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高知で小さな会社をつくって1年経ちました|NEXTMEDIA-振り返りと2期目の目標

こんにちは、ネクストメディアの坂上(さかうえ)です。

2021 年 12 月にネクストメディアという会社を登記して、1 年が経とうとしています。実際には、本格的に仕事をスタートしたのは 4 月からなのですが、2 期目を迎えるタイミングでこの 1 年を振り返り、内面的な変化や来期に向けた決意などを残しておきたいと思います。

まず結論として、創業前後に「仕事をいただけるのだろうか?」「やっていけるのだろうか?」と感じていた不安は、この 1 年弱で「メンバーを増やさなければ期待に応えきれない」というものに変わりました。

ひとえに、ご指名いただくクライアント企業さん、紹介や協業の声がけをくださるパートナーさんのおかげです。
改めて、感謝申し上げます。

この記事の内容は、自分自身の振り返りと一緒に働くメンバー向けになっているように思います。

目次から気になったところだけ、拾い読みするなどしていただけると幸いです。

はじめに:ネクストメディアは、何をする会社か?

「Who we are ?=僕たちは、何者か?」

生まれたばかりの会社で仕事をつくることは、手探りでサービスを作りながらお客様を探すデコボコ山道を行くような感覚があります。暗中模索しながら歩いていく過程で、自分たちはどんな存在で、誰の役に立てるのか?を考える事が増えました。

ネクストメディアは、事業会社、Web 制作会社、広告代理店の 3 つの立場を経験したメンバーによって立ち上げました。

現在、Web サイトやパンフレットなどの設計・制作、リスティング広告や SNS 広告などの Web 広告運用、アクセス解析やデータ分析を用いた改善提案、商品・サービスのコンセプトやネーミング開発、ロゴマークデザインなど、いわゆる Web マーケティングや広告、デザインの領域でお仕事をいただいています。

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「Web 制作会社」「デジタルエージェンシー」「デザイン事務所」に近い業態と説明するのが分かりやすいかもしれません。

力を入れているのは、ツールをつくる前工程の「設計」とツールを活用した結果の「分析・改善」です。
この役割を中心にしているため、クライアント企業さんが指定する制作会社さんや代理店さんの間に立って、設計やディレクションをサポートすることもあります。

Webサイト制作前後の「設計」「分析・改善」に力を入れるようになったのは、高知では早くからアクセス解析などのデータ分析による広告や Web サイトの改善に取り組んだ経験からです。

Webサイトから売上を上げようと現場で試行錯誤する過程で、

1. 成果を上げるには事業の強みを組織が自覚し、強みを言語化したコンセプトをコンテンツに反映させて、メッセージとして顧客に届ける一貫した活動が必要

2. 自社の強みに対する理解を組織で共通化して初めて、成果を検証する / データを活用することができる

という 2 つの結論にいたりました。

①強みを言語化し、情報発信のコンセプトメッセージやコンテンツに反映させる。そのうえで、②発信したメッセージや販促施策が望む成果を得ているかどうかを分析して改善策を生み出す

①は、Webサイトや広告・販促ツールのコンテンツや視覚的なデザインに着手する前に、4 つの独自フレームワーク活用して言行一致のコンセプトをつくる「強みの言語化・戦略の可視化」

②は、制作したツールや広告クリエイティブ、あるいは販促施策の効果を計測するために、成果を定義し、施策の成果を測るための「Webデータ活用の仕組みと体制づくり」

という一定体系化されたサービスとしてクライアント企業さんに提供しています。

この 2 つの仕事を、制作パートナー / 施策の実行支援 / アドバイザリーの 3 つの立場を使い分けながら、クライアント企業さんを支援するパートナーシップのかたちが、僕たちの特徴なのかなと考えています。

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しかし、多くの場合「強みの言語化」や「データを活用できる仕組みと体制づくり」は、クライアント企業の「顕在ニーズ」ではありません。

実際にこれまでは「Web サイトをリニューアルしたい」という顕在ニーズによって問い合わせをいただき、ヒアリングや議論を重ねる中で、「自社の強みが分からない」課題に気づく流れになるケースが多かったです。

そのため、創業当初は自分たちを「Web 制作会社」と位置づけ、Web 制作の前工程のコンセプト開発や戦略設計、後工程の分析と改善も行う Web 制作会社という位置づけで、認知活動に取り組もうと考えていました。

しかし、この 1 年を振り返ると、結果としてクライアント企業から相談いただく内容や、提案・提供するサービスが当初の想定と異なる「Web 制作以外」の割合が高くなりました。

