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表現アートセラピーって?

「表現アートセラピーって何?」
そう言われた時に、どう説明したらいいのか。
まだ、なかなか言葉にできない私がいます。

まず先に、専門家の言葉を紹介しますね。

1970年代に欧米で発展した芸術療法

一つの媒体に限らず、いろいろなジャンルや表現をすべて使い、心、からだ、感情、スピリチュアリティすべてにアプローチするホリスティック(包括的)な療法です

表現アートセラピー研究所より https://www.hyogen-art.com/about

アート(絵を描く・ライティング・ダンス・ドラマワーク・音楽etc…)の表現を通して、心や体、感情にアクセスするワークです。

まだまだ分かりにくいですよね。
もう少し、紹介させてくださいね(^^)

私が学んでいる、 atelierYS(アトリエワイエス)の吉田エリさんの本に書かれている言葉が、心にストンと落ちます。

表現アートはたとえれば心のヨガのようなもの。
絵画、ダンス、音楽、文章、ドラマ。
あらゆる表現媒体を使って、
今自分が感じていることを素直に表現していきます。
それはまるで心のストレッチ運動のよう。

吉田エリ 著/「はじめてのアートセラピー」/河出書房新社 版

どうでしょうか。少しイメージが湧いたでしょうか?

ちょっと私の言葉で書いてみますね。

表現アートセラピーでは、
心で感じていることを「絵」や「言葉」、「音」や「踊り」「演じる」など。

心で感じた気持ちを、体を通じて自分を表現していきます。



アートと聞くと、ちょっとハードルが高いイメージですよね。
実は、そんなことはないんです。



表現は「自由」で「無限大」∞まるで広い海のよう。


そこには「上手い」も「下手」もない、

「ジャッジしない」世界が広がっています。



「今・ここ」を大事に、表現することを純粋に楽しみます。

とにかく楽しい!が出発点だった

表現アートセラピーに出逢って、1年と少し。
周りから「表現アートセラピー」ってどんな感じなの?と聞かれると。

私は最初の頃、「とにかく楽しい!」「体の奥底からビリビリする!」
「本当の自分で居られる。」「生きている感覚がする。」

そんなふうに思っていたし、そう答えていました。

体験したことがない人にとっては、「ほう…。それで???」ですよね。

アトリエワイエスでの表現アートセラピーの時間は、
私にとって「自分の感情をオープンに出してもいい。」
とっても「安全な場」でした。

本当の「自分」を出せる場に出逢えたことが、ただただ、嬉しくって。
自分がアートを通じて「表現」することに没頭していました。

今振り返ると、それだけずっと長い間、自分の心に蓋をして。
「純粋に湧き上がる気持ち」を、
ギュッと心の奥に押し込んできたんだなぁと。そう思います。

そのうち、ただただ「楽しい!」と思っていた日から、
時間が経つにつれ。

「おや…これはどうも、楽しいだけじゃないぞ。」
「ワーク中、怒ったり、泣いたりするようになった。」
「あれれ?私、こんなこと思ってたの?」

心の奥にギュギュッと押し込んできた、
感情や思考パターンに気付くようになりました。

本当の自分を知る

「〇〇は、こうあるべきだ。」
「〇〇しちゃいけない。」
「私なんか、どうせ◯◯だ。」

そんな、おどろおどろしい感情や言葉が出てくるようになります。

そんな「思い込み」や、何層にも重なった。
自分に対して「否定的な感情」の氷の塊が
じっくり溶け出してくるとともに。

もう何年も変えられないと思ってた。
呪いの言葉のように、自分にかけていた色んな「思い込み」から
少しずつ、解放されつつあります。(マインドリセット)←まだまだ掘り起こし中

そして、少しづつですが。
「本当は◯◯したい。」「◯◯な自分でありたい。」
「ワクワクすることをやりたい!!」

といった、純粋な気持ちもムクムク湧いてきています。

これが、1年間の表現アートセラピーを通じて、私が体験したことです。

まだまだ、表現アートセラピーの山を登り始めたばかりの私ですが。
今できること、小さなことから一歩づつ。
表現アートや長年親しんできた音楽を通じて。
心がほぐれる時間や場を作って行きたいと思っています。

私の根っこの部分ある。

私の心に「灯り」をともしたり、誰かの心に「灯り」をともせたら…という
気持ちを大切にして。

日々、暮らしていきたいですね(*^^*)

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