【今日のニュース9/15】FRB金融引き締めへの警戒による株価変動

今回は、株式投資初心者・中級者の観点から「利上げの警戒と株価の変動」について執筆する。

米消費者物価指数(CPI)の予想以上の上昇を受け、世界の市場で米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが景気後退を招くリスクへの警戒が強まっている。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB142O40U2A910C2000000/

この動きは、日本の株価指数にも顕著に現れている。以下には日経平均株価指数と東証株価指数のチャートを表示しているが、14日のある時点で急激に株価が下がっていることが分かる。

Google Finance:市場概況>日経平均株価
Google Finance:市場概況>東証株価指数

このように、国際経済・国際金融は日本の株価に大きな影響を与える。そのため、株式投資家は国際経済・国際金融を学んで、経済の大局的な動きを理解しなければ、大損をしてしまう。

特に、今回のような「利上げへの警戒」に関して述べると、景気が良いときに大きく伸びるのは、工業株やハイテク株である。しかし、金利が上げられ、景気が後退した際、工業株やハイテク株は大きく下がる可能性が高い。

そのため、利上げの警戒として、工業株やハイテク株が売られ、需要が不景気でも減りにくい生活必需品関連の株や電力・ガス関連の株が買われ、その際株価が大いに変動する。

それゆえに、株式投資家にとって、利上げに対する警戒の根拠となる米消費者物価指数(CPI)の上昇率といった指標の確認が重要なのである。

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