1 年を待たずして、「Who we are?=僕たちは何者か?の社外的な見せ方」を変更しようと考えています。

具体的には、社内的に定義していた、【コーポレート・コミュニケーション=組織の情報発信】×【デジタル・トランスフォーメーション=Webの活用】に重なる領域の課題を解決するチーム=ネクストメディアという在るべき姿を、自分たちに課すだけでなく、そのまま外向けにも伝えていくことにチャレンジしたいと思っています。

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自分たちが相手からどう見られているかを意識し、現実を踏まえて相手目線で、実態を変えていく。
改めて「人に知ってもらう」ということは、なかなかに難しく奥深い領域だなと思います。

1 期目の業績:本格稼働〜7ヶ月のP/Lと案件種別

ネクストメディアは、2020 年 12 月登記した会社で、11 月末が決算になります。
残り 1 ヶ月を残した P/L ベースの業績予測は、創業前に掲げた目標売上には到達せず 9 割のところで着地になりそうです。

いっぽうで、売上総利益、営業利益、経常利益などの数値は目標と予測を上回ることができました。
フルタイムで仕事をスタートしたのは 4 月からですので、四半期短い期間を考えると悪くないように思います。

これは、初年度の制作案件における内製化率を高く保つようにした効果もあります。

しかし一番の要因は、初年度は Web 制作の仕事が中心となるという予想が外れ、コンセプト開発や分析、体制づくりなどツール制作の前工程や後工程の支援案件の比率が上がったためです。

コロナ状況下で、オウンドメディアや広告に対する経営者さんや事業責任者さんの意識が「とにかく作りたい」「とにかく発信したい」ではなく、「いかに改善するか」に向かっていると感じた 1 年でした。

周囲の Web 制作者さんからは、補助金を活用した Web 制作や EC サイト構築の仕事が増加していると伺うことも多いですが、ネクストメディアは補助金の話は少ないです。

広告代理店時代のクライアントとは、少し異なるニーズに対してサービス提供できているのかなと感じます。

2 期目は、一定期間の受注案件を振り返ってサービス開発に活かせるよう、見積もりツールや会計ツールにステータスを割り振って、業務別の売上や利益率などを分析できる状態を作りたいと考えています。

新規顧客との接点 / 仕事の引き合いの獲得

■ 自社サイトを通じた引き合い
当初考えていた自社サイト(ドメインが.teamなのでチームサイトと呼んでいます)を通じた引き合いの獲得は、コンテンツ拡充の時間が割けず、目標のページ数に届きませんでした。

SEO を意識したコンテンツで 100 位圏外から、10 位以内まで持っていくことができたのは、クライアントワークで行っているノウハウが一定再現性があると確かめられた結果ではありました。

2 期目は、1 期目の試行錯誤から、新しい取り組みや新サービスも生まれているので、自社サイトのコンテンツを増やし、興味を持っていただける機会を増やしたいと考えています。

既存顧客・パートナーその他からの紹介
ありがたいことに、1 期目の新規のお仕事の 6 割が紹介でした。

特に、会社員時代に一緒にお仕事をしていたパートナーさんだけでなく、創業してから接点ができた新しい人間関係から、紹介をいただくケースが多く、驚きと共に感謝しています。

「知人の会社が ”なにか困っている” が、課題が特定できない」

「描いた理想像を、具体化したいのだが、何から手を付けたらいいか分からない」

このような依頼内容が "ふわっと" しているご相談がほとんどだったのですが、初回の打ち合わせでお仕事が決定することも(というより、現時点ではほぼ 100% 受注)。

バーニングニーズ(頭の上に火がついている)を自覚しつつも、どう解決したらいいのか / 誰に頼んだらいいのか分からない、という状況の企業さんが多いのではないかと感じています。

■ セミナー登壇・講義
会社員時代の 2017 年頃から、主に同業者(Web制作者)さん向けのセミナーや勉強会で登壇のお声がけをいただくことが増え、コロナ禍以前は年間 10 本以上、課外活動として登壇をする年もありました。

Web 業界では、同業他社に所属する人たちが、互いの知識や技術を持ち寄り共有するボランティアベースの勉強会=コミュニティが元気です。
地方であっても、集まる人達の熱量はとても高い印象がありましたが、この数年で地方のコミュニティは勢いを失っている印象があります。

コロナ状況下で有料級のセミナーがウェビナー化していき、最新の技術や知識、成功事例の共有などは、オンライン上に溢れています。

関心事が近い仲間が集まって、互いの表情なども確認しながら、ここだけの話…と悩みや目標などを肴に懇親を深める。それが、コロナ禍で自由にできなくなりました。

僕は、ウェブクリエイターズ高知というコミュニティの実行委員ですが、リアルの場に集まれない、懇親会などで講師や参加者と直接的な交流ができない状況で、地方の勉強会コミュニティの存在意義を考える時間が増えました。

