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【今日のニュース 6/14】株価急落、利上げやめちくりー

〈ポイント〉
・ダウ工業平均が急落。一時1000ドル超え
・FRBの利上げも警戒し「弱気相場」に
・日本平均も大幅続落

〈解説〉
13日、ダウ工業株30種平均は急落した。終値は876ドル安となったが、一時は1000ドルを超える下落も見せた。下落要因は①インフレ②株安③仮想通貨安だ。株式相場は「弱腰」となっており、今後も続く見通しだ。アメリカ株の影響を受け、本日の日経平均株価も500円近く下落している(2022/6/14現在)。アメリカは現在、最も自身の生活上でインフレが感じられる国だろう。食品やガソリン高が進むうえでFRBの金融引き締め政策から景気後退の傾向があり、スタグフレーションの懸念が強まっている。投資マネーの撤退が加速しそうだ。S&P500種株価指数は1月初旬につけた最高値からの下落率が2割を超えている。
暗号資産の下落も一因だ。世界の仮想通貨の時価総額は13日に一時1兆ドルを割り込み、代表的な仮想通貨ビットコインも一時2万3000ドルを下回り、およそ1年半ぶりの安値をつけている。大手企業による出金停止や送金の一時停止が下落の要因となった。
インフレにより投資に回す資金が減少している上、金融引き締めによる景気後退観測から株安の状態にあり、仮想通貨も下落している。「弱気相場」はまだ続きそうだ。
米連邦準備理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)で、年末時点の政策金利見通しを上方修正する見込みだ。この会合で0.75%の利上げに踏み込むとの見方が強まっている。
ECBも利上げを表明しており、各国は「インフレ退治」に取り組むが、日本は緩和を継続しており金利差が開いている。13日の外国為替市場では、一時1ドル=135円台前半まで下落した。円安は国際競争力の低下も表し、日本にも厳しい状況が続く。

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