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【休職中のおっさんストーリー#2:きっかけ】世間からしたら些細なこと?いや自分にとっては大したこと

ある朝、鼻毛が白かったことに気づいたおっさんは、現在休職中である。
まぁ、そんな感じやけど、まず始めに休職したきっかけを振り返ってみようかな。

そんな些細なことが自分にとっては大したこと


初めに言っておくけど、鼻毛白かったおっさんの休職のきっかけって、世間からしたらほんまに大したことないと思う。
パワハラを受けたわけでもないし…
給料とボーナスはそれなりに出てるし…
生活に苦しんでるわけでもないし…

普通の暮らしはできてるわけで、「えっ…そんなことで休むんや」と周りからは思われてるかもしれん。もっと辛い思いしてる人から見たら、屁みたいなもん。
でも、ストレスの受け方は人それぞれ違うみたいで、周りが思う”そんなことで”が自分にとっては大したことではなかった。

将来の不安へとつながった2つのこと

で、本題の休職のきっかけなんやけど、広い範囲でみると”将来の不安がどっと押し寄せた”からやと思う。
原因を考えてみると2つあって
①給料の手取りが下がる
②自分には社会から見てスキルが何もない

給料が下がるとやっぱ不安になるんよ


①を詳しく話すと、自分は今工場で働いていて、そこで二交代の勤務をしている。
ところが通常勤務に変わる話が出てきた。
交代勤務をしてると深夜手当とか付くし、やっぱ給料がいいんよね。体はしんどいけど…

で、通常勤務に変わる話が出てきたのも、自分を管理職の道へと進めたいからってのが会社の理由なんよね。
周りは”ええ話やん”て言うけれど、管理していく立場になるといろいろプレッシャーとかあるやん。
それに管理職候補に挙がったのも、特別自分に能力があるとは思ってなくて、ただ単に他にやれそうな人がいないからやと思ってる。

そやから「給料が下がるのに仕事内容が割が合わんな」って思った。
管理職になって将来は給料が上がるかもしれんけど、上限があってしれてる。
だから将来より今。目先の額面が下がるのが嫌な気持ちになった。

スキルの無さを改めて感じてしまった


②は①の話の続きで、給料が下がってしまうから転職を考えてみたんよね。
そこで今までの自分のキャリアを振り返ってみた。
そこで思ったことが、自分って社会から見て「これができます!」っていうスキルが何もないやんってこと。

今の仕事は検査業務で、製品の寸法を測ったりするだけ。その前の職業はホテルでの接客業。
”あなたはどんなことで貢献できますか?”と聞かれたとしても、「こんなことができます!」と大きな声で言えるものがない。

当然、自己分析はしてみたけれど、それでも誇れるものは見つからない。
とても自信が無くなった…

過去を振り返って不安は大きくなるばかり


今まで自分は何もやってこなかった、努力してこなかった、のほほんと生活してきた。
その結果が今こうなって現れている。
過去を振り返って後悔ばかりしているうちに、気分はどんどん落ちていった。
「この仕事を続けていることで、何のためになる?」と将来が不安になってグッと胸が痛くなり、そして仕事が手につかなくなった。

つづく…


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