第七期V名人戦 V-A盾5局目 七ツ星北賽VS常盤台メイ 戦型予想(七ツ星北賽視点)
↑実際の対局はこちら
(試合後追記)まぁ形だけ当たったけども!!!!!全然予定通りにはいきませんでしたね!!!
戦型予想
こちらが後手なので(当日まで先手だと思ってた……)あまり誘導はできませんが、将棋ウォーズで確認したところ、メイちゃんの直近先手2局が3間飛車のため、3間飛車を想定しました。こちらはショーダンシステムで迎え撃ちます。
想定棋譜
▲7八飛 △3四歩 ▲6八銀 △4四歩 ▲7六歩 △6二銀 ▲7五歩 △5四歩
図1から▲7四歩 △同歩 ▲同飛 △5三銀 の瞬間に何かないか念のため 調べましたがなさそうなのでこれで。
相手が▲7四歩をいつ指してくるかはさすがにわかりませんが、こちらの△5三銀に合わせてくるのが自然かなと思いますし、メイちゃんっぽいかなと想定します。
図1から▲4八玉 △4二銀 ▲3八銀(玉) △5三銀右 ▲7四歩 △同歩 ▲同飛 △7三歩 ▲7六飛 △4三銀
先に△5三銀よりは△4二銀のほうが作戦ばれしないかな、というのと、相手に▲3八銀ないし▲3八玉を指してもらいたいという狙い。
この時点ではこちらの戦型は決定してませんが、こちらがショーダンシステムを使ったことがあるのは知られていますし、最近の棋譜を見られていたらもっと前段階でバレているでしょう。でも俺に勝つことだけを想定していたら居飛車系を練習していると思うので、たぶん3間飛車にはしてくれると思います。手順中▲3八銀で▲3八玉だとだいぶ話が変わってきますが、直近の棋譜だと▲3八銀っぽさがあるのと、△4二銀に呼応するのは銀を動かすほうでしょう。(そうなの?)
図2から、▲3九玉 △4五歩 ▲6六歩 △4四角 ▲6七銀 △2二飛
△4五歩に対して角交換は、いかにもこちらの注文通りですし、してこないでしょう。(別にいい手でもない)応手は▲7七桂とかもありますが、感覚的に▲6六歩に賭けておきます。
概ねこのような戦型になると思われます。
ここまでで予想が外れるとしたら、外れそう順に
1.金無双に組んでくる→こちらの進行は変わらず
2.2なんか真ん中ぁ…に囲ってくる
3.▲4六歩と突いてくる(高美濃)→こちらの角は一旦3一になる
4.そもそも3間飛車じゃない
あたりが想定されます。急戦は仕掛けてこないと思います。棋風的に。
さて、図で先手は▲6五歩と指して△2六歩を阻止したいところです。するでしょうか? するほうに賭けます。こちらの△2五歩に対応する手だからです。
図4から、▲6五歩 △4二金 ▲9七角 △9四歩 ▲8六歩 △7二金 ▲8五歩 △5二玉 ▲9七角
まあそろそろ予想から外れてると思うのであんまりこの先を続けても……という気がしてきましたが、もうちょっとだけ。
図6以下、△2六歩 ▲同歩 △同角 ▲2七歩 △4四角 ▲5六銀 △1五歩 ▲同歩 △1七歩
▲5六銀はしそうなような、しなさそうなような。
図6から、 ▲同香なら △5五歩 ▲6七銀 △2五桂 ▲2八玉 △1七桂成 ▲同桂 △1二香打 ▲1四桂 △2四飛 で勝ちの一例とします。
また、図6から▲同桂は△1五香▲1八歩△1六歩で良しとします。相手が▲1六歩△同香▲1八歩だともうちょっと穏やかに一旦収まるようです。
この辺が本命の変化とします。
第二本命としては金無双かと思われます。
こちらの△4五歩に対して相手が対応した時点で(応手は▲6六歩でも▲7七銀でもいいですが)、相手の囲いが図9のように判明していなかった場合、△4四銀右~△5三角~△3五銀を目指します。
……と言いたかったんですが、相手が▲7七桂だとかなりデリケートな指し回しが要求されそうです。どうしよー。金無双やらないでくれー。(現実逃避)
相手が▲7七角だと△5三角にいけそうですが、▲7七桂だとこんな感じになるかな……?知らんけど……。
そんな感じの備えでいきます。