12分の7が終わり、則ち後半戦が始まりまして。
こんばんは、頑張れ頑張れ℃チクショウ!トゥインクル・コーポレーション所属の(今年も今のところ)新ネタ量産マシーン、ジャパネーズのウネモトモネで御座います。
んにゃ。ホンマは終ったその日の深夜とか翌日には更新しようと思っとったんですが、何やろな、燃え尽き症候群的な感じなんやろか、とにかく得体の知れない怠惰の念に包まれて、数日遅れの更新になってしまったのじゃよ婆さん。というワケで昨年7月から続いている一ヶ年企画、毎月新ネタ15本ライブの7回目、後半戦スタート回のセルフ振り返りnote開幕。
過ぎ去りし、2024年1月27日(土)、下北沢・しもきたドーンにて開催されたジャパネーズ Experimental conte live『15のコント達#7ナナって十回言って。』。令和6年1発目の新ネタ15本ライブ。まずは披露した可愛い可愛い我が仔たちの名前を御紹介。
1.ピザ10
2.THE実在part1
3.2時間パック
4.記憶の漂流者
5.Who are you?
6.二人寄れば
7.BAD MANNER GUY
8.親父ギャグ売り~サイカイ~
9.俳優アチャ・マサノブ
10.桃色商店
11.百合屋崎球根の苦悩
12.おおばとおばた
13.揉めごと
14.THE実在part2
15.ぬい席食堂
ここからは作者ウネモトによる微ネタバレ含みネタ紹介&解説。「まずはネタバレ無しでコントを視てみたいよ!」という方は毎度恒例感謝感激雨霰のエレ片リスナー遅刻豚さんがYouTubeにアップして下さったコチラの動画たちをご覧下さい。
遅刻豚様、毎度毎度本当にありがとう御座います。
はい。ここからは宣言通り微ネタバレ含み解説のはじまりはじまり。
1.ピザ10。毎回恒例のサブタイトルチューンコント。「ナナって十回言って。」からの10回クイズかと思いきや…。こういう然程脈絡のない会話劇コントをテンポ良く出来るのって割とうちの持ち味な気がします。
2.THE実在part1。元々は題材になっているあの早口言葉のアレが実在したっていう設定で書こうとしたコント。でもその場面設定でストーリーを展開させていくにはあまりにも僕のアレに対する知識が足りなかったので、結局は王道の言葉遊び系コントになってしまった。そしてアチャさんが意外とスラスラ言ってた。
3.2時間パック。アチャさんに愉しんでもらおう系コント。愉しそうでしたねぇ。自分で笑っちゃってたのはめちゃくちゃ減点対象だけれども。あの人はあの場面で絶対に笑うはずがない。もっともっと自分に酔ってくれて良かったんだよアチャさん。後半はきっちりコント。
4.記憶の漂流者。アチャさんが最近覚えたある楽器を活かしたコント。めちゃくちゃ力技のはちゃめちゃ展開だけれど僕は結構好き。漂流者の読み方は「ひょうりゅうしゃ」ではありません。コントを観た(視た)人には正しい読み方がわかるはずバノンノン。
5.Who are you?今月の実験的コントその①。アキネーターとコントの融合。当初は僕だけが設定を知っている所にアチャさんが入って来て「このコントの設定をコントの役のままアキネーター方式で当てる」っていうのにしようと思っていたのだけれど、その本を書くのがはちゃめちゃ大変そうだったのでひとまずは断念してシンプルな形に。リベンジはしたいと思っている。あと最後にヒント出し過ぎた。
6.二人寄れば。「ジャパネーズ、その場面設定のコント何本持ってんねん!」というやつ。けれども中盤からの展開のは他の人のネタでも観たことがないと思う。上手いこと尺調整して4,5分のバトルライブでもやってみたいなぁと思う。ああいう掛け合いも意外と卒なくやっちゃう小器用コンビ・ジャパネーズ。
7.BAD MANNER GUY。今回屈指の感覚系コント。アチャさんが「こういうシチュエーションでこうなった時になんか起こったら面白くない?」と提案しモネが「ああ、じゃあその瞬間にあの曲流れたら面白くない?」と提案し出来上がったコント。もう本当にバカ。めっちゃ好き。
