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政府・日銀、苦渋の為替介入準備 急速な円安に危機感

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA147QM0U2A910C2000000/

現在、急速に円安が進み、ドル円は142~4円程度をキープしている。一年前は115円程度であったのが見る影もない。これを受け、日銀は為替介入の準備のための「レートチェック」を実施した。今までは「望ましくない」というだけであったが、ついに日銀は円安解消のため、為替介入を行うのか?

しかし、市場を見るに、これらの動きはただの介入の振りとして見られているようだ。結局は口先介入であろうと予想されている。このレートチェックにより、多少のドル円レートは多少の反発を見せたが、大きく変わっていない。なぜ日銀が為替介入をしないと多くの市場関係者が考えているのか、それは、結局のところ、為替介入にはアメリカ側が協力しないと予想できるからだ。ドル安になれば、アメリカの輸入物価は上昇する。金利を上げたにも関わらず、直近のCPIも前月比で上昇を見せていた。この状況で、インフレ加速の要因をアメリカが容認するわけはないのだ。日銀だけ動いたとしても、そこまで大きな結果は得られないだろう。とにもかくにも、日米間の金利差は、これからも円安圧力として働き続けるであろうことは間違いない。

日銀が21~22日に開く金融政策決定会合には目が離せない


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