それが、2021 年の中頃から、状況が変わってきました。

少人数で対面+業界特化のオフライン勉強会のご依頼が急にポンポンと増えました。「少人数でもオフラインで濃い話を」と皆さんおっしゃいます。

会社員時代から登壇のお話は、条件によらず時間の許す限りお受けしています。

目の前の仕事をしているだけでは会えない方と接点を持てたり、業界課題を知ることができたり、セミナーの準備をすることで振り返りができたりするのためです。

登壇活動は引き合い獲得とは切り離して、参加者の方の満足だけを考えるよう意識していますが、自分たちの仕事や価値を言語化したり、客観的なフィードバックを受ける機会として、今後もできる限り、やっていきたいと思います。

商品開発&デリバリー:サービスをつくって提供し、成果を上げて満足いただく

ネクストメディアがいま力を入れているのは、強みの言語化してコンセプトをつくること。そして、言語化したコンセプトをコンテンツに反映させることはもちろん、現実の事業実態を合わせていく企業努力の支援です。

Web サイトやパンフレット、広告などのデザイン制作は、ビジュアル面で判断されがちですが、デザインしたツールが成果を上げるためには、地に足のついた "エビデンスあるコンセプト" が必要だと信じています。

さまざまな業種・業態のクライアント企業さんとのお仕事の中で、あるいは 300 サイト以上の Web サイトの設計や分析を通じて、「型」をつくれるものについては、ある程度、方程式としてサービス提供できるようになってきました。

もともとは、Web 制作のお仕事とセットで提供することが多かったコンセプト開発や Web 解析の仕事は、現在では独立したサービスとして発注いただくことが増えました。

ただ、多くのビジネスフレームワークがそうであるように、「型」を使って成果を導くためには、個々の事業内容や組織課題に合わせた運用が必要です。

また「型」を使うプランナー個人の視点や経験が、アウトプットや成果に影響する属人性の高い業務領域です。
いま以上に多くのクライアント企業さんにサービスを届けるためには、僕たちチームの体制強化や教育も必要になります。

2 期目は、情報発信 × Web活用の成果を上げるために必要な要素を 6 つに分類し、それぞれサービス開発&改良を行うとともに、サービス提供をする体制を整えていきたいです。

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組織:チームをつくる

僕は昔から、広く友だちをつくるのが得意なタイプではありません。
仕事を通じて、必要とされる職能を身につけることによって、何とか身を立てている…あるいは仲間に加えていただいていると自覚しています。

創業前後には、先輩経営者の方に「坂上さんは参謀タイプなので、自分がリーダーになるよりも、リーダーを支える戦略家が向いているのでは」というアドバイスをいただくこともありました。

コミュニティの代表も経験し、自分でもリーダー向きではないのかもと感じています。

リーダー経験の総量が圧倒的に少ないので、経験値不足なのも否めません。

でも、僕個人がリーダー向きではない=チームとしてリーダーシップを発揮できないということではないと、今は思っています。

何をすべきか、何を為すべきかという指針や思想の旗を立て、コトに向かうチームをつくる。

一人のリーダーの個人技やカリスマ性ではなく、チームで共有でき、共感できて一緒に目指そうと思える目標や世界観を発掘することで、リーダーシップのあるチームは実現できるんじゃないかと思うのです。

人と人が対面で向かい合うのではなく、隣に立ち同じ方向を見て、協力しながら前進していく。
仲間と議論しながら、ときに躓いたり衝突しつつも、そんな関係がつくれたらなと考えています。

創業前から議論して掲げたミッション、ビジョン、バリューを対話と実務を通じて深めていき、意思決定や行動のベースにできるようにしたいです。
また理念の実践が成果や業績につながるような仕組みや、それを体感できるような機会をつくっていくのも 2 期目の目標です。

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能力開発:学習と成長の機会を共有する

組織の情報発信の成果を上げるという役割を果たすには、思考や概念を言語化したり、可視化したりする能力が求められます。

クライアント企業さんに対して、あるいはクライアント企業の顧客に対して、メッセージを伝えるためにもそうですが、チームとして成果を上げたり、価値提供をするために、チーム内で思想やノウハウを共有することも重要です。

