我が青春の黒歴史・FF7
FF7リメイクがついに発売されましたね。
制作の第一報より4年。
PS1版の発売から数えるとなんと23年もの歳月を経て、私たちゲーマーはやっとこの日を迎えたのです。
23年前というと私は10歳。2つ上の愚兄(のちに妹のゲームや漫画を根こそぎ売り払ってPS2を買うドクズ)がおり、
我が家には何故か
”妹がゲームに触るのは兄がクリア後 完全に飽きて見向きもしなくなってから”
という田舎にありそうな長男様万歳謎ルールが適用されていました。
特にFF7は良作だったため兄は条件を変えながら何度も何度もやりこみプレイに興じ、
やっと手離した頃には私は13歳になっていました。
——13歳。
このnoteを読んでくださっている中に
元オタク
元腐女子
元中二病
の方がいらしたら、13歳で何かにダダハマりする事のヤバさがお分かりいただけるでしょう。
あ でも
「分かる〜!NANAとか快感フレーズとか超好きだった!あたしまじオタクだしww」
みたいな人は住んでる世界線が違うようなのでananの膣トレ特集でも読んでいてくださいね。
また会いましょうおげんきで。
ちなみに私が好きだった漫画はすごいよマサルさんと魔法陣グルグルです。
ラノベだとゴクドーくんシリーズです。
話を戻しましょう。
13歳でファンタジーの住人たちと世界を救う使命を担った私は、
元々のオタク気質も手伝ってか文字通り寝ても覚めても授業中も、四六時中ゲームの事を考えていました。
クラスの仲良しオタク女子と共に攻略法や
あのキャラが格好いい、〇〇君ちょっと似てるよね等とデュフデュフ語り合い
同人誌を貸し借りする幸せな毎日。
しかし その恍惚の日々もやがて終わりを告げます。
中3になり急にある事実に気付いてしまったのです。
「脳味噌にゲームの事しかないのはキモいのでは」と。
「モテねば」と。
それ以来オタク仲間たちと
「この暮らしから足を洗おう」と契りを交わし、
眉を細くしスカートを折り
愛読書もファミ通やファンロードからセブンティーンへと鋭角の路線変更を遂げ黒歴史の完全なる封印に成功。
全員無事に高校デビューを果たしました。
それからはガンダムにやや釣られるものの
周囲にオタバレする事もなく普通に大人になり普通に恋をし、普通に結婚。
のはずが
夫との距離が近付いたきっかけがまさかのガンダム。
そして畳み掛けるような
「君はゲームはしいひんの?」
という甘い囁きに、ついに黒歴史の封印を解いてしまいました。
FF7にハマりすぎて全く勉強しなかった事
長髪赤マントのガンマンキャラに惚れ込んでいた事
スピンオフ作品の初回限定版ポスターに毎日おはよう おやすみを言っていた事
モテたくて断腸の思いで脱オタした事…
加えて
もしリメイク版が発売されても
再び寝食をかなぐり捨ててハマる危険性があるため
絶対に手を出さないと誓いを立てている事も。
夫は「うわ〜キッモいな〜!おもろいから発売されたら絶対買うたろ!」
と全く意に介さず、ついに先日
「またかなぐり捨てたらええやん、寝食を」
との金言と共に禁断の果実が手渡されたのでした。
それがつい先日の話です。
待ち焦がれたリメイク
理解ある伴侶
幸か不幸か世は外出自粛
有り余る時間…
さぞデュフデュフいわしながらコントローラーにかじり付いている事かとお思いでしょう。
そう都合よくはいきません。
【悲報】御歳33歳 ゲームする体力がない
デュフデュフ言いながら始めたものの開始10分で画面に酔い、
眼精疲労と頭痛で2時間が限界でした。なんたる無念。
でもいいの。いいんです。
13歳の私はモテたい一心で自分の心に嘘をついた。
でも今は
「すごい!すごいで!俺は今、誰も知らんお前を見とる!」
「めっちゃ喋るやん!」
「めっちゃ早口やん!」
「ごっつキモいで!!」
と私の黒歴史を遅れてやってきた青春の1ページに塗り替えてくれる人がいる。
よかった、オタクでよかった。
そして子供の頃は忌々しかった、高橋名人のあの言葉を胸に刻むのです。
“ゲームは1日1時間”
今日も私は地球を救います。
(諸事情により)1時間だけ…
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