8.親父ギャグ売り~サイカイ~。15のコント達唯一のシリーズものコント。もうアレよね。7回全部観て(視て)いる人も付いて来られてないよねぇ。笑太と笑介って区別付きにくいよねぇ。笑太と麗亜が腹違いの兄妹っていうのは伝わってますかね?ここから更にとんでも展開になっていくので、その、すみません。多分ほとんどのお客様を置き去りにしてしまいます。てへ♡
9.俳優アチャ・マサノブ。アチャさんの台詞覚えを楽にしよう!&二人の正月太りを解消しよう!というコント。アチャさんはアチャさん本人役。本当にめっちゃ汗かいた。はちゃめちゃ動いた。けれど動画で視返すと「あれ?もっと長いこと動いてた感覚だったのに、こんな短い?」と思った。劇中で奇しくも言っていた「映像で視ると小さくまとまっちゃうんですよ。」の体現。
10.桃色商店。今月のお客様宿題コント。今回の宿題テーマは「エロス」と「コンビニ」。凄く凄くウネモトっぽい官能解釈。そしてゆるっとアチャさんの台詞覚え負担軽減。37歳恋愛経験ほぼ0のウネモトは「恥じらい」を「エロス」と捉えけり。ちなみに小道具のレシートを貰う為に開演前に実際に肉まんを買いました。もちろん食べたのはアチャさんです。あっはん。
11.百合屋崎球根の苦悩。これは僕がある芸能人さんのある自己紹介ギャグを「アレがああだったら面白いな。」と思った所から作ったコント。アチャさんの持つ独特の雰囲気も活かせた気がする。アチャさんも結構お気に入りのコント。やっぱ何言ってるかわかんないことをしつこく繰り返すのってジワジワ喰らいますよね。
12.おおばとおばた。今月の実験的コントその②。絵が描くのが得意で大喜利が苦手なモネと、大喜利が得意で絵を描くのが苦手なアチャ。お互いがお互いの解答を絵にして答えた時どちらが面白くなるのか実験。コントなので一応二人に自分自身ではない役柄をつけて。うん。でもあの演出無くても良かった。結果アチャさんの大喜利&ギャンブル魂に火が付いて16分超えの長尺に。お題提供してくれたコンピューター宇宙のブティックあゆみ、天の声をやってくれたハイパー敏腕音響・照明スタッフ内田さんにも感謝。タイトルの由来はお察しのとおりDEATH NOTEの作者のそれです。アンケートに「バクマン。の二人ですか?」と書かれていて、なるほどプチジェネレーションギャップ。
13.揉めごと。これは稽古場での新ネタ会議の際にアチャが「こういうのどう?」と提案したのに対して僕がこのコントの劇中のように「なんか、○○○○○○○○○○○!!?」と思わずツッこんだ所から生まれたコント。本当にね。心配になります。観に来て下さったレッスン祐輝さんはこのコントが一番良かったと仰ってました。確かにネタ中レッスンさんの笑い声が結構聴こえました。
14.THE実在part2。2のシリーズ。アンケートにもあったけれど、このパターン結構他にも作れそうよね。てか作れるよね。ということで今後ネタアイディアが出ずにどうしようもない時はこのシリーズにも助けを乞うてみようと思います。こっちもアチャさん意外とスラスラ言えるんかい。次は難易度上げてやりましょう。
15.ぬい席食堂。全世界待望のぼこちゃん出演コント。いやぁぁぁああぁぁぁ~~~~~可ン愛いかったでえすぅぇえぅうぅえぇぇぅうねぇぇぇえぇぇ~~~~~ッ!!!ぼこちゃんの可愛さとモネの狂気の所為で破綻しているコントに思えるかも知れませんが、個人的には割と設定しっかりしているコントだと思ってます。見せ方次第。
という15のコント達で御座いました。昨年の10月くらいからネタアイディアのストックも尽き始め、台本が揃うのが遅くなり、結果稽古時間が短くなってネタの完成度を上げ切ることが出来ないままに披露することが増え(まぁ新ネタライブなのである程度は仕方ないことなのですけれど)、「来月こそは早めに台本を!!!」と毎月毎月言い続けてきたのですが、今月もまた月初に弾丸帰省から戻って来たタイミングで発熱を伴う風邪(インフルエンザや新型コロナではなかった)をこじらせてしまいダウン。またしても台本を書き上げるのが遅くなってしまった。結果的に15本揃ったのが3日前。おげげ。