そのため、1 期目から営業時間内に時間を割いて、毎週の勉強会の時間、メンバーとの 1on1 を実施しています。

■ 毎週の合同勉強会「ネクストラボ」
発端は、岡山でセミナー登壇させていただいた際に、あるコンサルタントの先生から「話の内容は良いし、話の進め方も悪くない。でも、話し方が全然ダメ」と指摘を受けて、話し方の訓練をしようと、自分勝手な理由で始めた勉強会です。

同時期にメンバーから「僕の個人技で処理され、ブラックボックス化している仕事が増えている」という指摘があり、知見を共有、共通のノウハウとして使えるチームになるための目的があります。

気になるトピックや、実務の中からテーマを募集して、実務にフィードバックする時間になればと思っています。

現在は広告代理店、Web 制作会社、ネクストメディアの 3 社のメンバーが参加する合同勉強会として、累計 170 回を超えて続いています。

なお勉強会の概要は、チームサイトで公開しています。


■ 状況と状態をシェアする「ネクストワン」
スタートアップ企業で導入されている 1on1 を試しにやってみよう!と始めた隔月の 1 対 1 のミーティング。

対象者のキャラクターや興味に合わせてカスタマイズしてますが、おおよそ 30 分〜1 時間程度で、①体調や精神面も含めて互いの状態を共有する、②ぶつかっている課題や気になっていることを共有する時間をつくっています。

直近ではメンバーに加え、パートナー企業の新人研修で実施していますが、思った以上に前向きな感想をもらえているので、仕組みとして継続したいと思っています。

互いの理解を深めてフォローしやすい関係をつくる努力が、日々の円滑なコミュニケーションにつながる感触です。

いろいろ調べていると、1 on 1 の弊害や「過保護」といった意見もあるようなので、バランスを見ながら運用するつもりですが、2 期目からは③組織と個人の目標や課題のすり合わせ、期待される役割と評価のギャップを埋める目的も加えたいと考えています。

"孤島" の外から知識を吸収し、現場で実装するDNAを持つチームにしたい

「高知県は、陸の孤島」

本州との交通の便が悪さから、このように表現がされることもある高知ですが、知識や発想力を武器とするホワイトカラーとしては、情報収集や世の中の流れを感知するアンテナの感度が "孤島" になってしまうことを恐れるべきと考えます。

思考力、着想、仮説の構築と検証などのスキルは、日々、好奇心をもって目の前の仕事の先や奥を見つめる視点や、仕事と顧客、社会に繋がりについて深く思考する訓練によって身につくと感じていて。

"外のものさし" を受け入れるオープンさと、"内のものさし" の精度を高める思考の深海へダイブする孤独との対峙の 2 つが必要だと考えています。

僕の好きな言葉に、

学ぶとは、心に誠実を刻むこと
教えるとは、共に希望を語ること
ルイ・アラゴン

というものがあります。

この 2 つを並べてみて、「学び合い、教え合う」とは、
素直な心で現実や課題に向き合い、そこからポジティブな未来を描き、そしてそれを現実に実装するための行動を起こすこと。
一人では達成できない目標、つくり出すのが困難な未来を、一緒につくる仲間になっていく努力だと捉えています。

友だちは自然に「できる」ものですが、仲間は「なる」もの。

仲間になるには共通の目的、目的に向かう意思と、共通の思想が必要だと感じているので、考えや思いを共有する機会を 2 期目もできる限りつくりたいと考えています。

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求人とオンボーディング:採用と能力開発へのチャレンジ

■ 合流したメンバーがスキルを獲得しやすい環境整備
ご縁あって、パートナー会社さんの研修や、高校や大学などでの講義などを経験させてもらっていますが、人の成長や学習を支援するのは本当に重要で難しい仕事だなと思います。

2 期目からは正社員として働いていただけるメンバーを募集したいと考えていますので、新メンバーがスムーズに社内の知見をキャッチアップできる環境づくりが急務です。

Web 制作や Web 広告など Web マーケティングを成功させるために必要な知識・スキルは多岐にわたります。それを自ら学ぶだけでなく、クライアント企業さんにサービスとして提供し成果を上げ、満足いただくには、クライアントの事業とマーケット、組織への理解と洞察が必要になります。

ネクストメディアのメンバーは、成果を上げるために必要な知識を幅広く持っていると同時に、少なくとも 2 つ以上の「自ら設計し、実装できる」専門領域を持っている状態を目指したいと考えています。

既存メンバーのスキルセットを分解、あるいは今後必要になるスキルの探索を行い、新しいメンバーが必要な知識とスキルをスムーズに獲得できるよう、ドキュメント化と仕組みを整えていきたいと思います。

現在、試験的に運用を始めている Notion を Google Workspace や Slack を活用して、オペレーションと知識の獲得&共有が行える状態を目指します。

