36歳芸人のとりとめのない日常24。
こんばんは、芸人になりたいと思えた自分に感謝、トゥインクル・コーポレーション所属の単独屋、ジャパネーズのウネモトモネで御座います。
50日目。
寒いっすね。本当に嫌んなっちゃう。急に話は変わるけれど「不織布」という文字をコロナ禍になる前から僕は何度も目にしていた。花粉症持ちでもあるし、割と喉を大切にするタイプの人間だし。マスクは年中通して結構買っていて「不織布」という文字も本当に何度も何度も目にしていた。けれども僕はコロナ禍になって何かテレビのクイズ番組で「『不織布』の読み方は?」っていうのを視て、なんかのクイズ番組じゃない「ネプリーグ」だ絶対、あの5人で一文字ずつ書くやつや、で「あ、この文字めっちゃ視ているけれども今まで何て読むかを気にしたこと無かったな。」と思って「正解は『ふしょくふ』でした!」っていうのを視て始めて読み方を知った。
で、何が言いたいのかというとですね。初めて「不織布」という文字の並びを視た時に「何て読むんだろう?」と疑問を持って調べて「ふしょくふ」だと知ることの出来る人間が、芸人やっていても売れることが出来るし、他の職業をやっていても成功するんじゃないかって思う訳です。(※)
根拠とか、まぁ僕の爆裂右脳型脳味噌でも多少論理的っぽく説明出来るかも知れませんが、でもそんなのよりも直感的にそう感じました。今日。というか日付変わって昨日。取り立てたきっかけがあった訳では無いけれども。
ブラインドタッチ。何となく出来ている。ちゃんとブラインドタッチを学ぼうと勉強とか訓練をしたことは無いのだけれど、大学生の頃からほぼ毎日パソコンでこういった意味も価値もない長文を打ちまくっているから自然と身についた。そうなんだよ。僕はこういう所が良くない。僕が今のところ身に付けているスキルって全部そうなんだ。訓練とか稽古とか苦手で、ただ趣味的に習慣としてやり続けた結果身についているだけ。そういうんじゃなくってちゃんと「身に付けよう」という意思の下に訓練・稽古をしてスキルを手にすることの出来る人間が(※くりかえし)
と「※くりかえし」と書いて思ったのだけれど、デジタルオーディオっていうんですかね、サブスクとかiTune Musicとかそういうやつ。そういうの全盛でCDが売れなくなっている今の時代。歌詞カードを視る人も減っているんだろうな。そういう人はどこで歌詞を確認するんだろう。ネットか。僕もネットで歌詞とかギターコードとか調べるもんな。でもなんかあの歌詞カードって良いですよね。CDって音楽だけじゃ無くってジャケットとか歌詞カードとか色んな所にアーティストさんの想いが込められていて好きなんだ。まぁ実際にはアーティストさんの意思とは関係なく事務所とか大人の都合とかそういうのでデザインされたりするやつもあるのだろうけれど。少なくとも僕が好きなアーティストさんのCDジャケットとか歌詞カードとか盤面デザインとかにはそういう想いを感じる。まぁ恋は盲目なのかも知れないけれど。
夜更かししてアルバイトをしてめちゃくちゃ疲れて帰宅して仮眠をとって相方のバイト帰りを待ってラジオを録って晩酌して夜更かししてアルバイトをしての※くりかえしなここ最近。脳味噌が腐って身体がカチコチになってしまいそうだ。身体がカチコチになるのは筋肉痛とかもあるのだけれど。日付変わって今日も6時間後くらいにはバイトに行ってチャリンコぶっ漕いで水道メータを視ているのだろう。
12月12日に開催された『トゥインコ総会』の配信を視させて戴きました。僕らの所属しているトゥインクル・コーポレーション。エレキコミックさん、ラーメンズさん、街裏ぴんくさんを輩出したトゥインクル・コーポレーション。2022年、はしこばしさん解散、月見峠さん解散、ブーメラン学園さん解散、藤子さん引退、エキストラさん解散。僕らが所属した時にトゥインクル若手班の屋台骨を支えて下さっていた先輩たちの相次ぐ解散と引退。そんな現状を何とかしようとエレキコミック・今立さんが企画して下さったライブ。
めちゃくちゃ面白かった。僕がトゥインクル所属芸人だから多少ブーストはかかっているのかも知れませんが。所属歴の浅い僕らの知らないトゥインクルの歴史も学べて、更に"お笑い芸人"という生き方の悲喜交々のリアルを要所要所で感じられて。めちゃくちゃ笑ったんだけれど、時折なんかセンチメンタルな気持ちにもなって。めちゃくちゃ濃厚なライブでした。たとえ芸人では無くても人間としてこの社会の中で藻掻き苦しみながら「幸せになりたい」と願い生きている者ならば共感する部分が沢山あると思います。未視聴の方は是非ぜひ購入してご覧になって下さい。1,000円という格安なお値段で御座います。
M-1とかキングオブコントとかテレビのネタ番組とか、そういう陽の当たる場所じゃない所にもひとりひとりの人生が在って生き様が在る。そういうのって「お笑い」という業種に限らずそうだと思う。それを美化して崇めろとは言わないけれど、無視するのってなんか寂しいじゃないか。でもそれを無視出来る人の方がきっとお金は稼げるんだろうな。何を拾って何を捨てるか。やっぱ地獄だよこの世界は。愉快で残酷な地獄だよ。
そんな2022年12月13日の36歳芸人のとりとめのない日常でした。