とは言え今回は「5.Who are you?」とか「12.おおばとおばた」のような台本は枠組みだけであとは当日ぶっつけ本番で、みたいなコントも多かったので稽古比重の振り分けが出来たのは良かったですかね。アンケートではああいう少しお客さんを巻き込むような形のコントはイヤイヤという意見もありましたが、一応他のライブでは出来ないようなコントにも挑戦するという意味合いもある"Experimental conte live(実験的コントライブ)"なので今後も思いついたらああいうコントをするやも知れません。申し訳ない。
今回の使用音源トラック数は30。何とか前回から10減らすことが出来ました。ハイパー敏腕音響・照明スタッフ内田さんへの負担も少し減らすことが出来たかなと思いましたが「12.おおばとおばた」の天の声をお願いしてしまったが故に「おおばとおばた」のネタ前に緊張で少し腹痛を起こしてしまったそうで…何とも何とも申し訳ない。内田さんアナウンス映えする良い声をされているのでついついお願いしてしまいました。今後は天の声は無しにします、絶対。働いてもらい過ぎ。
出発前のジャパハウスでアチャさんが「今回関係者見学ひとりも居らんやんけ…。」と肩を落として涙ぐんでいた(1.5倍くらい盛った描写)ので「関係者の方是非ぜひお越し下さい!」ポスト(アチャさんのどアップ顔写真付き)をした結果、既に上記した事務所の先輩・レッスン祐輝さんとトゥインクルライブにも出演されているフリーの18才のエビフライさんが連絡を下さって観に来てくれました。感謝。
前回は本編が延びに延び過ぎて出来なかった、このライブのスピンオフ企画『150の親父ギャグたち~アチャ・マサノブ5分間親父ギャグポストチャレンジ!~』も無事やることが出来ました。今回の記録は78。前回の記録72を超えたのでチャレンジは成功。次回以降が厳しくなりそうな好記録ですけれど。毎月150個親父ギャグ考えているのも地味に凄いし、毎月150個親父ギャグの毛筆画像描いている白石マネージャーも凄い。ストイックに3人で何してんねん。
そして今回のエンディングのくじ引きで決定した来月のお客様宿題コントのお題は「プレイステーション13」「おばけ屋敷」「ツインテール」。最初は1つでやって、そっから2つに増やしましたが、ここから更にブーストをかけるべく3つにしてみました。「3つなんて出来るのか?!」と思う方も居るかも知れません、しかしウネモトはエンディングで「今までやってやれなかったことないから大丈夫!」と大見得を切りました。そして今、朧気ながらもうコントの概要が浮かんでおります。わっはっは。
このお客様からお題を戴く宿題コント。今まで「ゲロンチョモ」「エスカルGO!!!」「君がくれた黄色い花」「全国ろくろ首首のばし大会」「桃色商店」とかなり良い感じのコントが生まれております。そして今僕の頭に浮かんでいるヤツをきちんと本にして形に出来たらきっと来月のも良い感じのコントになるはず。ということで少し気の早い話になりますが、次々回、3月はこのお客様宿題コントを使ってちょっとしたことをやってみようと考えております。アチャさんにはまだ言ってないけれど。でも愉しそう。乞う御期待。
さあて、こうして無事後半戦も幕が上がりました。残り5回で奇跡の1本を生むことが出来るのか。いやもしかしたら既に生まれているのかも知れない。とにかく6月までまだまだ諦めずに挫けずに腐らずに藻掻き足掻き苦しんで愉しんでゆきますので、引き続き観測・応援の程宜しくお願い致します。
次回は2024年2月24日(土)、同じく下北沢・しもきたドーンにて18時開演。サブタイトルは『さぁ貸す本屋に置いてないハチ巻』。どんな15本が出揃うのか愉しみに待っていておくんなもし。御予約は既に受付開始しておりますので下記リンク参照の程。
それではまた劇場でお待ちしております。徐々暗転。