつぶれたかもしれませんよね?(*'▽')
地元の企業ですから、住民の間で、すぐに悪い噂はすぐ広まりますよね?('Д')残念ながら、良いうわさよりも、悪いうわさの方が広まるのは速いです。
近江商人の代表的な企業
以前、1社目時代に、担当した企業に大丸百貨店があります。松坂屋百貨店も担当してましたが、統合後は社風の違いを感じました、、、(>_<)
さて、実は、大丸百貨店の企業理念は「先義後利」です。
これは、「先義而後利者栄」という旬子の教えです。
わたしが、自分の経営の中で、最も重視している経営哲学です。
「義を先にして、利を後にするものは栄える」という意味です。
社会やお客様に義を貫き、信頼を得てからこそ、その信頼から企業の利益は生まれるというものです。
大丸百貨店は、近江商人の代表的企業と言えます。
他には、高島屋・山形屋・白木屋・伊藤忠商事・丸紅・住友財閥・兼松・ヤンマー・双日(日商岩井・ニチメンも)・トーメン・東レ・ワコール・西川・日清紡・東洋紡・日本生命・武田薬品・ニチレイ・トヨタ自動車など。
みなさん聞いたことがある企業ばかりだと思います。近江商人が得意とする業種ばかりですね。(^_-)-☆
近江商人に学ぼう。
いかがでしょうか。みなさんは、日ごろどのような経営理念・経営哲学をお持ちですか?(*'▽')
先にお金もらって、あとで商品やサービスを提供する
なんとなく、今のスタンダードになりつつありますよね?('ω')
自分から何も動かないのに、たくさんのお金が欲しいと思う。
サービスをすでに受けているのに、お金を払うのが惜しくなる。
仕事の紹介ばっかり欲しがって、報告やお礼すらしない。
その人が何かを相談したら、断る。
お金払っているんだから、これくらいやってくれて当然と思う。
お金払っているんだから、うまくいって当然と思う。
すべて、こういうことがあると、商売はうまくいかない。('Д')
先に出して、あとでもらう。これぞ、「商人精神」なのではないでしょうか?(*^^)v
先に出すものって、自分にとって出せるもので良いのです。
ない袖はふれぬということわざの通りです。ないのに無理して先に出そうとするのではなく、自分が出せる問題のないものを惜しみなく出していく。
それが、人のご縁の広がりになっていき、仕事にもプラスに動いてくる。
最初から期待して、出してやったと思わずに。(*'▽')
今、コロちゃん騒動で、すこし事件性があるものの報道や、経営不振で立ち行かない企業、労働者、いろいろ、困難な状況の方々が、いらっしゃることと思います。
こういう時、頼りになるのは、国ではなく、家族・友人・会社の同僚・取引先・同業者・地域の方だったりするんじゃないかと思います。
苦しい時は、お互い様。困ったとき、苦しい時に助けてくださいと言える企業やひとは、社会的に孤立しないのです。(*'▽')
みんな、できる範囲で誰かの力になっていけると思ったら、もう少し、今の殺伐としてきた環境もよくなるんじゃないでしょうか。(*'▽')
今、経営者の皆さんは、特に横の連帯をつないで、まとまっていく時。
中小・零細企業・個人事業主の団結が必要だと感じます。
異業種も同業他社も関係なく、情報交換や労働力の提供などできることがあると思います。
観光バス会社が医療従事者の送迎や、軽症患者の輸送を行ったり、農家の人手不足に、応援に行く企業があったり、今までかかわりがなかった企業間での連携も増えてきています。
このような連携がもっと全国に生まれていければ、、、と。
経営者じゃなくとも、個人でもできること、やっていきたいですね。(*'▽')今こそ、近江商人に学んでいく時。そう感じます。
本日もお読みいただきましてありがとうございました!(^_-)-☆
またUP予定です。アディオ~(*'▽')
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