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■ 必要な職能とスキルの言語化と体系化
3 名で立ち上げたネクストメディアは、一人のメンバーが担う職域が広いのが特徴です。例えば、僕自身は新サービスのコンセプト作りから、Webサイトの設計、プロジェクト管理、広告のクリエイティブの作成、コンテンツライティング、アクセス解析やデータ分析まで、必要に応じて幅広く対応しています。

ただ、今後チームでサービスを提供していくために、全員が同じような広さを担うよりも、強みや得意領域を核としながら、隣接する領域についての理解もあり、互いの専門性を活用し合える状態を理想と考えています。

■ 現在の組織的な課題
2 期目からメンバーを募集する背景として、Web サイトや広告制作の周辺領域で必要と思われる業務を次々と拡張した結果、多くの業務が僕を基点として回っている状況ができあがってしまっている状態があります。

当然ながら、担える業務の範囲が広くても、一人の人間がデータ分析をしながら、Webページのコンテンツを組み立てるといったことは、同時には行えません。

また、前述したとおり、新しく発生するお仕事のほとんどが「何が課題なのか分からない」という状態でキックオフになります。

先の見えない濃霧の航路の先を照らす、あるいはスパゲッティのように絡まった状態を何とか解きほぐし、課題を構造化して、組織としてアクションが打てる状態に落とし込む。

< プロジェクト"以前" からプロジェクト化まで >
ビジョン(理想の姿)

イシュー(解くべき課題)

アプローチ(課題を解くための手法を探索)

プロジェクト(課題解決につながる具体策の束)

一番最初に発生する難度の高い「プロジェクト化」という仕事に、僕自身が時間を割ける状態をつくり、再現性ある手法を探りたいと考えています。

新しく入ってくださるメンバーには、僕の担っている業務を良い意味で積極的に奪っていただき、社内の体制づくりに時間を割ける状態をつくっていただくことを期待しています。

■ 個人的なチャレンジ
創業を決めた 1 年前から、使える全ての時間を仕事に注ぐと決めて、突っ走ってきましたが、ずっとこのままでは「ただひたすら走る」だけでは、成長が鈍化すると考えています。

短距離走ではなく、マラソンに強くなるために、心身を鍛え整えることも必要だなと 1 年経って改めて感じています。

余裕がなくなりチームに迷惑をかけないよう、サポートしてもらいながらも、もっと成長しなくてはと思います。

また、時間を作り出して、やるべきことを整理したり、新しい知見に触れる機会を増やしてくこと、目の前のお客様だけでなく、もう少し広い視野で自分の貢献できる場を見つけるのも、自分の仕事だと考えるようになりました。

この数年で、高校生と関わる機会も増え、もともと興味があった "実務者教員" という働き方の目標もできました。

ビジネス現場で自ら実践し、ザラザラとした手触り感のある学びを、他の誰かのチャレンジに活用できるノウハウとして加工し届ける。

再現性や伝達力のあるノウハウをつくる仕事にも興味が出てきています。

そのためにも、目下、ネクストメディアという会社を一つのプロダクトと捉え、価値を提供し続けるサイクルをつくる。これこそが、成し遂げるべきチャレンジです。

おわりに:仲間募集とまとめ

ネクストメディアはまだ生まれたばかりの赤ん坊のような状態。
僕たちも会社という船の舵取りを上手にできておらず、フラフラしながら海を渡ろうとしている新米です。

正直、金銭面での待遇は魅力が小さいと思います。
でも、仕事は面白いです。求められているし、感謝もしていただけます。

もし興味を持って、同じ船に乗ってくださる人がいたなら、一社員というよりも共同創業者に近い関係で、一緒に仕事をすることになると考えています。価値を作り、届け、それをチームが受け取れる報酬にも変えていく全てのプロセスを強く太くするにはパワーが要ります。

そう考えると、シンプルに相性なんかも大事なのかもしれません。

メンバー募集はしていますが、いろいろと足りていない状況なので、転職関係なく、興味を持ってくださった方がいたら、お話できると嬉しいです。

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ネクストメディアの採用ページ

坂上のTwitter

創業 1 年目の感想を 1 つだけあげるとしたら、会社員時代よりも、考えることや話したいこと、聞いてみたいことが増えるなぁというものです。

飲み会とかが減ったのもあるかもしれませんが、話ができる人がいるのは、幸せなことなんだなぁと思う今日このごろ。

2 期目も楽しみながら頑張りたいと思います!
長文・駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

あ、note を書く頻度ももう少し増やすのも目標です。
引き続き、よろしくお願いします。

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hokutooo
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